環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

『見てわかる地球の危機――温暖化時代を生きる』

2008-08-31 23:28:36 | 
『見てわかる地球の危機――温暖化時代を生きる(日経BPムック)』
武田 正紀訳、五頭 美知訳、前川 雅彦訳
出版 : 日経ナショナルジオグラフィック社
発売 : 日経BP出版センター
発行年月 : 2008年7月
税込価格: 1,890 (本体 : 1,800)

第1章 気候変動の現実
第2章 最新科学の証言
第3章 解決への足がかり

ナショナルジオグラフィックの本なので当然といえば当然だが、写真が多くて見やすい。おまけに、DVD「地球環境レポート」まで付いている!

第2章に、温暖化に関する科学的知見がコンパクト&ビジュアル的にまとめられている。

北極海の氷の様子を1979年、2005年、2007年に衛星から撮影した写真もあり、
この30年弱でどんどん面積が小さくなってきているのが一目瞭然。
北極の氷がなくなる?!
にも一度書いたが、2030年までには夏に北極海から氷がなくなるという予測も紹介されている。
……が、実はこの6月、今年の夏に北極海の氷がなくなりそう、という分析がされていて、ギョッとした。もうすぐ夏も終わるが、実のところどうだったのだろうか……

「やっぱり温暖化って気になるけど、小難しい本を読むのもなぁ」という人に、図や写真を見ているだけでちょっとわかった感じがするオススメの1冊です。