Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Handbags and Gladrags

2008年04月08日 | diary
 今朝は午前9時に起床。ほんとはあと2時間ほど早く起きるつもりだったんだけど、なかなかうまくいかないな。とりあえず、今日もやることいっぱいあるんで「さぁ、元気だしていこうねー」と、ロックなレコードでもかけることにして、ちょっぴりだけ悩んで、ロッド・スチュワートのファーストをターンテーブルへのっけた。

 アコギがイナタかっこいい…。きっと、ロックといってまず最初に心に浮かんでくるのは、僕の場合、ストーンズとかフェイセズみたいな音なんだと思う。ルーツの匂いを色濃く残してて、いきおいだけじゃない深みがあるみたいな。ガラが悪いからこそ、真実がじんわりと滲んでくるみたいな。

 結論:行儀がいいよりは、粗野な方がよろしい。

 でも、粗野過ぎるのはあまり好きじゃないんだよな。激しすぎるのとかも。やっぱり、じんわりと滲んできてくれないと。ロッドが歌う“Handbags and Gladrags”みたいに。ところで、Gladragsってなんのことだろ?辞書ひいてみたけど、出てこなかった。ご存知の方いらっしゃいますか?

 それにしても、この頃のロッドはかっこいいな。フェイセスの中で、彼だけが突出して人気出ちゃったのもしょうがないよな。ロニー・レインの映画の中で、ピート・タウンゼントがロッドのことを、「歌が上手くて、優しくて、人気者になるのは当然だったけど、それで自分を見失ってしまったんだ」みたいなことを言ってた(ような気がする。正確じゃないです)。これって、この頃のロッドが好きな人(というか、アメリカへ渡ってからのロッドをあまり好きじゃない人)が、けっこうみんな思ってることかもしれない。でも、僕にはそこまで言えないな。結局、いろんな生き方があると思うから。

 僕もアメリカに渡る前のロッドが一番好きだけど、渡ってからも『Foot Loose and Funcy Free』まではけっこう好きだったりする。ただ、それ以降は、正直、ちゃんと聴いてない。だからといって、それで、僕の中でのロッドの価値が下がるわけじゃない。少なくとも、こんな風にディープにロックを歌えた人は、そんなにたくさんいるわけじゃないから。