両国橋の少し下流側の西岸に、薬研堀(やげんぼり)という、お堀がありました。現在の中央区立日本橋中学校付近だと思われます。古地図では、そのお堀の少し北側に「不ドウ」とあり、これが今に続く薬研堀不動院です。
池波正太郎著「おんなごろし」(殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)に収録、講談社)で舞台となった料理屋「万七」が在ったとされるのが、この薬研堀です。
薬研堀が登場するその他の作品
- 藤沢周平著「溟い海」(暗殺の年輪に収録、文藝春秋)
- 藤沢周平著「秋風の女」(愛憎の檻 獄医立花登手控え(三)に収録、講談社)
- 藤沢周平著「凶刃 用心棒日月抄」(新潮社)
- 藤沢周平著「霧の果て 神谷玄次郎捕物控」(「針の光」の章、文藝春秋)
薬研堀不動院 東京都中央区東日本橋2-6-8
都営浅草線 東日本橋駅から約150m 徒歩約3分
薬研堀があったと思われる付近
薬研堀不動院
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