Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

善良なるマザー・ライリーに捧ぐ

2007年02月11日 | diary
 気持ち良く晴れた日曜日。洗濯をして、お風呂にはいって、キンクスの『The Village Green Preservation Society』を聴く朝。

 僕らは村の緑を守る会
 神様、ドナルドダックとボードヴィルと
 バラエティをお救いください
 僕らは絶望的なダンを称える会
 神様、ストロベリー・ジャムと
 そしていろんな種類のジャムをお守りください

 僕らはトラウト・ビールを守る会
 神様、モップ夫人をお救いください
 そして善良なるマザー・ライリーも
 僕らはカスタード・パイを称える組合
 神様、ジョージ・クロスと
 彼らに賞を与えたすべての人達をお救いください

 僕らはシャーロック・ホームズ
 その土地のなまりで英語を話す
 どうかフー・マン・チューをお救いください
 モリアティ教授にドラキュラも
 僕らは会社開発区域を糾弾する組織
 神様、小さな店や
 陶器のカップや処女性をお救いください

 美しくも穏やかなメロディにのせて、あなたとこんな歌詞をおもしろおかしく歌いながら、おんぼろの小さなトラックの荷台の上で、今日の空のようによく晴れたイギリスの田園風景の中を走っていけたら、どんなに素敵だろうと思う。そんなことを夢みたりする。

 でも、さすがに叶う予定もないので、今朝は、先日の友人の誕生会のときに残ったイギリス・パンをトーストにして、ブルーベリー・ジャムを塗ったくって、カップにはハーブ・ティーをいれてみた。ハーブティーは別の日の残り物。ティーパックだけど、十分に僕をほっとさせてくれる。この日記をつけて、メールをひとつ送ったら、預かってる修士論文を読もう。日本のヒット曲についての研究を。

 昨日は友人がDJをやるというので、渋谷までニューオーリンズの音楽を聴きに行った。プロフェッサー・ロングヘアの“Everybody's Blowing pt.1”がかかったとき、「あーみんな風に吹かれてるんだよなぁ」と思った。ん?このブロウは違う意味かな?ま、いいや。ミスター・グーグル・アイズという人(バンド?)の歌がかかったので、「おい、こいつがグーグルの創始者だぞ」と友達に言ったら、「グーグル?なんすかそれ?」という答えともつかない返事が返ってきた。今どきグーグルを知らない30代というのもなんだけど、たいして面白い冗談でもないし、よかったのかもしんない…。

 今日が穏やかな休日でありますように。村の緑が守られますように。