たこさんのメモ書き

Linuxの設定/構築のメモを残すのが主体です。
わからないこと、あれこれたくさん。

AdobeReader8.1.2をインストール

2008-03-09 22:32:09 | Vine4.x
AdobeReaderの最新版であるバージョン8.1.2をインストールした。
前のバージョンには脆弱性がある。
ところがVine4.2の場合は、そのままでは起動しないのだ。。
libstdc++34なるパッケージを入れ、さらにAdobeReaderの起動ファイルを編集する必要があるとのこと。
参考はこちら(Vine Linux ユーザーフォーラム)。

rpmパッケージをインストールすると、AdobeReaderは/opt/の配下にインストールされる。
$ which acroread
で起動ファイルacroreadのありかをみると、
/usr/bin/acroread
これをさらに調べると、
$ ls -l /usr/bin/acroread
lrwxrwxrwx 1 root root 31 2月xx日 xx:xx /usr/bin/acroread -> /opt/Adobe/Reader8/bin/acroread*
と表示される。

以上を確認した上で、libstdc++34およびlibstdc++34-develをインストールする。
$ sudo apt-get install libstdc++34 libstdc++34-devel
そのうえで、AdobeReaderの起動ファイルacroreadを編集する。

まず、オリジナルの起動ファイルのコピーを、名前を変えて保存。
$ sudo cp -i /opt/Adobe/Reader8/bin/acroread /opt/Adobe/Reader8/bin/acroread.org

エディタで起動ファイルを編集する。
$ sudo nano /opt/Adobe/Reader8/bin/acroread
以下の場所に1行を追加する。
#
# Set the command. Process any debug flags and exec.
#
ACRO_EXEC_CMD="$ACRO_INSTALL_DIR/$ACRO_CONFIG/bin/$cmd"
SYNCAPP_EXEC_CMD="$ACRO_INSTALL_DIR/$ACRO_CONFIG/bin/SynchronizerApp"
export SYNCAPP_EXEC_CMD
export ACRO_EXEC_CMD
ここの部分に、
export LD_PRELOAD="/usr/lib/libstdc++.so.6"
を追加する。

以上で起動ファイルを保存し、端末から
$ acroread
すると、AdobeReader8.1.2が無事に起動できた。

もし、"libgtkembedmozがない"などのエラーが表示されたら、AdobeReaderを起動して、「編集」-「環境設定」-「インターネット」のダイアログの「ブラウザを選択」の"libgtkembedmozフォルダ"部分に、/usr/lib/firefox-2.0を指定すること。

BloGTKの使い心地

2008-03-03 23:47:42 | Vine4.x
まず、早い。Vine4.2なら、ブラウザの上での文字入力も早いのだけど、さらに軽快。
次に、ローカルPCに書いた文章の保存ができること。
ブログサイトを観に行かなくても、下書きができる。(速い常時接続環境だったら、ありがたみが少ないかも?)

よくない点。
Category:欄はあるけど、ここをクリックしても何も出てこない。
初期設定のままだと、「下書き」のカテゴリへ記事がポストされる。
File-Connectとメニューを辿らないと、めあての(ポストしたい)ブログがBlog:欄に表示されない。(まあいいか?)
ポストする文章をPreview Postすると、見事に文字化けしている。。

よくわからないところ。
現在のバージョン1.1は2005年にリリースされたようだが、その後の開発は進んでいないのかな?


Epiphanyを使ってみる

2008-02-17 20:24:12 | Vine4.x
コミュニティ版Firefox"Bon Echo"は、アップグレードされる気配がない。
バージョン3までお預けなのだろうか。
脆弱性の存在が指摘されているので、旧版はあまり使いたくない。。。(神経質かも)
そこで、いまのところ脆弱性とは無関係そうな?ブラウザEpiphanyをインストール。
apt-getで簡単に導入できた。
Bon Echoのセキュリティ対応版がリリースされるまでのつもりだが、使ってみようと思う。
調子がよければ、メイン環境にするかも?


zphotoを入れ直す

2008-02-10 14:53:27 | Vine4.x
Vine4.2へアップデートしたらOpenOffice.org2.3.1とzphotoが削除されてしまったので、これを入れ直すことにする。
OpenOffice.orgの方は、取得していたrpmファイルを再度インストールしてやると、無事に復活した。
zphotoの方はしかし、ソースからconfigureができないのだ。。。
今回、インストールしようとしたzphotoのバージョンは1.2。
こちらからソースを取得しなおした。

ダウンロードしたファイル zphoto-1.2.tar.gzを展開し、configureを試みる。
$ tar zxvf zphoto-1.2.tar.gz
$ cd zphoto-1.2
$ ./configure

すると、以下のメッセージが出てconfigureが停止。
・・・・・・・・
checking for imlib2-config... no
checking for Magick-config... no

これは、imblib2とImageMagickがないからダメ、ということかな?
しかし調べてみると、imlib2もImageMagickも、最新版が既にインストールされているのだ。。。

まずインストールしてみた。
$ sudo apt-get install imlib2 ImageMagick
パッケージリストを読みこんでいます...
依存情報ツリーを作成しています...
* imlib2 は既に最新バージョンがインストールされています。
* ImageMagick は既に最新バージョンがインストールされています。

パッケージの情報を調べてみる。。
$ apt-cache search imlib2
imlib2 - 強力な画像ロード & レンダリングライブラリ
imlib2-devel - Imlib2 のヘッダーファイル,静的ライブラリ,ドキュメント
imlib2-filters - Imlib2 basic plugin filters set
imlib2-loader - Imlib2 loader set

よくわからないが、imlib2-develパッケージを入れてconfigureをやり直してみることにした。

まずパッケージを取得。
$ sudo apt-get isntall imlib2-devel
そして、再度cofigureする。
$ cd zphoto-1.2
$ ./configure

すると、今度はうまくいった。無事にconfigureが終了。
develパッケージが必要だったということだ。。

続いて、makeとcheckinstallを行う。
checkinstallでrpmパッケージ化してインストールするのだ。。
$ make
$ sudo checkinstall
以上で、zphoto-1.2のインストールは終了。





Vine4.2がリリース

2008-01-06 23:12:12 | Vine4.x
昨年12月25日に、VineLinux4.2がリリースされていた
これは、前のバージョン4.1に対して、バグフィックスやセキュリティフィックスを施したもので、カーネルやライブラリなど、OSの基本的な部分の変更はない、とのこと。

また、apt-getの参照先は、1ヶ月程度は前バージョン4.1のままで、1ヶ月たった時点で自動的に4.2へ変更される、という。
もちろん、手動で参照先を変更し、4.2へアップグレードすることも可能とのこと。

さっそく、バージョンを4.2へ上げてみた。
仮想端末で作業する。

まず、apt-getの参照先を示す設定ファイルをバックアップする。
$ sudo cp -i /etc/apt/sources.list /etc/apt/sources.list.org

次に、設定ファイルの内容をいじる。
viエディタでファイルを開く。
$ sudo vi /etc/apt/sources.list
・・・・・
# (master)
rpm [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus updates nonfree extras
rpm-src [vine] http://updates.vinelinux.org/apt 4.1/$(ARCH) main plus updates nonfree extras
#
・・・・・
上記の「4.1」の部分を、「4.2」へ変更して上書き保存。

さらに、apt-getコマンドでアップグレードを行う。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

すると、4.1を4.2へするための変更部分が参照され、アップグレードが完了した。
アップグレードの場合は、apt-get dist-upgrade と行うということだが、今回は、"dist-"をつけなくてもアップグレードができた。

アップグレード後に起きたこと。
ブラウザでwebを閲覧していると、Flashの表示が速い。気のせいもあるのかな?
内部の変更のせいで、ソースからインストールしていたOpenOffice.org2.3.1が削除されてしまった。また、その後のapt-get update && upgradeでGTKの一部が変更になったため、zphotoも削除されてしまった。

zphotoはVineのサイトからaptでインストールした記憶があるのだが、ソースから入れ直す必要があるようだ。
sudo apt-get install zphoto ではインストールできなかった。





totemで動画を

2007-12-04 22:27:44 | Vine4.x
DVDドライブを入手した。
知人が録画してくれた、TVニュースの番組をさっそく再生してみる。
Vine4.1には、「動画プレイヤー」としてtotemが入っている。
メニューから「開く」をクリックするだけで、目当ての動画が再生できた。
しかし画質が変だ。画面中央に太い縦縞が入ってしまい、まともに視聴できない。
あれこれとネットをさまようと、ビデオドライバの問題だとわかった。
設定ファイルに、ビデオドライバとしてxshmを指定すると良いらしい。

totemの設定ファイルは、
/home/hoge/.gnome2/totem_config
である。
これに、
video.driver:xshm
の1行を追加する。

こうして再びtotemを動かすと、DVDの動画が無事に再生できた。よかった。
しかしCereron533MhzのCPUでは処理が追い付かないのか、画質が少々あらい。。
動画を扱うためには、CPUが1Ghzはないと苦しいという話も聞いたことがあるし、まあこんなものか。。


EpsonノートNC610へVine4.1を入れる

2007-08-01 22:59:02 | Vine4.x
事情があって、Epsonダイレクトの古いノートPC、NC610にVine4.1をいれてみる。

WindowsMeがプリインストールされており、ビデオカードのチップセットはSis630。
CPUはモバイルセレロン600Mhz、メモリは128MB、ハードディスクは6GB。
2000年11月ごろに発売されたもののようだ。

VineLinux4.0のCD-ROMを挿入し再起動させ、インストーラを起動させる。と、突然問題が発生した。
インストーラの起動画面は表示されるのだが、
boot:
の画面の先へ進むと、画面が突然、白く輝いてからブラックアウト。さらに青一色となり、フリーズしてしまった。

原因を探るためにネットをさまようと、PlamoLinux3.x/4.xをインストールしようとした人が同じ症状に遭遇したという記事を発見。kon2などの日本語フレームバッファが問題となっているという(Sis630の問題らしい)。

そこで、日本語フレームバッファを使わず、英語インストールを試みた。
Vine4.0のインストーラは、起動後のboot: の画面にオプションを付け加えるようになっている。F2、F3キーで詳細が表示される。
付加したオプションは、
boot:linux nofb
すると、無事にインストーラが起動した。

メモリが192MB以上ないため、テキストインストールが自動選択される。
ところが、テキストインストールの初期画面でも文字化けが発生する。
最初に、インストール言語を選ぶダイアログが表示されるが、文字化けして読めない。選択する言語が2段で表示されるが、あてずっぽうで上の段を選ぶ。
すると、狙いどおりに英語が選択された。これで文字化けは解消。

あとは、英語標記を注意して読みながら質問に答えていく(チェックボックスを選んでいく)だけ。
もし間違っても、インストール終了後に管理者権限でsetupプログラムを起動させ、これでシステムの設定を修正すればよい。

パッケージは”全て”を選択し、ネットワーク接続は”DHCP”とした。
ファイルのコピーをふくめ1時間強でインストールは終了。

あとは、ネットにつないで最新パッケージを適用する。
4.0のアプトラインのままで# apt-get update && upgrade を行うと、ある程度のパッケージが導入されるが、その際にアプトラインも4.1へ修正されるようだ。
# apt-get update && upgrade
を繰り返すことで、/etc/apt/sources.list の内容を変えなくても、自動でVineLinux4.1へ移行できる。

最新版となるためには、200MB程度のパッケージを導入する必要があった。
100KB/secのADSL接続で、ダウンロードに約30分以上。さらにパッケージのインストールにも時間がかかる。

アプリケーションをあれこれ動かしてみると、実用には問題ないものの、動作が遅く感じられる。メモリが128MBしかないせいかも。
少しでも動作速度を上げようと、とりあえず使わないサービスを止める。
# service --status-all
で、動いているデーモンを確認。不要なものを起動しないようにする。
# chkconfig --level 2345 デーモン名 off
これで、デーモンを止めていった。
portmap、apache、postfix、sshdなど。

さらに、ウィンドウマネージャの差しかえも。
軽量なxfce4をインストールする。
# apt-get install task-xfce
これで、25個のパッケージが導入される。
さらに、一般ユーザ権限で、ウィンドウマネージャを変更。
$ setwm xfce
これで、ログインした際に起動するのは、デフォルトのGNOMEではなくxfce4になった。

OSやアプリケーションの起動時間がやや短縮されたような気がする。
$ free -m
でメモリ使用量を見ると、どうやら120MBくらいにおさまっているようだ。

(補足)
インストール終了の段階では音がでない。
# sndconfg
を試したが無効だった。
# setup
でシステムの設定モードに入り、"サウンドカードの設定”を選ぶと、alsaドライバによるサウンドの設定ができる。これで音が出るようになった。














CC600PXのスキャナ機能を使う

2007-07-03 11:20:51 | Vine4.x
結構古くなったEpsonのCC600PXを使っている。
プリンタドライバとスキャナドライバは、EpsonKowaのサイトからダウンロードできる。
プリンタドライバはすんなりインストールできて、普通に使えている。
しかしスキャナドライバの方は、RPMパッケージのインストールはすぐにできたのだけど、なぜか使えない。
コンソールから、
$ iscan
とやれば動くはずだが、なぜかエラーが出て動作不能。
いろいろやってみると、管理者権限でなら動作できた。
$ sudo iscan
しかしこれでは、Gimpからスキャナを動かすことができず、やや不便だ。
そこでネットを検索してみると、以下の記事を発見。

オールインワン機 PX-A720を使う (スキャナ編)

これによると、普通にUSB機器を接続した場合、そのデバイスファイルの所有者はrootになるため、一般ユーザー権限ではそのUSB機器を使えないという。
そのため、管理者権限でないとiscanを起動できなかったわけだ。。
一般ユーザーでもUSB機器を使えるようにするためには、usb-ownerというパッケージを導入する必要がある。

usb-ownerはvine extrasに収録されている。
/etc/apt/sources.listの内容に、extrasを追加して、apt-get install をするか、Synapticを起動してパッケージを導入する。

usb-ownerを導入すると、iscanは一般ユーザーで起動するようになった。
Gimpからでも、メニュー「拡張」-「Acquire Image」-「Scanning(iscan)」とすれば、iscanが起動する。

(不明な点)
usb-ownerは無事にインストールできたのだが、なぜかOpenOffice.orgと競合するらしく、OpenOffice.orgが削除されてしまった。




WMVファイルをtotemで開くには?

2007-06-07 00:35:29 | Vine4.x
Vine4.1には、動画プレイヤーとしてtotemが入っている。
しかも、マルチメディアプレイヤーのxineのライブラリも、totemのために入るようになっている。これなら、realplayerのファイル.rmもWMVも再生できるはず。
しかし、WMVは再生できない。。
realplayerのLinuxバージョンをいれたので.rmファイルは再生できるのだが。。

検索してみると、以下の記事を発見。
Software/GNOME
これによると、
MPlayerのサイトから、再生用のコーデックを取得して、それらを、
~/.gnome2/totem-addons/
以下に置けばよいらしい。
早速ためす。

MPlayerのサイトから、コーデックessential-20061022.tar.bz2をダウンロード。
これを展開。
$ tar jxvf essential-20061022.tar.bz2
そして、指定されたディレクトリへコピー。
$ cp ~/essential-20061022/* ~/.gnome2/totem-addons/

こうしてからtotemを起動し、取得しておいた.asfファイル(ストリーミングのリンク)を実行すると、無事に再生できた。
WMVファイル(WMV9)も実行可能。

Skype-1.3.0.53を使う

2007-05-19 21:51:43 | Vine4.x
Skype-1.2.0.18は、ときどきセグメンテーション違反をおこして落ちる。
また、ブロードバンド回線の調子にもよるのかもしれないが、音声がぶつぶつ切れるし、何度か音声のおくれが発生するようだ。
そこで、最新版の1.3.0.53を再び試してみる。

tar.bz2のgeneric版を使ってみた。
普通の一般ユーザ権限で、端末から起動した場合、skype test callに接続しようとすると、「接続中」のメッセージが出たまま固まってしまう。
しかし、webを検索してみると、管理者権限で起動させたら動くとの情報が・・・
そこで、端末内で管理者にスイッチしてskypeを起動してみる。

$ cd skype-1.3.0.53
$ sudo ./skype

すると、skype test callへの接続が正常に行われた。
しかも、音声のとぎれやおくれがあまりない。
これは、最新版ゆえに改善されているということだろうか。

しかし、管理者権限で動かさないといけないのは、なんだか問題があるような気がするのだが・・・