おまけの時間

仕事に追われて過ぎゆく日々の“しおり”として。

『P.S.アイラヴユー』観てきました

2008年11月03日 11時14分55秒 | 出来事
映画『P.S.アイラヴユー』

昨日観てきましたが、結構いい映画でした。
以下、ネタばれありです。



























この映画、登場する人物はそんな美男美女だらけではありません。
いや、むしろ…

てなわけで、ストーリーがより重要視されるわけですが、
期待通りの流れになっていました。

・夫が亡くなったという状況をどの段階で観客に知らせるか
・生前の夫の良さをどうやって知らせていくか

がポイントだったと思います。

最初の点は、まさにアッサリ。冒頭しばらくして。
これが良かったと思います。

この時点では夫が亡くなった悲しみはそこまで観客には浸透していないのですが、
手紙が届くにつれて、夫との思い出が並行して描かれ伝わっていきます。
夫の良さと妻の忘れられないという気持ちに徐々に感情移入。

そして、作品のラスト近くになって夫とのはじめての出会いのシーン。
時系列からすると、これが一番最初。
ですが、全てのスタートでもあり、印象的でもあるこのシーンをここに持ってくるのが憎い。
(アイルランドの良さを感じるシーンでもあります)
彼がなぜこの女性を好きになったのかということもわかり、
ここで男女双方の気持ちに完全に感情移入することになります。


レストランで自分が“一人ぼっち”であることに改めて気づき、
母親の懐で彼女が号泣するシーンでは、館内のあちこちから鼻をすする音が多数…

やっぱり、みんな泣き所は同じようです。
横で妻も泣いてました。

観終わったあと、スカッと気分が晴れるわけではありません。
最後は主人公が前向きに終わるのですが、ちょっと胸に寂しさを残して終わります。
でも安易に彼氏ができて終了するような結末よりは良かったと思います。



こんな仕掛けはとてもできそうにないので、長生きするしかないです。
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