だいちゅっ

正直なところ現在趣味らしいものはないような気がする。
オーディオであったり自転車であったりと長続きしない。

CAMWAREマトリックスその2

2008年05月15日 | 仕事
マザックのNC機に搭載されている自動プログラミング装置「マザトロ-ル」はインタプリタ型で、BASIC言語と同じような感覚で使う。
そのため、加工途中でのプログラム変更は容易で変更後のリスタートも簡単だ。
また、工具長測定装置、タッチセンサーとの連携も良く取れていて使いやすいものとなっている。

さて、昨日の続きだがマザトロール画面については別段言うことは無い。よくぞここまで進化したって思う。
問題はCAD(CAM)画面だ。
CAD機能は全くない。表示された図面から線、中心点などの寸法をデジタイズすることを主眼に置いているようだ。
あまり、お利口さんではないが連続した線を自動で拾う機能は搭載されている。手動も可能だ。

全ての図面が形状ごとに色分け(レイヤー分け)されていれば問題ないのだろうが、同一レイヤーで複雑な形状だとあらぬ方向に線をたどることになる。
手動でこっちだぞと指示してもまず言うことを聞くものではない。(当たり前だが)
以前のCAMWAREであればMAZAKレイヤーにその図形をトレースしてから拾うことができた。
今回はその機能が搭載されていないので、同様な事をやろうとすれば市販のCADソフトで下ごしらえしておいてからCAMで拾うようになる。

マザトロールは優れた自動プログラミング装置であると思うが、複雑形状の場合CADCAMでプログラムした方が効率的であることは間違いない。
今回のCAMWAREマトリックス、自動プロの良いところとCADCAMの良いところを併せ持つ良い方向と思われるがCADCAMの完成度の低さが非常に残念に思う。



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