キリスト者の慰め

無宗教主義の著者が、人生の苦しみに直面し、キリストによって慰めをえる記録

箴言1

2007-10-12 05:01:17 | 人生の慰め
自らを戒める箴言について。


怒るなよ、怒るなよ。

怒りの源はつねに、自らの内にある恐れにあり。

無意識下に恐れているものを、回避せんと欲する時に、

人は怒りの情を発するのである。

霊的眼光をもってみれば、怒る者は臆病者にして、

決して怒らぬ者は真の勇者である。(箴言16-32)


ナザレのイエスは、決して怒り給わなかった。

打たれても、揶揄されても、唾せられても、

小人ピラトの前に立っても、十字架に上っても、

彼は決して怒り給わなかった。

この世のあらゆる憎悪は、どれほど強く彼に吹きつけても、

彼一人を怒らせることはできなかった。(ヨハネ書Ⅰ4-18)


他人を怒っても、他人は変わらない。

むしろその人は、絶望するか反発し、なおいっそう頑なになる。

しかし怒りは、己の恐れに屈したという意味で、

己自らを傷つけることになる。

百害あって一利なし、である。


怒りを発するその時に、

人は自分自身の恐れに相対しているのである。



人気blogランキングへ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿