ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

はじめにお読みください

健保連大阪中央病院に勤務するラパロスコピスト(腹腔鏡術者)のブログです。婦人科腹腔鏡下手術、子宮内膜症、慢性骨盤痛等の治療を専門としています。

このブログでは腹腔鏡下手術、子宮内膜症、子宮筋腫に関する基本的な事柄については解説していません。まず、下記のウェブサイトをご覧になることをお勧めします。
日本子宮内膜症協会
子宮筋腫・内膜症体験者の会 たんぽぽ

手術を希望される方はこちらをご覧ください。

医療相談、ご質問にはお答えしませんのでご了承ください。

おすすめの本はこちら?ブックス・ラパロスコピスト

関西(?)の子宮内膜症

2006-05-23 | 大阪日記
“関西の”というのが変だが、大阪で診た子宮内膜症患者の特徴で気がついたことを挙げてみる。
・後壁に局在する子宮腺筋症の重症例が多い。
・直腸子宮内膜症も多く、下血の訴えが多い。
・チョコレート嚢胞に対して経膣的エタノール固定が行われることが多い。・・・まだ、やってるのか・・・
・軽症例には仙骨子宮靭帯切断が行われている。・・・ふーん・・・
・深部病変切除は全く行われていないようだ。・・・仕方ない・・・
・婦人科を受診したら、腹腔鏡でチョコレート嚢胞を核出すると卵巣機能が低下するかもしれないと言われた。・・・おいおい・・・
・ということで腹腔鏡下手術は普及していないようだ
・たまにGnRHaをくり返している例にも遭遇する・・・sigh・・・
関西の、というより全国的な傾向なのだろう。
コメント
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