江戸観光案内

古地図を片手に江戸の痕跡を見つけてみませんか?

新辻橋

2011-10-01 | まち歩き

本所を東西に流れる竪川は江戸城から見ると前後方向の“縦”に流れているから“たてかわ”、深川と本所を南北に流れる横川(現在は大横川)は、左右方向の“横”に流れているから“よこかわ”という名前が付いたそうです。

新辻橋は竪川と横川が交わる場所に架けられている橋で、現在の橋は昭和5年に架けられたものです[1]。現在は竪川と横川の交差部よりも東側の竪川と北側の横川が埋め立てられて公園化されたため、この橋の下に川は流れていません。


池波正太郎著「本所・桜屋敷」(鬼平犯科帳(一)に収録、文藝春秋)の中では、長谷川平蔵の乗る小船が大川(隅田川)から竪川に入り、新辻橋の手前で左に折れ、横川に入る場面が書かれています。


[1]墨田区ホームページ


新辻橋北詰 東京都墨田区江東橋1-2

JR錦糸町駅から約700m 徒歩約9分


Dsc_8497