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脳出血で無職になった親父のブログ

株式投資に腕時計が好きなオッサンのブログです。年齢を重ねスピリチュアルにも興味を持ったお蔭で人生感も変わりました。

心の砂漠『食べることへの恐怖そして・・・』 拒食専門カウンセラーⅡ

2014年10月09日 09時43分24秒 | 拒食症との戦い
長女の拒食症は高校2年の春に兆候がありました。体重はみるみる減り30キロ台前半まで落こみました。その時、既にY心理療法センターにかかっていましたが私と妻のみのカウセリングに疑問を生じ、ある日の午後・・ネットで拒食を治せる心療内科医があったのです。場所は神戸市・・神戸は以前に住んでいたこともあり土地勘はあったので『ここ・・どう思う?』パソコンの画面を指さし妻に話しかけると『お父さん・・今のY心理療法センターを信じようよ・・神戸やん・・遠いし』気の乗らない妻の言葉に『別にY・・がアカンって言うてへん・・あの子の病気、治したい・・』今、思えば、この時、私が一番、娘の病気の原因を理解していませんでした。結局、気の乗らない妻と長女を強引に神戸まで連れて行ったのです。『お父さん・・ウチの事、ホンマ・・わかってへんな!!』そう言いながら心療内科のドアを開けた長女・・受付を済ませ看護師から『体重を測ってください。』椅子にかけている長女の前に腰を下げて優しく長女の手を握った。『嫌です!!』ハッキリ答える長女に『体重の結果は誰にも言いませんよ。安心して・・』心療内科へ行く前に予め連絡をし状況説明をしていたので看護師の配慮があったのです。何とか体重を測り診察室へ・・40代半ばと思われる医師は黄色いポロシャツを着てラフなスタイルであったのを妻は目を丸くして見ていた。たぶん・・医師に見えなかったのだろう。私自身も同じように思ったのです。『今日は遠いところ、ありがとう・・』医師の第一声であった。長女は俯き加減で決して心を開かないゾというオーラで一杯でした。何も話そうとしない長女にてこずり始めた医師は『食べないと死ぬよ。』遂に拒食症の子に決して言ってはならない言葉を投げたのです。その瞬間・・長女は薄ら笑みを浮かべ顔をそむけました。もう・・ダメでした。医師は頑なに口を開かない長女に医師としてのプライドもあるのか何度も拒食症の恐ろしさを説明し挙句に『閉鎖病棟に・・』もう収拾がつきません・・傍で見ていた私と妻は不安でいっぱいでした・・その直後『お父さん・・お母さん・・今日は初診ですが、ここまで週1度以上の通院は可能ですか?』正直・・通院は困難でしたが私は医師は遠回しの今後の診察拒否の信号と受け止め『お世話になりました。』一言だけお礼を言い、この日は帰宅したのです。帰りの車中は長女は勿論・・誰も一言も口を利かず重苦しい空気だけが漂っていました。今にして思うのです。何件もの精神科・内科・心療内科に行っても決して心を長女が開かなかったのは医師に対してではなく私達夫婦に対してであった。そう確信しています。医者に何とかさせようとしている私達夫婦に長女は腹立たしさ・・そして私達に気づいてほしかったのではないか。Y心理療法センターも通院をやめましたがY心理療法センターのカウンセラーも・・そこを言いたかったのではないか・・その答えは私達夫婦がみつけない限り長女の拒食症は治らないと・・そして、いつまで経っても気付かない私達夫婦に長女は・・