縁側でちょっと一杯 in 別府

東京から別府に移住してきました。
のんびり温泉に浸かり、美味しい魚で一杯。
夢に見た生活を楽しんでいます。

"マイクロ水力発電"へのお誘い

2006-03-07 23:59:14 | 環境を考える
 全国の上水道施設でマイクロ水力発電ができないかと考えている。次のようなエスコ型のビジネスモデルである。
  ①設備は事業者側が設置
  ②施設側は使用電力に応じた電気料金を支払う
  ③環境ファンドにより低利で広く一般より資金を調達

 以下、簡単に説明する。
 まず、なぜ対象が上水道施設か。これは水力発電に必要な水量と落差の確保が容易であり、かつ土木工事が不要で工事費が安く済むからである。更に、地方自治体であれば採算面だけでなく、環境面から導入のインセンティブが働くと思うからである。こちらの方が理由としては大きい。
 なぜなら、冒頭でビジネスモデルと書いたが、マイクロ水力発電は出力が100kW程度と小さく、これではなかなかビジネスにならないのである。したがって、CO2削減であるとか、地域住民への環境問題に関する啓蒙であるとか、金銭面のメリット以外を評価してくれるであろう自治体をターゲットに考えた。

 自治体の場合、新規の投資になると予算措置の問題が絡むので、設備費がかからないエスコとした。原則、発電した電力はすべて自家消費とし、その電力料金を事業者に支払う。おそらく電力会社に電力を売る場合は5、6円/kWくらいにしかならないだろうから全量自家消費が望ましい。現在10円/kW以上の高い電力料金を払っている先であれば価格的にもメリットを出せるのではと思う。

 次に資金調達方法について。資金はネット証券を使い、広く一般から集める。環境のためということで金利は国債並みに設定し、いわば人々の善意というか、環境への配慮に期待したい。また、ネット証券にはアイドル・ファンドを手掛けている会社もあり、それよりは環境の方が良いと評価してくれるであろう。

 もう一つ問題がある。設備コストである。現在、出力100kWの発電設備のコストは70、80百万円と高い。多くの自治体が上水道施設でのマイクロ水力発電を導入し、設備を量産化できるようになれば価格を大きく下げることができる。そうなればマイクロ水力発電がビジネスとして成り立つ可能性が高まるのだが。

 私の考える大まかなスキームは以上の通りである。今の仕事をやりながらこの事業も、という訳には行かない。リタイア後の楽しみに取っておくのも良いが、地方自治体の方、あるいはNPOの方、地球環境にやさしいマイクロ水力発電、是非検討して頂けないだろうか。

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