環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

『ミリオネーゼの手帳術――8ケタ稼ぐ女性に学ぶサクサク時間活用法』

2006-05-30 13:23:00 | 翻訳
個人で仕事をするなら、スケジュール管理は必須。
「進捗具合はどう?」なんて聞いてくれる人は周りに誰もおらず、ただひたすら自分でカレンダーと時計とにらめっこするしかないからである。

私は十数年前からスケジュール帳には結構こだわりをもって試行錯誤してきたので、ここ数年は自分なりに快適なスケジュール帳に落ち着いていた。
でも、ここのところ、ちょっと改善が必要? と思うところがあって、前々からよく本屋の店頭で見ていたこの本を手にとった。

彼女の手帳のコンセプトは、私が留学時代に使っていたスケジュール帳に似ている~。
とにかく、やるべきことをどんどん書き込んで、目で確認する、というもの。
当時は、授業の復習して課題図書読んで論文書いて試験勉強してバイトしてピアノも弾いて、とむちゃくちゃやることが多かったので、それを整理するために(っていうか心を落ち着かせるために)、始めたんだった。

日本に帰ってきてからは、小さい手帳に変えたので(アメリカで使っていた物は何でも大きかったので、サイズダウンが必要だった ^_^;)、結局書くより頭で覚えておくことのほうが多くなっていた。
外で働いている時は、当初予定していた仕事より急に飛び込んでくる仕事のほうが多くて、書く間もなかったってのもあるけど。

今回、とりあえず、スケジュール帳を、佐々木さんオススメのB5版に変えてみることにした。あと、「『いつでもできること』もスケジュールに入れ込んでしまう」、ということも。
佐々木さんプロデュースの手帳は4000円で売っている。た、高い。
文房具屋でB5ノートを買ってきた。締めて144円也。

<佐々木かをり著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2003年>

トウキョウトッキョキョカキョク・・・?

2006-05-21 20:20:41 | 環境
今年もうちの近くにホトトギスがやって来た(今日が初鳴き)。
近くに崖線があってちょっとした林になっているおかげだと思う。

ここに引っ越してきたのは初夏で、目覚めるとすがすがしく、しかもかなりはっきりとホトトギスが鳴いているので、「もしや、どこかご近所の家の目覚まし時計がホトトギスの鳴き声なのでは??」と疑ったほど。

ホトトギスの鳴き声は、文字で書くと「トッキョキョカキョク(特許許可局)」。
(こういうふうに日本語に置き換えることを「聞き成し」という)
そういわれると不思議なもので、本当に「特許許可局」と鳴いているように聞こえてくる。
誰が言ったか知らないが言われてみれば確かに聞こえる空耳アワー、みたいなもんだ。

そんなこんなで、ホトトギスの鳴き声を聞くと、思わず
「トウキョウトッキョキョカキョク」と早口言葉をつぶやいてしまうのでした。

なお、「特許許可局」なる役所はこの世に存在しません(笑)

『食品の裏側』

2006-05-14 23:34:00 | 
かつて食品添加物の専門商社に勤めていたという著者が、どういうふうに加工食品がつくられているかを記した本。

私はたぶん平均的日本人に比べたら、食の安全に気を付けているほうだと思うけど……
それでも、かなり衝撃を受けました。

中でも、ケーススタディがおもしろい。
朝昼晩をコンビニに頼る独身サラリーマンと、
小さい子どもをもつ主婦。
そのある1日の食事(かなり典型的なメニュー)に含まれる食品添加物の種類を比べている。
ちゃんと主婦が準備したご飯のほうが少ないだろうと思いきや、
どちらのケースも60種以上を超えていて、「同じ穴のむじな」だろう、という。

著者が特に問題視しているのは、「たんぱく加水分解物」「ぶどう糖果糖液糖」
こういう、消費者には一読して何だかわからないもの(しかも、そんなに悪者そうに見えないネーミング)を、しれ~っと入れられると困るよねえ。
こういった、わかりやすい味の人工物が、知らず知らずのうちに私たちの味覚を壊し、健康をむしばんでいるという。

あと、食品衛生法の抜け穴も、添加物がはびこる一因だという。
一括表示」……「調味料」「乳化剤」「pH調整剤」などはそれぞれ複数種類の添加物を使っていても、一言で済ませていい。
表示免除
……(1)キャリーオーバー(原材料にすでに含まれる添加物)
  (2)加工助剤(最終的に残っていないはずのもの)
  (3)バラ売りおよび店内で製造・販売するもの(レストランなども)
  (4)パッケージが小さいもの
  (5)栄養補助剤
ちゃんと消費者が選択できるように、使ったものは使ったと正確に表示してほしいものです。

結局、なるべく加工食品には頼らず、材料や基本調味料を吟味して買い、ちゃんと手をかけて料理する、ということしかなさそうです。
口に入れる添加物を減らすという意味でも、「スローライフ」が良さそうですね。

私も、この本をゴールデンウィークに読んでから、できる範囲で実践中です。

<安部司著、東洋経済新報社、2005年>

『地中海遊覧記(上)(下)』

2006-05-12 13:44:55 | 
『トム・ソーヤの冒険』などで知られるアメリカの作家マーク・トウェインが、クエーカーシティ号で地中海沿岸を回った時の随筆。

さすが作家! という感じでとても読み進みやすい文章。
ダーウィンの『ビーグル号航海記』とは、どえらい違いである。
翻訳が新しいせいでもあるかもしれない(1997年)。
ちなみに、かつての訳書は『赤毛布外遊記』というタイトルで訳されていたらしい。

全体的に「珍道中?」という印象。
なんとな~く、楽しげである。
きっと実際に現地に行ったことがある人が読むと、また違った楽しみ方があるのかもしれないけど、残念ながら私はまだヨーロッパに足を踏み入れたことがないのでした。

<マーク・トウェイン著、吉岡栄一、錦織裕之、飯塚英一 共訳、彩流社、1997年>原題"The Innocents Abroad"

SOHOの良いところ

2006-05-09 23:46:24 | ライフスタイル
近所の農産物直売所で、小ぶりで安いイチゴと、たぶん今朝採りたてのタケノコが買えたので、今日は仕事をしながら、イチゴジャムをつくり、タケノコを茹でる。
家中、春の香りに包まれる。

こんなとき、自宅での仕事でよかったなあと思う。
カラッと晴れた日に、布団や洗濯物を干せた時も。

外で働いていたときは、こんなこと、できなかったもんなあ。

GWに富山・能登半島へ(5) 川の源流

2006-05-08 23:55:37 | もろもろ
最後の写真は、糸魚川で日本海に注ぐ姫川の源流。
白馬にあります。

たぶんちょうど雪解けのシーズンだからと思うんだけど、源流からいきなり水量が多くて驚いた。
写真右端の木道の下あたりから湧き出ています。
ここにもミズバショウが自生していて、ちょうど咲いていました。

そんなわけで、すっかりリフレッシュして帰ってきました。
またガシガシ働くぞ~。

GWに富山・能登半島へ(4) 朝日

2006-05-08 23:50:09 | もろもろ
ホタルイカ漁の見学に行った。
明け方の3時集合ということで、夜中の1時半頃に起きて(キビシイ!)、港に向かう。
観光船に乗って、定置網を引き上げる様子を見させてもらったのだけど、今年は残念ながらホタルイカが不漁らしい。
原因は、異常気象だと言っていた(春一番が吹かなかった、など)。

定置網にかかっていた数少ないホタルイカを漁師さんが網ですくってくれて、たまたま近くにいた私の手にほいっと乗せてくれた。
初めは青白く光って、ピクピク動いていたけど、だんだん元気がなくなってきて、漁師さんに「どうしたらいいのぉ~? 網に戻す?」と聞いたら、「食べちゃっていいよ」と言われたので、ありがたく躍り食いでいただく。
まさに「命をいただく」という感じでした。

船が港に戻って、しばらく港で散歩していると、朝日が昇る。
朝はかなり苦手なので、朝日が昇るのを眺めるのは久々でした。(夕日が沈むのは、自宅の西側の窓からよく見るんだけど~)

GWに富山・能登半島へ(1) 千枚田

2006-05-08 23:35:17 | もろもろ
今年のゴールデンウィークは、北陸(能登半島ほぼ一周~富山)に行ってきました。
写真を何枚か載せます。

まずは1枚目。

能登半島の千枚田。
実際には1000枚以上あるらしい。圧巻だった。
作業、大変だろうなあ~。

「千枚田(せんまいだ)」の語源は、実は、田んぼの枚数以外に、「狭い田」から来たという説もあるらしい(笑)。