カッパの害を避けるまじない歌
2021.7
河太郎(カワタロウ=河童)が人を害する事が、希にある。
怪しい川に入り、泳いだり、魚を釣ったりしてはいけない。
奥州には、河童による害はないが、西日本では時々カッパによる害がある。
この為に豊後の某が、河太郎による被害を防ぐ方法を知っていて、お守り(霊符)を出した。
もし釣りに行ったり、あるいは怪しい川を渡る時には、この歌を三遍となえるとよい。
カッパによる害を防ぐ事は、本当のことである。
ひやうすべに 川たちせしを 忘れなよ 川たち男 我も菅原
以上、「中陵漫録」の「河太郎の歌」の項より。
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