D9の響き

Guitarを肴につらつらと・・

カイエ ('84) / 大貫妙子

2007-05-12 00:20:37 | vocalist
またまたユルユルで行きます。
・・もうバテバテで・・。(汗)

これが出た当時、まだ学生だった私は結構大貫妙子さんにハマってました。
一つ前の“Cliche('82)”はまだアナログ盤で、確かこの“カイエ”もアナログ盤で出てて、レンタルレコード屋で借りたのでした。
このCD盤は、社会人になってから手に入れたと思います。

少し前に、これを含む妙子さんの初期作品群が紙ジャケ化され、どうしようかかなり悩んだ末、結局購入は見送りました。
“Aventure('81)”がとても好きなんですが、LPしか持ってないのでホントは買い替えしたいところなんですがネ。(涙)

そんなこんなで(笑)この作品は、前作に続き、Jean Musy(ジャン・ムジー)のアレンジ&フランス録音による5曲を含む、全9曲から構成されてます。
前作で“黒のクレール”のアレンジ対決が引き分けに終わったように、この作品でも坂本龍一氏が2曲担当しており、残り2曲を清水靖晃、信之両氏が分けてます。
しかしながら、作品全体に一貫した空気が感じられ、確かに傾向が違う非ムジー作品も、聴いててしっくり来るのが不思議です。


1.カイエ Ⅰ
2.Amour levant(若き日の望楼)
3.輪舞(ラ・ロンド)
4.Le courant de mecontentment(不満の暗流)
5.ラ・ストラーダ
6.雨の夜明け
7.夏に恋する女たち
8.カイエ Ⅱ
9.宇宙(コスモス)みつけた


前回と同様、#1と#8で、再度ムジーと教授がアレンジ対決。
正攻法とテクノの勝負・・さてさてどちら?(笑)

また、#1に関しては#5が対をなす構成&アレンジとなっており、さすがにムジーらしい透明感がどちらもすばらしいです。
あとは、#4の清水信之氏によるテクノ炸裂加減や、#9での故大村憲司氏(ag,solo)と今剛氏(eg)の共演があったりしたのが特筆すべき点でしょうか。
ちなみに、タイトル“カイエ”は仏語の“覚書”という意味からとったようですね。

ムジー節とあいまって、思い出したように流れてくるアンヴィエントなヴォーカルに和みます。
・・妙子さんの歌声はまさに楽器として響いてきますね・・今でも大好きです。



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2 コメント

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こんにちは (スズキ)
2007-05-12 09:01:13
名盤ですね~。
今回のツアー、良いようです。

実は、うちの例の企画で、今月来ていただこうと考えていたのですが、スケジュールが合わず、今回は断念しました。(個人的にも残念・・)
elmar35さんからのリクエストでもありますので、秋頃に、またお願いしてみようと思っています。(笑)
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スズキ様 (elmar35)
2007-05-12 22:12:42
コメントありがとうございます。
リクエスト覚えてくれてましたか・・期待してます。(笑)
最近ほとんど彼女の出番が無かったのですが、久しぶりに聴いて、また色々聴きたくなってしまいました。
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