キリスト者の慰め

無宗教主義の著者が、人生の苦しみに直面し、キリストによって慰めをえる記録

内なるキリスト

2015-09-09 03:15:37 | 人生の慰め
私は、罪人の頭だ。 イエス・キリストは、神の子、義人、いや、神そのものだ。 そのイエス・キリストは、私の内にいる。 不敬虔だと思われるかもしれないが、事実だからしょうがない。 なぜ、パウロは、後期の書簡において、「死人の復活」を「顕現(アポカルフィス)」と言ったのだろうか? 「内なる人」という表現において、パウロが指していたものは何なのか? ヨハネが強調した「聖霊」とは、一体何なの . . . 本文を読む

雑感

2011-06-20 02:43:31 | 人生の慰め
人の死に直面する時,残された人は, 亡くしたその人の喪失感に陥ったり,周囲の人々の悲しみに同情したりして, 悲しむものだ。 だが今回は,正直,うらやましいとも思った。 なぜなら,これからの日本を見なくていいのだ。 死にゆく日本,下り坂を物凄い勢いで落ちる日本, そういう日本を見なくていいのだ。 開国期の日本人は,昨日よりは今日,今日よりは明日と, 生きる希望に満ちて歩んだという。 . . . 本文を読む

2010年の総括

2010-12-31 16:30:21 | 人生の慰め
今年は、パウロの後継者の書簡、及び、共観福音書の研究を目標に定め、 だいたいにおいて研究を一通りすることができた。 来年は、残るルカ伝、及び、ヘブライ書・黙示録等々の研究を続行していこうと思う。 2010年を鑑みて、思うことは、去年より多くの身体的・生活的不幸を被ったことである。 視力だけは良かった私も、遂に眼鏡をかけねばならぬほど、視力が低下した。 長時間同じ姿勢で座り続けたために、ひ . . . 本文を読む

ああ、聖書研究

2010-07-11 16:06:28 | 人生の慰め
原典にてマルコ伝を15章まで読了した。 あと2、3日あれば、読了することになる。 5月の半ばから始めたマルコ伝研究であるから、 実に2ヶ月かかったことになる。 毎日毎日、夜な夜なわけのわからんギリシャ語を見つめて、 たいていは意味が不明瞭のまま終わるのであるから、 我ながら頑張ったものだ。 聖書を研究することは、実に至難の業である。 コイネーギリシャ語の文法を一旦学び、 辞典を . . . 本文を読む

2009年の総括

2010-01-01 16:58:06 | 人生の慰め
2010年が始まったのに2009年の総括もおかしいが、 ふと思ったことを書こうと思う。 2009年は私にとって、非常に思い出深い年だった。 まず外面的な事柄では、くそツマラナイ年だった。 変化なく、希望なく、方向性見えず、 ただ耐え、過ごし、鬱屈しただけの年だった。 すなわち「行き詰まり」の年だったということだ。 しかしふと、内面的な事柄を振り返る時、 生涯で最大の素晴らしい年であ . . . 本文を読む

現実と幸福

2008-06-15 01:48:30 | 人生の慰め
秋葉原の無差別殺人犯は、現実を直視せずして、 自分の妄想世界を膨らませた結果として、狂気に走ったと言われている。 しかし現実・現実と言うが、現実は人の数ほど存在する。 私が見ている現実と、あなたが見ている現実は、 同じものではない。 私は私の見るがままの現実を見て、あなたはあなたの見るがままの現実を見る。 ありままの現実を直視できる人間など、この世には皆無なのである。 そして、あの犯 . . . 本文を読む

箴言1

2007-10-12 05:01:17 | 人生の慰め
自らを戒める箴言について。 怒るなよ、怒るなよ。 怒りの源はつねに、自らの内にある恐れにあり。 無意識下に恐れているものを、回避せんと欲する時に、 人は怒りの情を発するのである。 霊的眼光をもってみれば、怒る者は臆病者にして、 決して怒らぬ者は真の勇者である。(箴言16-32) ナザレのイエスは、決して怒り給わなかった。 打たれても、揶揄されても、唾せられても、 小人ピラトの . . . 本文を読む

不安と苦悩の最良薬

2007-08-24 03:43:40 | 人生の慰め
もしあなたに今、悩みや不安があるのならば、 -経済上の不安、交際上の苦悩、結婚問題及び男女問題、健康上の不安など- あなたの最も望んでいることは、その悩みや不安を解決することである。 そして、悩みや不安を解消するために、絶対にしてはいけないことがある。 もしそれをしたならば、悩みや不安はより一層強さを増し、 より一層心身をすり減らし、昼も夜もあなたを苦しめることになる。 第一に、自分 . . . 本文を読む

この世の不平等の意味

2007-07-27 12:13:45 | 人生の慰め
人間はみな平等だと言う人がいる、 しかしこれは、一種の擬制(フィクション)である。 現実の人間は、不平等の下の生きている。 まず知能が違う、高い知能をそなえた者がいれば、 低い知能に甘んじねばならない者もいる。 身体的条件が違う、五体健康な者がいれば、 生まれながらに病気や障害を背負う者もいる。 生まれおちる両親が違う、しっかりした親の下に生まれる者がいれば、 とんでもない親の下に . . . 本文を読む

キリストにある生活

2007-07-23 22:43:44 | 人生の慰め
今は、私たちは自分を捕えていた律法に対して死んだので、 それから解放され、その結果、古い文字にはよらず、 新しい御霊によって仕えているのです。(ローマ書7-6) 私が神の御心に叶った生活をしようと欲しても、 私の日々の生活は、神の御心に反したものとなる。 「今日こそ、正しい生活を営もう!」と朝に決意するが、 決意すればするほど、神の御心は厳格な律法となり、 麗しき神の御心も、強制され . . . 本文を読む