撮影はしたが、記事が思い付かず…長く足踏みしてしまう画像がいくつ
もある。初代ウルトラマンとなると名作ではあるが語り尽くされており、
どうしても後回しになってしまうのだ。左は食玩ソフビは今の時代に合
わせて3タイプにあえて分けている。初期のシワのあるAタイプでない
のは確実だが、映像ならともかく、グッズでBタイプとCタイプを見分
けるのは難しい。右は八つ裂き光輪(別名ウルトラスラッシュ)のポー
ズかな?この技はスパッと切れるので痛みがイメージしやすく、現在は
使用がオミットされ、リブットが引き継いだが、接触すると爆発する演
出になっていた。このフィギュア自体、ジャンクパックにいくつもあり、
もともとが何の企画だったのか分からない(マクドナルド?)しかし、
造形は素晴らしく、大人ファンが飾っても不満はない。センターは食玩
かブランドBOXのバストアップコレクション?に見えるが、オマケに
ビンゴカードが付いていたので、ビンゴをするための機械玩具と見てい
るが使い方が全く分からない。しかし、造形上では満足なので、バスト
アップコレクションとして棚で機能している。
昭和再生ファクトリーで遂にウルトラマン(1966年)が登場!司会の船
越氏はウルトラ世代なので興奮を隠せない!ゲストの進行役は羞恥心…
いやダイナ(1997年)のつるの氏。ウルトラマンの中身と後のシリーズ
で隊員役も演じた古谷氏の現代の姿にも出会い感慨深いものを感じる。
1時間の特集なので満足できる内容とまではいかなかったが、特撮アー
カイブという円谷作品だけでなく東映作品を含めた展示はいつか行きた
いものである。大概はこの手の小道具は不要品として捨てられてしまう。
展示したくても、好きな人は限られ、場所代や管理費を考えると難しい
所だ。ライダーベルトガムやウルトラゼロアイなどリアルな食玩や古玩
具で満足するしかない???
ウルトラマンティガと(1996)ダイナ(1997)は周知の通り、ウルトラ
マンで初のフォームチェンジを実現した。平成ライダーもフォームチェ
ンジを売りにしたので、その元祖のような印象があるが、フォームチェ
ンジの元祖は意外に古く東宝川内ヒーローのレインボーマン(1972年)。
なんと太陽の化身を始め、月・炎・水・樹木・黄金・土と曜日モチーフ
の変身…いや化身だった。仮面ライダーも昭和時代からストロンガーの
強化変身(チャージアップ)やRXの2種のフォームチェンジなど既に
やっていたが…人気の主役はロボットアニメに取られていた時代だった
ので印象は薄い。アニメの方が強いのはいつの時代も同じなのだが、ウ
ルトラマンの方は16年ぶりの復活で心配された部分が多く、成功作とな
った時点で元祖の印象が根付いた。フィギュアに関しては青のミラクル
タイプと赤のストロングタイプは10年以上前に古玩具大手のSRGで購
入。メインのマルチタイプはなかったが…別の企画でいいかな?と考え、
マスクコレクションの話では食玩のHDを添えている。今回、10年待っ
たマルチタイプと出会ったのだが、残念ながら足元の固定台座がないの
で、今回はふたりには履き物は脱いでもらい迎え入れてもらった。ダイ
ナマルチタイプには「ようこそ」ではなく「おかえり」と言いたい…!
初代マン(1966年)ではなくウルトラセブン(1967年・マンセブンでは
ない)以後に昭和のウルトラ音楽を担当した冬木透氏が亡くなった。帰
りマン(1971年)のワンダバのテーマが印象的だが、あれはセブンの挿
入歌の ♪ ワンツースリーフォーが好評だったので、ダバダを加えてワン
ダバコーラスが出来たそうだ。セブン以後の昭和のウルトラの音楽を担
当していたが、ティガ(1996年)以後は旧シリーズとの関わりを避けた
(という割には初代マンがゲストに)ので別の方が音楽担当になった。
それにしてはワンダバに似た歌がダイナ(1997年)で流れたような気が
したが、ウルトラと冬木氏の縁は切れたか?と思われた。いや…2回の
特番からオリジナルビデオシリーズに発展した平成のセブン(1994‐20
02年)で縁は保たれ、エンディングのセブンのバラードの哀愁でその存
在感を光らせる。また、その後継企画のネオス(2000年)の音楽も担当
した。光の国のウルトラマンとは縁は繋がっていたのだ。コスモス(20
01年)は光の国とは縁の薄いウルトラマンだったので、テレビシリーズ
のウルトラでの冬木氏の再登場には筆者以外のウルトラファンは少し驚
いた!実は筆者は他のスタッフの死去を誤解して、冬木氏は既に故人と
思い込んでおり、セブンのバラードは他の方の手によるアレンジ曲と思
い込んでいたのだ。なので、正しいファンの10倍驚いたのだった(申し
訳ない)。冬木氏のご冥福をお祈りいたします。