たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

LAN構築の練習その1 接続と設定とping

2007-10-18 20:16:38 | サーバー管理
今までデスクトップの環境を整備することばかりしていて、ネットワークの設定はやったことがない。
いつかはサーバーを設置しLANを組んでみたいと思っていた。
ということで、突然思い付いてLANを組む練習をしてみる。

LANの構成は、VineLinux4.1をいれたノートPCをサーバー、
借り物のノートPC(Windows98/PuppyLinux2.6-1JPのデュアルブート)をクライアントととする。
サーバーとクライアントのIPアドレスはそれぞれ、192.168.1.1と192.168.1.2とする。
サーバーとクライアントを結ぶ方法は、それぞれのLANポートを、スイッチングハブを介してケーブルで接続する。ルーターは使わない(持ってない)。
また、これらをインターネットへはつながない。

まず、各PCのLANへの接続方法を、DHCPから静的IPアドレスを使うものへ変更する。
Vine4.1の設定方法は以下。
Gnomeの「デスクトップ」メニューから「システム管理」を選び、「ネットワークの設定」ダイアログを表示。
これは、GNOME端末を開いて管理者権限で network-admin と入力することでも表示できる。
そしてダイアログの「接続」タブをクリック。
「eth0」を選んで「プロパティ」をクリック、「インターフェースのプロパティ」ダイアログへ。
「接続の設定」の部分の、「接続の種類」を、「DHCP」から「スタティックなIPアドレス」へ変更。そして、その下のIPアドレス、サブネット・マスク、ゲートウェイの欄に入力する。内容はそれぞれ、192.168.1.1、255.255.255.0、192.168.1.1
とした。
さらに、/etc/hostsファイルには、
127.0.0.1 localhost localhost.localdmain
192.168.1.1 server serer@example.com

Windows98は、「コントロールパネル」から「ネットワーク」のプロパティ画面へ入る。そして、「ネットワークの設定」の中にある「TCP/IP->ネットワークアダプタの名前」をクリック。そして、「IPアドレスを指定」ボタンを選択し、IPアドレスとサブネットマスクに数値を入力する。
内容はそれぞれ、192.168.1.2、255.255.255.0 とした。

PuppyLinux2.6-1JPは、JWMウィンドウマネージャのデスクトップ画面から、(必ずLANカードを刺した状態で)「接続」アイコンをクリック。
するとeth0の設定ダイアログが表れる。
ここで、DHCPではなく固定IPアドレスを使う方へチェックを入れる。
さらにIPアドレスとサブネットについて、Windows98と同じ数値を入力。
ゲートウェイの数値は、192.168.1.2とした。
/etc/hostsは、
127.0.0.1 localhost puppypc
192.168.1.2 notes1@example.com

この状態で、サーバー機からpingを撃ってみる。
注意点は、近いところから遠いところへ順に撃つこと(死活確認になる)。
まず自分(サーバー機)へ。
$ ping 127.0.0.1
$ ping 198.168.1.1
この時点で問題なければ、クライアント機へ。
$ ping 198.168.1.2

同じように、クライアント機からサーバーへ向けてpingを撃つ。
Windows98だと、MS-DOSプロンプトを起動して実行。
c:WINDOWS:ping 127.0.0.1
こんな感じ。続いてサーバー機へも撃つ。
Windows98は、pingの回数は4回と決まっているようだ。

PuppyLinuxだと、端末rxvtを使って、
# ping 127.0.0.1
# ping 192.168.1.2
そしてサーバーへ。
# ping 192.168.1
Linuxの場合は、放っておくとpingは永久に繰り返される?ので、適当なところで中断させる(Ctrl-C)こと。

参考書を見ながら以上を実施。
無事にpingは通り、サーバーとクライアントは互いを確認できた。
これでLANの接続と設定は、とりあえず成功。

追記
/etc/hostsの内容について。
ループバックアドレス127.0.0.1(localhost)と、各PC自らのアドレス192.168.1.x(foo@example.com)は必要な項目だが、localhost以外のホスト名については、DNSサーバを動かすときに必要になる。
いまのところはIPアドレスを直打ちして接続させるので、ホスト名が適当でも大丈夫なようだ。
かといって、いい加減にしておくのは、あとあとマズイことにはなりそうだが。。







wineでPuTTY

2007-07-10 23:00:02 | サーバー管理
あんまり意味のないことだとは思うのだが。。
VineLinuxにいれてあるWine0.9.37の上で、Windows版のsshクライアントであるPuTTYを動かしてみた。

PuTTYのオリジナル版のダウンロード先はこちら。
これはしかし、日本語が通らないということなので、日本語化のためのパッケージを入手する。
このダウンロード先はこちら

PuTTYについての解説は、こちらを参考にした。

入手した、オリジナル版のzipパッケージputty.zipと日本語化用のzipパッケージputty-0.60-jp20070603.zipを適当な場所で展開。

そして、おもむろにwineで動作させてみた。
$ cd putty.zip_FILES
$ wine putty.exe
すると、英語版のputtyが無事に起動した。

日本語化版も試してみる。
$ cd putty-0.60-jp20070603.zip_FILES
$ wine puttyjp.exe
こちらも起動。きちんとメニューが日本語化されている。

日本語化版を使って、サーバへssh接続をしてみる。
サーバのsshdの設定は、パスワード接続を許すようになっている。
解説サイトを参考に、puttyの設定を調整して接続すると・・・
Windowsのコマンドプロンプトによく似た端末画面が現れる。
ここでパスワードを入力すると、サーバとの接続に成功した。
やってみれば、結構簡単だ。。

もうひとつ、PortableAppsに収録されている、Portable版PuTTYも試してみる。
こちらは、オリジナル版のバージョンが0.60なのに対して、バージョン0.59がベースになっているということだ(今確認すると、バージョン0.60も既に出ているらしい)。
USBメモリをPCへ接続。
そして、/media/diskへ移動してwineを起動。
$ cd /media/disk/PortableApps/PuTTYPortalbe/Apps/
$ wine putty.exe
これでPortable版のPuTTYが起動する。

これを日本語化できないだろうか。というか、さきほどの日本語化バージョンを使えないだろうか。
というわけで、USBメモリのPuTTY_Portableのフォルダ内へ、日本語化パッケージのputtyjp.exeをコピーし、wineで起動させてみた。
すると、メニューが英語のままのPuTTYが起動した。。このままではダメなようだ。

いろいろ試した結果、puttyjp.lngというファイルを、puttyjp.exeをコピーしたフォルダ内へいっしょにコピーすれば、日本語化されたputtyが動くようだ。
$ cp puttyjp.lng /media/disk/PortableApps/PuTTyPortable/Apps/
$ cd /media/disk/PortableApps/PuTTYPortalbe/Apps/
$ wine puttyjp.exe
これで、日本語化版PuTTYが動作した。





OpenSSHの本

2006-07-03 00:06:44 | サーバー管理
サーバーのリモート管理の手伝いをすることになってから、勉強することがいっぱい。
サーバーのセキュリティの向上を、なんて気構えていたけど、基礎知識が足りないと手も足もでないことが多数。
ここは、地道に勉強が大事かと思う。

そんなおり、本屋でOpenSSHの本を見付けた。
リモート操作が必要なので、通信経路のセキュリティを考えると、sshは外せないのだろう。
オープンソースソフトにはドキュメントが大量についているのだけど、軟弱者な私は、読みやすい書籍に走ってしまう。。

メーリングリスト管理ソフト fml

2006-05-31 00:38:07 | サーバー管理
MLを管理するソフトにはいろいろあって、最近のLinuxディストリビューション(例えばFedora Core5)には"MailMan"が入っているらしい。また、日本人の方が開発したものもあり、そのひとつには"fml"がある。
MLの管理といっても、メールの配送はメールサーバーソフトが行う。ML管理ソフトは、メールサーバーへ「指示を出す」といったところだろうか。

メーリングリストのメンバー追加・削除などは、MailManではウェブブラウザでできるらしい。fmlでは、端末からコマンドを送って操作する。

fmlは、メールサーバーの入っているサーバーにインストールされるわけだが、
そのサーバーの端末から直接操作を行い、管理作業をすることになる。
もちろん、リモート操作も可能。その場合、sshを使ってリモートログインする方法と、コマンドを記入したメールを送って操作する方法がある。

端末から操作する方法は以下の通り。
$ su fmlroot #fmlの管理者へスイッチ。
MLユーザーの追加方法
$ /usr/local/fml/makefml add <ユーザーのメールアドレス>
MLユーザーの削除方法
$ /usr/local/fml/makefml bye <ユーザーのメールアドレス>
$ exit

なお、メールによる管理は、初期設定ではできないようにされている。
設定ファイルを編集し、メール管理ができるよう設定する必要がある。
メールによるfmlの操作は以下。
宛先:事前に設定した、管理用アドレス
件名:空白でよい
(MLユーザーを追加する場合)
本文:
admin pass <管理者ユーザーのパスワード>
admin add <追加するアドレス>

削除するには、本文に"admin bye"を記入。

メールによる管理作業の注意点。
管理作業のできるユーザーとしての登録を事前に行っておくこと。
管理者のメールアドレスを、MLごとに登録しておく必要がある。

Linuxファイアウォール

2006-05-13 20:59:13 | サーバー管理
以前、iptablesの設定をしそこなっていたのだが、態勢を立て直し再度チャレンジ。
iptablesコマンドをあれこれ使ってパケットフィルタのルールを勉強してみる。が、これが難しい…。こんがらがってしまったので、いったん設定を元に戻し、GUIのツールを試してみる。webminである。
Vine3.2ではplusに収録されている。バージョンは1.180。
apt-getで入手して試してみる。

webminをインストールした後、webminを起動するためには、ブラウザのアドレスバーへ
https://localhost:10000/
と入力する。
すると、「証明書の受け入れ」の表示画面が出るので、とりあえず「証明書を受け入れる」チェックをすると、webminのログイン画面へ入れる。
ここで入力するユーザ名はroot、パスワードは(もちろん)rootのパスワードである。

ファイアウオールの設定のためには、「ネットワーク」のメニューを選択し、ここから「Linuxファイアウォール」という項目に入る。
他にも、「iptables」という項目もあるのだが、こちらでは設定ができないようだ。

「Linuxファイアウオール」の設定画面では、3段階程度のレベルでルールのセットが用意されている。これらのうち、どれかを選ぶことになる。

ひとまずこれで設定し、その内容を見て勉強してみることにしよう…。

sshで接続する設定(RSA公開鍵)

2006-04-25 00:27:49 | サーバー管理
サーバーに遠隔ログインしてリモート操作するには、通信を暗号化して接続するsshというものを使う。
これには、パスワードによる接続と、RSAまたはDSA鍵による接続の方法がある。
パスワードよりも、RSAやDSAによる公開鍵方式の方が安全性が高いらしい。
ただし、RSA・DSAの方は、クライアント側の方で秘密鍵・公開鍵を作って、公開鍵の方を接続先のサーバーへ渡す必要があり、設定が必要。

サーバーの管理者さんから、パスワードによる接続を許可してもらっている。
セキュリティ上、「RSA公開鍵暗号による認証」へ切替えることになった。
「RSA公開鍵認証」を行う方法は、おおよそ以下のとおり。
1.サーバーへ接続するユーザーの、公開鍵と秘密鍵を作成。
2.接続先のサーバーへ、接続元のユーザーの公開鍵を渡す。

実際の作業
1.ssh-keygenコマンドを使って、「鍵」を作る。
仮想端末上で、
$ ssh-keygen -t rsa
すると、「鍵」が自動で作られる。
処理中に、パスフレーズの入力を求められるので、忘れにくいパスフレーズをいれる。
すると、/home/who/.ssh/以下に秘密鍵と公開鍵が作られる。
id_rsaが秘密鍵、id_rsa.pubが公開鍵。

2.公開鍵を、接続先のサーバーへ送る。
送る先は、接続先の、/.ssh/authorizde_keysというファイル。
.sshというディレクトリは、接続先サーバーにある自分のホームディレクトリの、/home/who/へ作っておく必要がある。

今回は以下のようにした。
id_rsa.pubをまずコピーして、authorizde_keysというファイルにリネーム。
これを、scpを使ってサーバーへコピーした。
$ scp ~/.ssh/authorizde_keys host@www.hogehoge.jp:/home/who/.ssh/

以上で設定は完了。
sshでサーバーへ接続すると、パスワードに代わってパスフレーズを入力するようになる。

参考:「簡単SSH」
http://www.netlab.is.tsukuba.ac.jp/~one/ssh/#first




サーバー管理の勉強開始

2006-04-11 16:52:18 | サーバー管理
Linuxサーバーの勉強をすることになった。
遠くにあるサーバーにリモートログインして、いわば遠隔操作する。
具体的には、sshを使って、メールサーバやウェブサーバのログを見て勉強するというもの。

デスクトップ環境の構築や設定とはまた違う世界で、仮想端末の上でコマンドラインばりばり打ちまくり。。
コマンド辞典は必携装備だ。。

サーバー管理や設定の本を入手して勉強せねば。