
邦題“サーペンス・アルバス~白蛇の紋章”
若かりし頃聴いてた音盤が続くと、どういうわけか自分が抑えられなくなって、ついつい懐かしモノに手が伸びてしまいます。
Alcatrazzからは更に数年経ちますが、これもこの際出しておきましょうか。
この作品、個人的には、生涯ベスト10に絶対入れるであろう名作だと思っております。
Whitesnake(ホワイトスネイク)のメガヒットアルバムである“Serpens Albus(サーペンス・アルバス)”がそれ。
David Coverdale(デヴィッド・カヴァーデイル)の咽喉部手術後の復活作としても名高いですよね。
そして、John Sykes(ジョン・サイクス)との因縁の作品でもありました。
personnel:
David Coverdale(vo)
John Sykes(g,cho)
Neil Murray(b)
Aynsley Dunbar(d)
guests:
Don Airey(kb)
Bill Cuomo(kb)
Adrian Vandenberg(g)
ビジネスや健康上の問題で、このプロジェクトには色々な障害があったと聞きます。
制作側のスタンスのズレというのが意外と大きくて、その結果生まれたのが前出のカヴァーデイルとサイクスの確執ということになるのでしょうか。
“チームの秩序”と“個人の技”のどちらが大事か・・まるで何かのスポーツみたいだな。(笑)
自身過剰と見なされてしまったサイクスが、この作品の収録完了を待たずにバンドを抜けてしまい、あのBlue Murderの結成に走ることになった訳ですね。
これはほんとに残念な出来事だったと思います。
一方で、後の盟友となるAdrian Vandenberg(エイドリアン・ヴァンデンバーグ)とも、この作品での客演が切欠でしたネ。
tracks:
1.Crying In The Rain
2.Bad Boys
3.Still Of The Night
4.Here I Go Again
5.Give Me All Your Love
6.Is This Love
7.Children Of The Night
8.Straight For The Heart
9.Don't Turn Away
とにかく“アメリカ制覇”を目標にプロダクションを徹底したことによる音の洗練具合が尋常ではありません。
これでもかって言わんばかりのキラキラ感が特に凄いです。
・・そして、渦巻くようなギターサウンド。
MTV全盛時代であった当時の世相と、そのために用意されたバンドの面子に加え、自身の伴侶をも大々的にフューチャーしたPV群も印象的でした。
・・良し悪しは別ですがネ。(笑)
一つ残念だったのは、その栄光の元にサイクスが居なかったという事実でしょうか。
音楽人生現役バリバリだった当時の私、この作品をかなり聴き込んで、サイクスのプレイを真似ようともがいておりました。
しかしながら、その超高速のソロ以上に、意外に複雑なバッキングの解読は実に困難でした。
多分、ベンド&スライドを効果的に使ってると推測しつつ、当時のヤツのライヴ音源などでウラをとりながら、ようやく得た結論があります。
・・アンプに繋がないと、絶対真似できない。(爆)
居住環境の問題やヘッドフォン嫌いの故もあって、当時も今も生音でシャカシャカ弾いてるんですが、そんなモンでは決して拾えない音の重なりに満ちているんですね、これが。
あのサウンドは、強力な歪み系&空間系のエフェクトとヤツの屈強なリストのコラボレーションが生むマジックなんでしょうね。
今やZakk Wyldeの代名詞みたいな感もある低音弦での強烈なピッキングハーモニクスも、私が知ってる限りサイクスの方がずっと早くから演ってました。
・・あのギョホ~ンってヤツね・・ん、説明になってへんな。(笑)
リズムに関しては、確かにタイトでヴァリエーションにも富んでますが、特にダンバーのドラミングは後乗りなんですよね。
その割りに、心地よく感じられるのも、その理由が未だによく分からないんですよ。
全体的にリバーヴが深く効いてるせいでしょうかね。
音のシャワーの中、カヴァーデイルの歌に焦点を絞ったミックスが生きた、と解釈するべきなのかな?
いずれにしても、当時こんな音創りが流行ってたのも事実ですね。
なんか、ムダに長くなっちまいました。(汗)
・・遅まきながら、インプレッションに関して。
曲については、ぶっちゃけ“捨て曲なし”という見事な構成だと思います。
ここまで綿密に練られた音盤は、滅多にないと今でも思います。
初っ端#1“Crying In The Rain”の出だしから既にノックアウト。
ラストまで突っ走る訳ですが、緩急が効いており、途中全く飽きさせません。
一押しは#4“Here I Go Again”。
これ、当時から自分のテーマソングだと思って、凹んだ折に良く聴いてましたネ。
で、次点は#3“Still Of The Night”と#6“Is This Love”。
・・定番すぎて、ちと恥ずかしいかもです。(笑)
最近は、こいつも滅多に手にしないので、久々に聴いて燃えました。
・・やっぱ、いいすネ。(笑)
若かりし頃聴いてた音盤が続くと、どういうわけか自分が抑えられなくなって、ついつい懐かしモノに手が伸びてしまいます。
Alcatrazzからは更に数年経ちますが、これもこの際出しておきましょうか。
この作品、個人的には、生涯ベスト10に絶対入れるであろう名作だと思っております。
Whitesnake(ホワイトスネイク)のメガヒットアルバムである“Serpens Albus(サーペンス・アルバス)”がそれ。
David Coverdale(デヴィッド・カヴァーデイル)の咽喉部手術後の復活作としても名高いですよね。
そして、John Sykes(ジョン・サイクス)との因縁の作品でもありました。
personnel:
David Coverdale(vo)
John Sykes(g,cho)
Neil Murray(b)
Aynsley Dunbar(d)
guests:
Don Airey(kb)
Bill Cuomo(kb)
Adrian Vandenberg(g)
ビジネスや健康上の問題で、このプロジェクトには色々な障害があったと聞きます。
制作側のスタンスのズレというのが意外と大きくて、その結果生まれたのが前出のカヴァーデイルとサイクスの確執ということになるのでしょうか。
“チームの秩序”と“個人の技”のどちらが大事か・・まるで何かのスポーツみたいだな。(笑)
自身過剰と見なされてしまったサイクスが、この作品の収録完了を待たずにバンドを抜けてしまい、あのBlue Murderの結成に走ることになった訳ですね。
これはほんとに残念な出来事だったと思います。
一方で、後の盟友となるAdrian Vandenberg(エイドリアン・ヴァンデンバーグ)とも、この作品での客演が切欠でしたネ。
tracks:
1.Crying In The Rain
2.Bad Boys
3.Still Of The Night
4.Here I Go Again
5.Give Me All Your Love
6.Is This Love
7.Children Of The Night
8.Straight For The Heart
9.Don't Turn Away
とにかく“アメリカ制覇”を目標にプロダクションを徹底したことによる音の洗練具合が尋常ではありません。
これでもかって言わんばかりのキラキラ感が特に凄いです。
・・そして、渦巻くようなギターサウンド。
MTV全盛時代であった当時の世相と、そのために用意されたバンドの面子に加え、自身の伴侶をも大々的にフューチャーしたPV群も印象的でした。
・・良し悪しは別ですがネ。(笑)
一つ残念だったのは、その栄光の元にサイクスが居なかったという事実でしょうか。
音楽人生現役バリバリだった当時の私、この作品をかなり聴き込んで、サイクスのプレイを真似ようともがいておりました。
しかしながら、その超高速のソロ以上に、意外に複雑なバッキングの解読は実に困難でした。
多分、ベンド&スライドを効果的に使ってると推測しつつ、当時のヤツのライヴ音源などでウラをとりながら、ようやく得た結論があります。
・・アンプに繋がないと、絶対真似できない。(爆)
居住環境の問題やヘッドフォン嫌いの故もあって、当時も今も生音でシャカシャカ弾いてるんですが、そんなモンでは決して拾えない音の重なりに満ちているんですね、これが。
あのサウンドは、強力な歪み系&空間系のエフェクトとヤツの屈強なリストのコラボレーションが生むマジックなんでしょうね。
今やZakk Wyldeの代名詞みたいな感もある低音弦での強烈なピッキングハーモニクスも、私が知ってる限りサイクスの方がずっと早くから演ってました。
・・あのギョホ~ンってヤツね・・ん、説明になってへんな。(笑)
リズムに関しては、確かにタイトでヴァリエーションにも富んでますが、特にダンバーのドラミングは後乗りなんですよね。
その割りに、心地よく感じられるのも、その理由が未だによく分からないんですよ。
全体的にリバーヴが深く効いてるせいでしょうかね。
音のシャワーの中、カヴァーデイルの歌に焦点を絞ったミックスが生きた、と解釈するべきなのかな?
いずれにしても、当時こんな音創りが流行ってたのも事実ですね。
なんか、ムダに長くなっちまいました。(汗)
・・遅まきながら、インプレッションに関して。
曲については、ぶっちゃけ“捨て曲なし”という見事な構成だと思います。
ここまで綿密に練られた音盤は、滅多にないと今でも思います。
初っ端#1“Crying In The Rain”の出だしから既にノックアウト。
ラストまで突っ走る訳ですが、緩急が効いており、途中全く飽きさせません。
一押しは#4“Here I Go Again”。
これ、当時から自分のテーマソングだと思って、凹んだ折に良く聴いてましたネ。
で、次点は#3“Still Of The Night”と#6“Is This Love”。
・・定番すぎて、ちと恥ずかしいかもです。(笑)
最近は、こいつも滅多に手にしないので、久々に聴いて燃えました。
・・やっぱ、いいすネ。(笑)
ず~っとこのアルバムを「サーペンス・アルバム」という呼ばれ方をしているタイトル無しのアルバムだと思ってました(笑)。
ジョン・サイクスが若気の至りとも言える素晴らしいギタープレイを聴かせてくれますね。
問答無用の名盤ですなあ。私も何百回聴いたかわからないです。なんと言うか、単音なのに複音鳴っているような太さですなあ、サイクスのギター。多分ショートディレイが肝でしょう。私も弾けたのはBad Boysだけでしかもソロはインチキ(笑)。
ただ、このアルバムはイギリス盤の方が圧倒的に良いです。一つは曲順、もう一つはそちらにしか入っていないLooking for Loveが超名曲でしかもいい場所に入っているんですね。
・・画家、そういえば引退してましたね、あの方。
ソロ作がもし出るなら、ちょっと興味あったりします。
情報、感謝します。
・・紛らわしいタイトルですよね、ってホントにタイトルなのかな。(笑)
彼のギターはタイパン時代からいきなりでしたので、リジィ時代も聴かないとマズイなぁと、実は未だに思ってたりします。(笑)
そうすか。
私も学生時代にLove Portion No.9のタイパン・ヴァージョン演って、唯のパンクに終わってしまったという悲しい記憶が蘇って来ます。(涙)
UK盤はSlide It Inの例もあるので未だに聴いてません。
・・検討します(笑)情報感謝です。
ラストの「ドント~」何故かかなり好きでしたね。高校の運動会で「ストレイト~」でダンスさせられました(笑)
サイクスの音の極太さがカッコ良すぎです。あのピッキングハーモニクス、確かに痺れますねえ。
・・あの曲でダンスすか、なんか楽しそうですね。(笑)
そうそう、あの太さ。
あれはちょっとマネできそうにありませんネ、ほんと。(笑)