微分演算子法の解
eax/f(D)=xneax/f(n)(a) , f(a)=f'(a)=・・・=f(n-1)(a)=0 , f(n)(a)≠0
を求める問題があった。
この問題は公式
(1/f(D))eax=eax/f(a) ( f(a)≠0 )
の拡張になっている。これを示すには公式
( 1/{ (D-a)ag(D) } )eax=xneax/(n!g(a)) ( g(a)≠0 )・・・・・・①
を使用する。
f(x)をテーラー展開すると
f(x)=f(a)+(x-a)f'(a)+・・・+{(x-a)n-1/(n-1)!}f(n-1)(a)+{(x-a)n/n!}f(n)(x+θ(x-a)) (0<θ<1)
={(x-a)n/n!}f(n)(x+θ(x-a))
となる。ここで、g(x)=f(n)(x+θ(x-a))/n! とおくと f(x)=(x-a)ng(x) となる。すると
g(a)=f(n)(a)/n! (≠0)・・・・・・②
となるから、①に入れて②を使うと
(1/f(D))eax=( 1/{ (D-a)ag(D) } )eax=xneax/(n!g(a))=xneax/(n!f(n)(a)/n!)
=xneax/f(n)(a) ( f(n)(a)≠0 )
となり、命題が証明された。
しかし、この関係は、実際にはあまり意味がないかもしれない。というのは f(n)(x) を求
めるのは一般に面倒であり、 f(x)=(x-a)ng(x) となることがわかっているから、g(x) がわ
かれば①によりすぐ計算できる。
以上
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