環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

イマドキの英語の勉強方法

2019-05-16 08:32:54 | 翻訳

家事をしている時とか車を運転している時とかに、「ながら」で英語関係のpodcastを聞いているのだけど、中でも最近気に入っているのが"All Ears English"というpodcast。

アメリカ人女性2人(たしかアラフォー)が毎回のテーマに沿って、このフレーズはこういう場面で使う、とか、こういう相手に対してはそぐわない、とかおしゃべりしている。もちろん内容はとても勉強になるのだけど、話し方やら雰囲気が、本当にアメリカ人のおしゃべりそのもので、私がアメリカの大学に留学してた時にこういう話し方する友達がいたなぁ、と懐かしい感じもあり、楽しい。hilarious(抱腹絶倒)という感じでよく笑っていて、陽気なアメリカ人そのもの。聴いているこっちまで楽しくなる。

その5月9日のエピソード

"AEE 1153: We Rank The Top 3 Ways to Learn English"

がとても興味深かった。

一言で言うと、英語の勉強方法のオススメトップ3に「洋楽を聴く」は入れないという話。彼女たちがなぜオススメしないかというと、歌詞って文法的に正しくないのが多いし、歌で覚えたって現実世界でミュージカルみたいに歌って会話することないでしょ、と。

でも昔はたぶんこれが一番推奨されてたよね~、洋楽とFEN(現AFN)を聴くこと。

今は動画がいくらでもあるからね。そっちの方がオススメと言っていた。洋画やらTVドラマシリーズやらスピーチやら、いろんな媒体でいくらでも手に入る。それで、気に入ったフレーズを真似して、身につけていくのがいい、と。まとめると、そんなお話でした。

いやほんとそうだな。私としてはTEDもオススメ。キャプションを出せるし、スピードも75%にして少し遅くできるし、当然ながら内容もすごく良い。

限られたリソースの中でがんばってきたオジサン・オバサン、「がんばったよねー」と自らも含めてねぎらいつつ、新しい方法もどんどん取り入れていきたいものです。


ダブルクリックする時にマウスがずれてしまう問題

2018-09-08 07:16:10 | 翻訳

「ダブルクリック」って、パソコンを触っていると、しょっちゅうやるわけだけど、

私は実は「ダブルクリックしている間にマウスがずれてしまう問題(^_^;」を抱えていて、

特に、近年はWordで、印刷レイアウトの表示で作業している時に、前のページと次のページの間の余白がそれぞれ表示されてしまうので、ダブルクリックで空白スペースを隠す、という作業がしょっちゅう発生していて、そのダブルクリックの時に特にうまくいかず、やり直しをすることがよくあった。

こないだ、気付いた。

たぶん、人差し指を動かす時に、連動して親指の筋肉も動いてしまっているんだ!

それで、ダブルクリックをする時に、マウスから親指を離してみたら……

めでたく問題解決!

たったこれだけのことで!

ダブルクリック超快適!

日々是改善。


改ざんの「ざん」

2018-03-15 08:47:10 | 翻訳
改ざんの「ざん」をいま漢字で書いてみてと言われても書けないけども(^_^;
なんとなくネズミっぽい漢字だよなーと思って調べてみたら、
そうか、あなかんむりネズミ(鼠)なのか



三省堂大辞林によると

【 竄▼ 】 [音] ザン
①のがれる。かくれる。 「 竄入 ・竄伏 ・逃竄 」
②追放する。島流しにする。 「 流竄(りゆうざん)((るざん)) 」
③文字を書き改める。 「 竄定 ・改竄 」


①は、見たまんまの意味だなー


ついでに以下、広辞苑(第五版)

ざん‐そう【竄走】
(「竄」は鼠が穴に入る意) のがれ走ること。


これも大辞林①と同じ、見たまんまの言葉だ


かい‐ざん【改竄】
(「竄」は改めかえる意) 字句などを改めなおすこと。多く不当に改める場合に用いられる。「小切手の―」


ここまで来ると、やっぱりネガティブな意味合いが出てる


と、好奇心から漢字の勉強をしてみたが、
共同通信社の『記者ハンドブック第12版』を見ると、

かいざん (改竄△)→変造、改編、改ざん

というわけで、結論、
翻訳では「改ざん」または「改竄(ざん)」だなー

おかげさまで開業15周年

2017-09-07 08:07:06 | 翻訳
私が正式に翻訳者として仕事を始めた(税務署に開業届を出した)のがちょうど15年前、2002年の9月。
おかげさまで、
祝・15周年


当時は、翻訳誌の翻訳者募集コーナーを見ても、取扱分野に「環境」を挙げているエージェントは本当に少数派で、全社片っ端からトライアルを受けてみようかと思えるほどだった。

それが今では、『翻訳事典2017年度版』の関東地域を見た感じ、ざっと半分以上は「環境」も挙げている。
「CSR」を挙げているエージェントも、3社。

私のカバー分野も、「環境」を軸に、「持続可能性」「サステナビリティ」へと広がった。
なんといっても、国連がメインに掲げる目標のタイトルが、「持続可能な開発目標(SDGs)」となる時代だもの。
もはや傍流ではなく、主流派なのだよ。ブワッハッハ(^ ^)


同じく、15年という時の流れを感じるのが、翻訳の作業のやり方について。

15年前はまだ、ダイヤル回線でジーコジーコとインターネットにつないでいた時代で、納品物はワードファイルだったけど原稿は今ほどデジタル化されていなかったし、まだまだ「アナログの世界にデジタルがだんだん入ってきつつある」程度だった。

それが、TRADOS、Google検索、CATツール、クラウド、Google翻訳、果てにはAI、と世の中のデジタル化の流れに沿って、翻訳業界も驚くような変遷を遂げている。

これからはおそらく、機械的に翻訳する文書と、人の手で文脈を読み取りながら翻訳する文書とで、分かれていくことになるのかなと思う。

正直、今から新たに翻訳を始める人は大変だなーと思う。
最初から後者で使い物になる人はなかなかいないので、たぶん最初はある程度前者のデジタルツールにも手を染めないと、とっかかりがつかめなくなるんじゃないかな(どうなんだろう?)
私はまだ世の中アナログが主流だった時代に下積みを積めて、助かった。


そんなこんなを思いつつ。
次は20周年に向けて、引き続きがんばりまっす!

chewing gum チューインガム

2017-05-16 13:10:19 | 翻訳
chewingをカタカナにしたら「チューイング」だろう。
gumは「ガム」。

だからchewing gumの訳語として
「チューイング・ガム」と打とうとしたら、
ATOKの変換候補に
「チューインガム」が。

あれっと思って念のため広辞苑(第五版)を引いてみると、

チューイン‐ガム【chewing-gum】
口中で噛みつづけて味わう菓子。中南米産サポジラの樹液からとるチクルあるいは合成樹脂をベースに甘味料・香料をまぜて製する。ガム。

おーっっ 「グ」は抜かしてるー

確かにその方がゴロが良くて言いやすい。


ついでに、ガムと言えばお口の恋人 ロッテ。

ジャーン

ガムタウン
3.アメリカから世界のチューインガム

西暦1860年(日本では幕末のころ)、アメリカとメキシコの戦争で活躍したサンタ・アナ将軍が、天然チクルのふくよかな噛み心地と口の中をきれいにする役割に気づき、チクルを飴玉の大きさに切って売り出しました。さらに将軍の協力者であったトーマス・アダムスがこれをアメリカに持ち帰り、甘味料を加えて売り出したところ爆発的な人気を呼びました。このときに「チューイング・ゴム」(=ゴムをかむ)と名前がつけられました。この「チューイング・ゴム」が、現在のチューインガムの始まりとなり、以後世界中に広がるきっかけとなったのです。

というわけで、
ATOKの「チューインガム」、正解!

logophile

2017-01-13 12:55:18 | 翻訳
翻訳作業に必須の、辞書の串刺し検索。

かれこれ10年以上(正確には不明)、「対訳君」を使ってきた。
対訳君の良いところは、自分で対訳集をどんどん簡単に増やしていけるところ。
最終ファイル+原稿ファイルをエクセルで対訳形式にしてファイルごと追加したり、
あるいはユーザー辞書ファイルに単語1個ずつ追加したり。
あと、辞書ウィンドウを複数開けるので、私は、
ランダムハウス+リーダーズ+海野さんの辞書のウィンドウと、
英辞郎のウィンドウ
を分けて開いていて、いっぺんに2つを読めるようにしていた。

でも、研究社の新英和大辞典セット(新英和大辞典、新和英大辞典、新編英和活用大辞典)を導入するにあたり、対訳君はLogoVistaに対応していないので、ほかのソフトを探さなければいけなくなってしまった。
ほかの翻訳者さんたちはどうされているのかなと思って、ネット検索したり『翻訳事典』を読んだりしたら、やっぱり複数の辞書ソフトを使い分ける方向で考えるしかなさそう。

あきらめて、まずは、1アクションで複数ソフトを串刺しするために、「かんざし(AHK版)」を導入。

そして、とりえあず、LogoVistaでくっついてきた辞書ソフトで使い始めてみる。
が、うーん、使いにくい。
かんざしとの相性が悪い感じ。
LogoVistaの辞書3つしか登録していないのに、そのどれか一つで「かんざし」を設定すると、ほかの辞書の画面を開いているときには「かんざし」から検索語が送られてこない。
無理。

で、シェアソフトのLogophileの試用を開始。
うん、これなら良い。
30日間試用してみる。
うん、OK。

というわけで、31日目に当たる今日、代金を送金。
晴れて、正式ユーザーへ!
もりもり使うぞー!

と、ところが……
フリーズしてちっとも検索できなくなってしまった。
なんということ。

しょうがないので、
一度辞書インデックスを削除して、もう一度インデックス作成、
それでもダメなので、Logophile自体をアンインストールし、再度インストール、
それでもダメなので、インデックスのフォルダを違うディレクトリに作って、またインデックス作成、
とLogophileホームページのQ&Aを読みながらいろいろ試してみて、でも何をやってもフリーズする現象が収まらず、
結局1時間半も費やしてしまったよ。

もうlogophileやめるか(今日送金したばっかなんだけど~)、もうひとつの候補EBWin4に乗り換えるか、と思って、いったんお昼休みにしようとウィンドウを閉じていったところ、、、

そもそも翻訳作業していたWord画面の裏に、Logophileからのたくさんのエラーメッセージが積み重なっていた!
見えなかったから消していなかったよ。
そういえばエラー音は鳴るのに何もメッセージは出ないんだなぁと頭の片隅では思っていたよ。

一つひとつ「OK」を押してエラーを全部消して、
もしや、と思ってLogophileをもう一度立ち上げ、検索してみたら、、、

あら不思議。すっきり動きましたとさ。

敗因は、画面をクリーンにしていなかったこと。
(いや、でもさ、普通、エラーメッセージって、最前面に出ない?)
最初にエラーメッセージの存在に気付いていたら、せいぜい30分で終わったところを、1時間も余分に(泣)

そう思うとトホホだけど、
まぁ、この後はさくさく作業が進むであろうから、良しとすることにする。
Bygones!

rise and fall 盛衰

2017-01-10 10:02:52 | 翻訳
2017年が始まりました。
本年もよろしくお願いします。

いきなりですが、訳語メモ。

rise and fall
盛衰(せいすい)、興亡

平家物語の冒頭
盛者必衰(じょうしゃひっすい)のことわりを表す

まぎらわし~……
「盛衰」を広辞苑で確認しようとして、「じょうすい」を見たけど載っていなくて、気付きました。

ちなみに、もうちょっと調べると、民間サイトではありますが、

故事ことわざ辞典
平家琵琶(『平家物語』の文章に節をつけて琵琶で伴奏する日本の伝承文化)では「沙羅双樹」を「しゃらそうじゅ」と読むときには「盛者必衰」を「じょうしゃひっすい」と読み、「さらそうじゅ」と読むときには「せいじゃひっすい」と読むとされている。


だそうな。
まぎらわし~……

ATOK 2016

2016-10-26 15:32:31 | 翻訳
前々から更新したかったATOKもこのたびめでたく更新させていただき
「ATOK 2016」を導入することができました。

えっと、どのくらい古かったかというと、
使っていたのは「ATOK 16」。

昔は、末尾に西暦ではなくバージョン番号が付いていたのですな。
2003年に購入していました。

干支も1周+αしてしまったところで、やっと追いついた……

16から2016へと、無事に登録辞書も引き継ぎ完了。
3週間弱、使ってみたところ。

大きな違いは、
推測変換ウィンドウが出てくるところかな。
これは便利だ!
以前は何度も繰り返し出てくる長い言葉をわざわざ自分で単語登録していたけど、
(例えば、「せい」と打ってスペースキーを押すと「生態系サービス」が出てくる、みたいに)
どうやらその必要がなくなったっぽい。

……しかし、邪魔だ。このウィンドウ。
たいてい、漢字を変換しながらもう次の英文を読み始めているので、
その英文にちょうどかぶさるのは、邪魔だ。
表示位置を変えられないのか?!

あと、もう一つ気になる新しい機能は、たぶんミスタイプが増えると、
「少し休憩しませんか?」
というコーヒーマークが出てくること。
「リフレッシュナビ」というのか。

いや、たしかに疲れてきたんだけどさ、
ミスタイプも増えてきたんだけどさ、
でも子どものお迎えの時間までカウントダウン、ここはちょっと無理して、もうひとがんばりしないとさ、
というタイミングなのでね。
お気持ちはありがたいんだけど、という。
でも、リフレッシュナビの本体の画面を立ち上げてグラフを見てみると、
なかなかよく傾向が出ていて面白いので、もうちょっと使ってみる。
でも、一段落したら、オフにするかも……

イミクルは、というと、辞書をインストールするのを忘れていた……
今試してみようとして気がついた。
あぁ!

読取革命

2016-10-18 15:21:11 | 翻訳
翻訳作業環境整備の一環で、Panasonicの「読取革命Ver.15」も買わせていただいた。

翻訳関連で何故OCRソフトが必要かというと、
1.原稿が紙媒体なので、それをテキスト化して作業効率を上げたい。
2.参考書籍の対訳テキストを検索したい。
という2つのケースがあるけど、1.は最近はもうないなぁ。
ほとんどのお仕事で電子ファイルをいただけるようになった。
ありがたい、時代の流れ。

去年、2.のケースで、参考書籍の英文はPDFファイルでいただけたので、
その邦訳書をテキスト化して、対訳ファイルにして参照したいと思ったことがあった。
OCRは、以前は「読んde!!ココ」を使っていて、そこそこ満足していたのだけど、2012年に販売終了。
いろいろ調べて「読取革命」が良さそうだという結論に至り、
体験版をダウンロードして使ってみたら、まあ良さそうだったので、
次はこれ買いたい~♪と思い続けていた。

今回、念願かなって、購入!
早速、テキスト化したいと思っていた本、3章分をやってみた。

これは良い!
変換ミスがかなり少ない!
使える!
10年くらい前の作業に比べて、ものすごい効率アップです。

「自炊」とか言ってOCRを使う層が広がった分、
性能が上がっているのかも。

今度は裁断機が欲しくなってきた……(笑)

英辞郎

2016-10-06 09:09:28 | 翻訳
今秋、お世話になっているエージェントさんのご厚意で、辞書環境を整えるチャンスをいただいた。
ここ10年くらいとにかく目の前のことをこなすのに精一杯で、時間が止まっていたから。

ありがたや あぁありがたや ありがたや

(友蔵 心の俳句?!)



まずは、ずっと気になっていた英辞郎のバージョンアップから。

「対訳君」という串刺し検索ソフトで使える英辞郎を愛用している。

英辞郎for対訳君
誠に勝手ながら、6月30日をもちまして 「英辞郎 for 対訳君」の発売を終了いたしました。
(理由は、英辞郎の(特に例辞郎の)データ増大に伴い、 コンバート作業が困難になったからでございます)
ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。


ガーン……
一体何年の6月30日だろう?!
きっとメールで案内を受け取っていたんだろうな……

と思って過去メールをさかのぼってみる。
2015年だった。
あーあ、ちゃんと読んでマーキングしてある。
で、そのとき忙しくて、後でもう1回考えよう、と思ってそのままにしてしまったんだな……
後悔。

仕方がない、普通の英辞郎を購入して、自分で対訳君用にコンバートするか。
渋々英辞郎のページに行くと、

英辞郎 辞書データの入手方法
Ver.144.1(2015年3月20日版)をダウンロード購入する
※Ver.145 以降のTEXT形式(およびTEXTに変換可能な形式)のデータが販売される予定はございません。


えっ?!
ガーン……
そ、そりゃそうさ……

最近はオンライン辞書が充実してきているし。
weblioだの、英英辞典だの、私だってさんざんオンライン版の恩恵を受けている。
どこでもネットにつながるようになってきたし。

でも英辞郎は、PDICで使っていた時代から、パソコン上でさくさく開いて作業するイメージのものなので、時代の変化に打ちのめされる。

浦島太郎の気分だ。

そんなわけで、昨年データのv144.1を購入し、昨日の午後から何時間もかけてコンバートして、使えるようにしましたとさ。
そのうちきっと、英辞郎on the WEBを使うことになるな……。

「英辞郎 on the WEB Pro」って有料サービスもあるのね、どうなのかな。