環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

オススメの翻訳道場

2009-02-16 10:02:19 | 翻訳
5月6日(水・祝)に、私の翻訳の師匠(と私が勝手に呼ばせていただいている ^_^;)枝廣淳子さんが「実践型トライアルを兼ねての翻訳道場」を開催されます。
中上級者向けとして、オススメです。私自身も以前、同様の道場(そのときは3回連続の形でした)に参加して大きな学びがありました。
定員30人ですぐ埋まってしまいそうなので、ご興味のある方はお早めにお申し込みを。
(なお、初心者向けには、別途5/10に翻訳セミナーが開催されるそうです。)
es Inc - 新着情報|2009年02月14日 5月6日(水・祝)「実践型トライアルを兼ねての翻訳道場」を開催します
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<目的>
近年のエコブームで、出版社からの環境関係の書籍の翻訳の依頼が増えてきまし
た。また、「日本でぜひ読んでほしい本なのに、翻訳されていない本」もたくさ
んあり、企画書をつくってどんどん翻訳していきたいと思っています。

「翻訳したい量>自分の翻訳できる量」というボトルネックを解消するために、
「しっかりした翻訳力をもった人々を増やしたい」という思いで、2000年より自
主勉強会「環境英語ML」、トライアルを設けての実践和訳チーム「アップル」、
正確さに「読みやすさ」をプラスするための翻訳通信講座「Next Stage」などさ
まざまな翻訳力アップのための機会を提供してきました。

そのつど、参加者にいまいちばん必要だと思われる側面やスキルに焦点をあてて
プログラムを作ってきました。ずいぶんレベルがアップしてきており、うれしい
ことに、自分の名前で翻訳書を出せる人も何人も誕生してきました。

そして、「もう一歩」の方々にどうやって「次のステージ」に進んでいただくか……。

いろいろと試行錯誤している中で、「ゆっくりと自分のペースで翻訳する」だけ
ではなく、「ある量をある時間でこなしつつ、誤訳はもちろんゼロ、一定以上の
パフォーマンスレベルを保てる」ための“強制的なトレーニング”も大事だとい
うことが明確になってきました。

そのためのトレーニングを「翻訳道場」として開催します。この日は自分への投
資です。1日思い切り翻訳をして、自分のくせや弱点に気づき、改善方法を得ま
しょう。これまでの勉強法の足りないところに気づき、相談したりアドバイスを
得ながら、「勉強や翻訳にかけている時間を最大の翻訳力アップにつなげる」く
ふうをしましょう。(これをしないと、時間ばかり過ぎていってもったいないこ
とになります)

都内でありながら緑の豊かな静かな場所で、次へ進んでいくための時間を過ごし
て下さい。なお、本道場は、実践型トライアルを兼ねています。道場でのパフォー
マンスから「実践が可能な優秀な翻訳者である」と認められた場合、翻訳プロジェ
クトに参加できます。(翻訳していただきたいものはいっぱいあるのです)

なお、本道場は、中~上級向けです。翻訳の初心者や初級者は、5月10日に開催
する「翻訳セミナー」にご参加ください。(ご案内を希望される方は、イーズま
でお知らせ下さい。 info@es-inc.jp 準備できしだい、お送りいたします)


<対象>
●一定のパフォーマンスレベルで安定して、訳漏れや数字の間違いなどをせず、
誤訳のない正確な翻訳ができるようになることをめざしている方。

●スピードと質のバランスを改善したい方。

<講師>枝廣淳子

<プロセス>
・ある時間内にある分量の訳出をおこなうトレーニングと、トレーニングを通し
ての気づきを改善へ結びつける作業を繰り返します。
・事前課題がでます。
・翻訳や勉強での悩みを話し合ったりアドバイスを得る時間があります。

<効果>
・ある時間内にある分量の訳出をおこないながら、訳漏れや誤訳の自分のくせに
気がつき、対策を練ることができます。
・自分の勉強では得られないペースで訳出していくことで、スピードと質のバラ
ンスに気づき、改善への手がかりを得られます。
・自分の勉強では得がたい持久型のトレーニングにより、「大量・長期の翻訳で
もパフォーマンスを落とさず一定レベルを持続する」体質への気づきを得ます。
・翻訳に必要なリサーチ力を高めるヒントとコツが得られます。
・翻訳や勉強での悩みを話し合ったりアドバイスを得ることで先へ進めます。

<実践型トライアルを兼ねています>
当日のパフォーマンスや翻訳の質から、実践が可能な優秀なレベルに達している
と判定された方は、実際の翻訳プロジェクトに入っていただくことができます。

<定員>
30人限定

<日時>
5月6日(水・祝)10:00~17:00 

<場所>
エコギャラリー新宿(大江戸線「都庁前」駅A5番出口より徒歩5分
             新宿駅より徒歩約15分、またはバス徒歩1分)
http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html

<当日のスケジュール>
10:00~12:00 トレーニングセッション1
12:00~13:00 休憩
13:00~14:30 トレーニングセッション2
14:40~14:40 休憩
14:40~16:00 トレーニングセッション3
16:00~17:00 仕事や勉強法についての相談、情報・意見交換、質疑応答

※終了後、希望者と夕食を食べながら、さらに情報交換やアドバイス等の時間を
設けます。

※都合により全日参加できない場合は部分参加も可。受講費は同じ

<受講費>
25,000円

<お申し込み>
メールで以下の申込書をお送り下さい。後日、受講費のお振込み方法をお知らせ
いたします。お振込みいただいた時点を正式受付とし、受講票をメールにてお送
りいたします。

お申込みは先着順で受け付け定員に達した時点で締め切らせていただきます。1
週間たちましても受付の連絡が届かない場合は、インターネットの送受信にトラ
ブルがあることも考えられますので、ご一報ください。

申込書送付先:
イーズ 佐藤 info@es-inc.jp

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            申  込  書

2009年5月6日『実践型トライアルを兼ねての翻訳道場』に参加します

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牛の育て方と温暖化

2009-02-08 22:45:49 | 環境
地球の温暖化を引き起こすガスはいくつかあるけど、いつも一番話題になっているのが二酸化炭素(CO2)。産業革命後の100~200年間に、人間のせいで排出される量が劇増したから。

でも、問題なのはCO2だけではない。その一つ、メタンは“温暖化係数が21”、つまりメタン1トンが排出されると、CO2が21トン排出されるのと同じだけの温暖化が起こるといわれている。

で、そのメタンの大きな排出源になっているのが、牛のゲップ。
初めて聞いたときは、誰かにかつがれてるんじゃないかと思ったけど(^_^;

だから、牛の頭数を減らそう(食べる牛肉の量を減らそう)、とか、牛のゲップに含まれるメタンの量を減らそう、といった取り組みが行われている。

その一環で、イギリスでは、牛を牧草地で草を食べさせるようにすれば、消化器官の調子が良くなって、メタンの量が減るのではないか、という研究が行われている。つまり、牛はそもそも草食動物なのに、工場式畜産では草を食べさせず、穀類を食べさせている、ということ。(そういえば“肉骨粉”なんて話もあったわね。)

スウェーデンでの研究では、「草地で有機飼育された肉牛の場合、牛肉を生産するまでに排出される温室効果ガス排出量は、穀類で育てた牛より40%減」ったらしい。

安全な食べ物を手に入れる動きが、地球の温暖化を抑制することにもなる。
やっぱり、すべてはつながっているのね。


『地球白書2008-09』(2008年、ワールドウォッチジャパン)第5章「肉と魚――もっとも環境への負荷の大きい食材」より