年末年始を利用してパウロ書簡を再読していたところ、
ローマ書12章以下にさしあたって、何か引っかかることがあった。
というのも、パウロの使用する単語や議論が、
いつかどこかで読んだことのあるものなのである(聖書以外で)。
それが、アリストテレスの「形而上学」だった。
私は何かを学ぶ際、わからないこと、疑問に思ったことは、
頭の片隅に残しておき(引き出し状にして)、
無理に今解決せずし . . . 本文を読む
イエス・キリストの御心を知りたければ、
やはり緻密に聖書を研究せねばならない。
そうして、他の誰でもない、キリスト御自身から教えて頂く必要がある。
聖書原典を読む価値は、実にここにある。
翻訳の過程において侵入した翻訳者の誤解を取り除けるのだから。
しかしながら、難しいのは、
古代ギリシャ語を辞書によって右から左に翻訳するだけでは、
辞書製作者を聖書理解の権威と頼むことになる。
だ . . . 本文を読む
2010年が始まったのに2009年の総括もおかしいが、
ふと思ったことを書こうと思う。
2009年は私にとって、非常に思い出深い年だった。
まず外面的な事柄では、くそツマラナイ年だった。
変化なく、希望なく、方向性見えず、
ただ耐え、過ごし、鬱屈しただけの年だった。
すなわち「行き詰まり」の年だったということだ。
しかしふと、内面的な事柄を振り返る時、
生涯で最大の素晴らしい年であ . . . 本文を読む