ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

Jaye P.Morgan

2006-11-16 22:46:23 | 音楽
若き日のDavid Fosterプロデュース作品。
ほとんど彼の最初期のプロデュース作品で最近まで超がつくほどのレア盤だった。
昨年Dreamsvilleがリ・イシューしてくれたが、そんなことでもなければ聴くことはなかっただろうなと思う。

パーソネルは
David Foster,Jay Graydon,Bill Champlin,Kenny Loggins,Lee Ritenour,Ray Parker,Jeff Pocaro,Harvy Mason・・・・
悪かろうはずもない名うての名手たち。

私はJBLの4312で聴いているのだけど、ミッドロウの響きがもうとてつもなく心地よい。
70年代後半のアナログ・レコーディングの技術がもっとも充実していた時期のビートとメロディが美しいバランスで鳴ってくれる。

もともとジャズ・シンガーである彼女のエモーショナルなヴォーカルが
リズムセクションにまろやかに溶け込んでいて、とにかく気持ちがいいので最近のヘビー・ローテーション。
アナログプレイの奇跡のようなアンサンブルにホーンとコーラスがかぶさっていくこの感じはもう今は絶対に出てこないだろうなあ・・・。
フェイクとかグルーヴとか今では死語と化したような言葉が生き生きとしていた頃の音だ。