キリスト者の慰め

無宗教主義の著者が、人生の苦しみに直面し、キリストによって慰めをえる記録

実験的真理

2007-06-30 23:44:30 | 無宗教主義
見よ。神はいと高く、私たちには知ることができない。 その年の数も測り知ることができない。(ヨブ記36-26) 人はいかにして救われるか? 罪の煩悶を経験してより、私は私を救う道を探し求めて、 様々な手段を試してみた。 私は初めに、自分自身の意志力によって、罪の呪縛から脱却しようとした。 朝に善なる生涯を決意しても、夜には悪なる所業を悔やむ日々。 私の内に棲む悪念は、意志力によって . . . 本文を読む

誰よりも私の近くにいる人

2007-06-28 13:06:23 | 人生の慰め
私はあなたの御霊から離れて、どこへ行けましょう。 私はあなたの御前を離れて、どこへのがれましょう。 たとい、私が天に上っても、そこにあなたはおられ、 私がよみに床を設けても、そこにあなたはおられます。 私が暁の翼をかって、海の果てに住んでも、そこでも、 あなたの御手が私を導き、あなたの右の手が私捕えます。(詩篇139-7~10) たとえ私が、下っ端の労働者としてボロ雑巾のように使われていよう . . . 本文を読む

主の旗印を掲げよ!

2007-06-25 22:59:34 | 無宗教主義
主よ、なぜですか? 私はあなたのために、私があなたに属することを周囲に告白致しました。 また私はあなたのために、歴史はあなたの指揮の下にあることを発表致しました。 しかし、何も変わりません。何も起こりません。 私はある時、あなたの声を聞きました。 それが心理学でいうところの自己愛的幻聴であったか、 もしくは真実のあなたの声であったかは、あなたがご存じです。 しかし、すべては無駄でした . . . 本文を読む

世の悲惨と神の慈愛

2007-06-19 22:39:32 | 人生の慰め
最近の日本社会はどうかしている。 官僚は己の業務を遂行することができず(社保庁の怠慢)、 政治家は自党の繁栄しか願うことができず(自民党の憂慮)、 教師は児童を食い物にし(ロリコン教師の跋扈)、 宗教家は胡散臭い教義を公然と語り(カルト教団の拡大)、 母親が子どもを殺し、少女が学校で出産する時代である。 日本だけではない、世界もそうである。 アメリカは正義の名のもとに世界秩序を乱し、 . . . 本文を読む

驕れる者も久しからず

2007-06-17 20:50:57 | 無宗教主義
さて、ゼベダイの二人の子、ヤコブとヨハネが、イエスのところに来て言った。 「先生。私たちの頼み事をかなえていただきたいと思います」 イエスは彼らに言われた。「何をしてほしいのですか」 彼らは言った。「あなたの栄光の座で、一人を先生の右に、一人を左に座らせて下さい」 しかし、イエスは彼らに言われた。 「あなたがたは自分が何を求めているのか、わかっていないのです。 あなたがたは、わたしが飲もうとする杯 . . . 本文を読む

教会と国家

2007-06-13 21:20:51 | 無宗教主義
私の唯一の趣味は読書であるが、いつもあるテーマを決めて、 そのテーマを掘り下げる中で、様々な書に手を出す。 25歳の時に定めたテーマが、「組織とはいかにして永続するか?」であった。 当時私はいわゆる金融コンサルティング関係のベンチャー企業に所属していたので、 企業がいかにして成長し、いかにして倒産するか、 そういうことに興味を持ち、暇さえあれば研究したものだった。 ある時は社史をもと . . . 本文を読む

何が良いことなのか?

2007-06-12 03:34:02 | 無宗教主義
事業の成功が、必ずしも良いことではない。 だからといって、事業の失敗が良いことに繋がる訳でもない。 成功に溺れ、失敗で卑屈になる者もいるのである。 友人が多いことが、必ずしも良いことではない。 だからといって、孤独の人生が良いという訳でもない。 多くの友人がいても一人の親友もいない者もいる、 唯我独尊を気取って、他人を恐れる臆病者もいる。 教会に行くことが、必ずしも良いことではな . . . 本文を読む

赦しと感謝の世界

2007-06-09 22:40:13 | 人生の慰め
律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕えられたひとりの女を連れて来て、 真中に置いてから、イエスに言った。 「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。 モーゼは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。 ところで、あなたは何と言われますか」(ヨハネ伝8-3~5) 人は道徳をもって、わが身を責める。 そして私の良心も、道徳をもってわが身を責める。 私は内より外より、道徳 . . . 本文を読む

あなたは憎まれてますか?

2007-06-08 22:12:38 | 無宗教主義
主イエス・キリストは言い給うた、 「あなたがたはこの世に憎まれる」と。 それは、何かキリスト者の個人的な性格のゆえに、憎まれるという意味ではない。 イエス・キリストを信じ、彼に属するがゆえに、この世の人々から憎まれるという意味である。 もちろん、いわゆる迫害という形で、生命上の危険を蒙ることは稀だろう。 この信教の自由が確立されている今日であれば、イエスを信じることによって、 生命上の危険を感じることはないだろう。 . . . 本文を読む

召命

2007-06-07 23:45:41 | 聖書読解
アブラハムはある時、神からの召命を受け、 飄然一人立って、生まれ故郷を出て行った。 彼が召された目的は、彼をもって大いなる国民を興すためであった。 彼は神と出会った、そして神がこの世を統治し、神がこの世に語り給う言葉を聞いた。 もはや彼は、この世の人ではなく、神の側に置かれた人物となった。 もちろん、神に出会ったからといって、超能力を身につけたり、 特別な力が降ったりした訳ではなかった。 . . . 本文を読む