私は、罪人の頭だ。
イエス・キリストは、神の子、義人、いや、神そのものだ。
そのイエス・キリストは、私の内にいる。
不敬虔だと思われるかもしれないが、事実だからしょうがない。
なぜ、パウロは、後期の書簡において、「死人の復活」を「顕現(アポカルフィス)」と言ったのだろうか?
「内なる人」という表現において、パウロが指していたものは何なのか?
ヨハネが強調した「聖霊」とは、一体何なの . . . 本文を読む
人の死に直面する時,残された人は,
亡くしたその人の喪失感に陥ったり,周囲の人々の悲しみに同情したりして,
悲しむものだ。
だが今回は,正直,うらやましいとも思った。
なぜなら,これからの日本を見なくていいのだ。
死にゆく日本,下り坂を物凄い勢いで落ちる日本,
そういう日本を見なくていいのだ。
開国期の日本人は,昨日よりは今日,今日よりは明日と,
生きる希望に満ちて歩んだという。 . . . 本文を読む
今年は、パウロの後継者の書簡、及び、共観福音書の研究を目標に定め、
だいたいにおいて研究を一通りすることができた。
来年は、残るルカ伝、及び、ヘブライ書・黙示録等々の研究を続行していこうと思う。
2010年を鑑みて、思うことは、去年より多くの身体的・生活的不幸を被ったことである。
視力だけは良かった私も、遂に眼鏡をかけねばならぬほど、視力が低下した。
長時間同じ姿勢で座り続けたために、ひ . . . 本文を読む
原典にてマルコ伝を15章まで読了した。
あと2、3日あれば、読了することになる。
5月の半ばから始めたマルコ伝研究であるから、
実に2ヶ月かかったことになる。
毎日毎日、夜な夜なわけのわからんギリシャ語を見つめて、
たいていは意味が不明瞭のまま終わるのであるから、
我ながら頑張ったものだ。
聖書を研究することは、実に至難の業である。
コイネーギリシャ語の文法を一旦学び、
辞典を . . . 本文を読む
2010年が始まったのに2009年の総括もおかしいが、
ふと思ったことを書こうと思う。
2009年は私にとって、非常に思い出深い年だった。
まず外面的な事柄では、くそツマラナイ年だった。
変化なく、希望なく、方向性見えず、
ただ耐え、過ごし、鬱屈しただけの年だった。
すなわち「行き詰まり」の年だったということだ。
しかしふと、内面的な事柄を振り返る時、
生涯で最大の素晴らしい年であ . . . 本文を読む
秋葉原の無差別殺人犯は、現実を直視せずして、
自分の妄想世界を膨らませた結果として、狂気に走ったと言われている。
しかし現実・現実と言うが、現実は人の数ほど存在する。
私が見ている現実と、あなたが見ている現実は、
同じものではない。
私は私の見るがままの現実を見て、あなたはあなたの見るがままの現実を見る。
ありままの現実を直視できる人間など、この世には皆無なのである。
そして、あの犯 . . . 本文を読む
自らを戒める箴言について。
怒るなよ、怒るなよ。
怒りの源はつねに、自らの内にある恐れにあり。
無意識下に恐れているものを、回避せんと欲する時に、
人は怒りの情を発するのである。
霊的眼光をもってみれば、怒る者は臆病者にして、
決して怒らぬ者は真の勇者である。(箴言16-32)
ナザレのイエスは、決して怒り給わなかった。
打たれても、揶揄されても、唾せられても、
小人ピラトの . . . 本文を読む
もしあなたに今、悩みや不安があるのならば、
-経済上の不安、交際上の苦悩、結婚問題及び男女問題、健康上の不安など-
あなたの最も望んでいることは、その悩みや不安を解決することである。
そして、悩みや不安を解消するために、絶対にしてはいけないことがある。
もしそれをしたならば、悩みや不安はより一層強さを増し、
より一層心身をすり減らし、昼も夜もあなたを苦しめることになる。
第一に、自分 . . . 本文を読む
人間はみな平等だと言う人がいる、
しかしこれは、一種の擬制(フィクション)である。
現実の人間は、不平等の下の生きている。
まず知能が違う、高い知能をそなえた者がいれば、
低い知能に甘んじねばならない者もいる。
身体的条件が違う、五体健康な者がいれば、
生まれながらに病気や障害を背負う者もいる。
生まれおちる両親が違う、しっかりした親の下に生まれる者がいれば、
とんでもない親の下に . . . 本文を読む
今は、私たちは自分を捕えていた律法に対して死んだので、
それから解放され、その結果、古い文字にはよらず、
新しい御霊によって仕えているのです。(ローマ書7-6)
私が神の御心に叶った生活をしようと欲しても、
私の日々の生活は、神の御心に反したものとなる。
「今日こそ、正しい生活を営もう!」と朝に決意するが、
決意すればするほど、神の御心は厳格な律法となり、
麗しき神の御心も、強制され . . . 本文を読む