環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

免疫力を高める

2013-08-30 04:57:19 | 
免疫力とか抵抗力とかってよく聞くけど、正確にはどういうことなの? 
どうしたら子どもたちを健康に育てられるの? と知りたくなって何冊か読んでみた。


『免疫力をあげる子育て法』安保徹、西原克成、真弓定夫(実業之日本社、2012年)
『自分ですぐできる免疫革命』安保徹(大和書房、2007年)
『アレルギーの9割は腸で治る!--クスリに頼らない免疫力のつくり方』藤田紘一郎(大和書房、2011年2月)

以下、強く印象に残ったことのまとめ(細かいところが間違ってたらゴメンナサイだけど)。

・免疫力を発揮するのは、
(1)白血球(顆粒球とリンパ球)
(2)NK(ナチュラルキラー)細胞
(3)腸内細菌

・顆粒球とリンパ球のバランスが大事。
顆粒球とリンパ球の割合はもともとの個人差もある。

・交感神経が優位になる(興奮する)と顆粒球が増え、
副交感神経が優位になる(リラックスする)とリンパ球が増える。

・緊張状態が続いて顆粒球が増えすぎると(典型的な現代人)、免疫力が下がるので、リラックスを心がける。
リンパ球が多すぎると、アレルギー反応を起こしやすい、高熱を出しやすい反面、長生きの人が多い。体を動かして交感神経を刺激するといい。
要はバランス。

・手の爪の周辺に神経があるので、免疫力を高めるには爪もみが効果的。指によって作用が違うので、全部の指を刺激しておくのが良さそう。

・笑うとNK細胞が活性化する。笑うと免疫力が上がるというのは本当らしい。

・子どもの体を丈夫にするには、
体内にウイルス・菌を入れないようにしよう、ではなく、
体内にウイルス・菌が入っても負けないように免疫力を高めよう、という努力のほうがいい。

・藤田氏
「実際、大阪の堺でO-157が流行したときに小学生の便を調べたところ、O-157がたくさんあるのに一度も下痢をしていない子どもが30%もいました。
 一方、ちょっと下痢をした子どもは58%で、何度も下痢を繰り返して入院するほどの重篤な症状をきたした子どもは12%でした。
 O-157で重症になった子どもはみんな、山の手の一戸建てに住む子どもたちでした。お母さんが清潔に対して非常に神経質で、子どもに泥んこ遊びもさせていませんでした。一方、一度も下痢をしなかった子どもは、揃って下町育ちでした。泥んこ遊びをする子どもたちだったのです。」
(そんなデータがあるのか? ほんとなら、抵抗力の大切さについてものすごく説得力がある。)

・免疫力は、70%が腸管の働きで、残り30%は心で決まる。

・番外編:藤田氏提唱の、子どもをアトピーにさせない方法
  「第一に、子どもの食べものは主として落ちたものを食べさせること。
   第二に、食事中に必ず足の指をなめさせることだ」
(笑える……^_^;)



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