ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

3/19のランニング

2006-03-19 23:50:09 | ジョギング
昨日に続いてLSD。2日間連続の2日目はいつも疲れが溜まっていてしんどい。
呼吸も乱れがち。
今日は何も考えずに走った。ただ苦しいだけのジョギングだった。
まあ、そういう日もある。

今日の距離:11キロ
タイム:68分01秒

WBC準決勝 日本対韓国

2006-03-19 23:05:56 | スポーツ
99%ないだろうと思われた日本の準決勝進出。
メキシコの驚異的な執念の粘りによって棚から牡丹餅のように日本にもたらされた準決勝の切符。
準決勝はメキシコのためにも頑張って欲しいと思っていた。

ここまで圧倒的な強さで勝ち残ってきた韓国。一次リーグから一度も負けていない。日本にも2戦2勝だし自信をもって臨んでくるだろう。
一方の日本は後がないところから辛くも勝ち残ってきており、チームの置かれた状況はまったく対照的である。

実力も拮抗しているであろう両チームにとっては、一発勝負を戦う上でのメンタリティの強さが勝負を分けるポイントになりそうだ。
そういう意味では、4強に残り兵役免除が発表された韓国に対して、
その韓国にイチローをして「今までの野球人生で最も屈辱的な負け方」をした日本は、今度こそ雪辱を果たしたいと燃えているはずで、
試合に入るメンタリティとしてはこれもまったく対照的である。

日本には一度死んだ身でもあり、もう何も失うものはないという、いい意味での開き直りがあったと思われる。
闘志と開き直りが程よい緊張感と冷静さをもたらした日本に、メンタルの上でアドバンテージがあったのではないか。
上原の気迫と落ち着きにはそんな感じがよく出ていたと思う。
それでも韓国はいいチームである。試合は拮抗して6回まではスコアレスの展開となった。

しかしこれは1点勝負かなあ、ミスしたり失投したら苦しくなるだろうなあ、と思っていたところで
このシリーズ、調子を落としていた福留が代打で送られる。その福留がツーランホームランを放った。
王監督の采配が見事にはまり、韓国にとっては手痛い失投である。
これで、韓国のキム・ビョンヒョンは緊張の糸が切れて続く小笠原に死球を与えてしまう。
ここからこの回一挙5得点と畳み掛けた攻撃はあっという間だった。
アメリカ戦での不可解なジャッジによる敗戦、韓国戦での屈辱的な連敗でたまりに溜まった鬱憤が一気に吐き出された瞬間だった。
ここまできたらもう、決勝でも持てる力を存分に発揮してキューバにも勝って欲しい。

それにしても自然に沸き起こる観客席の歓声がすごく良かった。
日本のプロ野球のあの鳴り物入りの応援がないほうが、野球は楽しいという気がするのだけど。
観客席からもベースボールの楽しさが伝わってきた。

もう一度この舞台で見たいと思っていたイチローも三安打一打点としっかりと仕事をしたし、決勝が本当に楽しみになってきた。

J1第3節 FC東京対清水エスパルス(調布・味の素スタジアム)0-1

2006-03-19 22:16:11 | サッカー
晴れ。

毎年エスパルスとの対戦は楽しみである。
あのサンバの応援が本当に楽しそうでエスパルスの応援にだけはついついこっちも乗ってしまう、というのがあるわけです。
だいたいウラをとるとかタメを作るとか(サッカーの話じゃないよ、リズムの話)、ポリリズムとか大好きなんですよね、私。
生まれ変わったらエスパルスのサポーターになろうか知らん(笑)。
それはさておいて。

清水は前節の新潟戦での東京の弱点をしっかりスカウティングできていたのではないかというような試合内容だった。
守備意識が高く前線からのプレスが効いているので、東京はしっかりとボールを収めきれないままに、ボールを奪われる。
一方で東京はポゼッションの意識は強いのだが、そこから何をしたいのかという共通の理解を欠いていて、
連動した動きがないので横にはパスを廻していても縦へは行けない。
そのあたりは前節から修正できていない。
味方がボールを持ったらスペースを見つけて一斉に走り出すという、
本来の東京の良さが完全になくなっていて中盤と前線が間延びしたままずるずると後ろに下がってしまう。

そもそもボランチが高い位置でボール奪取をしたらパスを廻しながらラインを上げていき、左右のSBを経由して前線に当てる。
そのときには2列目3列目がペナルティーエリアに飛び込んでいく・・・。
というようなサッカーをガーロはやりたいんじゃないのか。
なのに、両SBが攻撃的に前に行くことができていないのでサイドを使った展開がまったくない。
ポゼッションとは名ばかりの横パスやバックパスばかりで、ゴールの気配がまったくない。

去年までの縦への早い動きを基盤としつつも、局面によってはパスで崩していくというのが今年のコンセプトのはずで、
東京本来の縦に早い戦術とポゼッションがトレードオフの関係にはないはずだ。
そのあたりの戦術の不徹底というか、迷いが判断を遅らせて動きを遅くしている。
ポゼッションに行き詰ったら、今度は前に放り込むだけのサッカーではあまりにも芸がないではないか。

とにかくスペクタクルのないサッカーなのだ。
例え負けたとしても観戦者がわくわくするようなシーンが何度かでもあれば、ある程度までは満足もできるだろう。
負けたけど十分楽しかったし次勝てればいいや、と前向きにもなれる。
しかし結果はともかく内容もないのであれば、それは退屈な90分を過ごしたことになってしまう。
結局、今日楽しかったのはエスパルスのサポーターの応援だけだったということか。

ガーロ戦術が浸透していくには今しばらく時間がかかるようだ。
今しばらくはぐっとこらえて見守っていくしかあるまい。