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江戸の妖怪、怪奇、怪談、奇談

江戸時代を中心とした、面白い話を、探して、紹介します。

新説百物語巻之三 3、縄簾(なわのれん)といふ化物の事  

2021-12-20 23:41:16 | 新説百物語

新説百物語巻之三
3、縄簾(なわのれん)といふ化物の事  
                                                                   2021.12

京都には、昔から不思議なことがある。


雨などそぼふる夜、ある所を通ると、何やら頭へ懸るものがあった。
縄のれんの様であった。
ともかく、顔へかかって、まっすぐに歩きにくかった。
無理に、通り過ぎようとすると、又うしろより、傘のロクロを押さえ持って引き留められ、動けなかった。
何とかして通り抜ければ、後は何の不思議、不都合もなかった。


昔より今に至っても、絶えず幾人もの人が遭遇したとの噂である



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