環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

おかげさまで開業15周年

2017-09-07 08:07:06 | 翻訳
私が正式に翻訳者として仕事を始めた(税務署に開業届を出した)のがちょうど15年前、2002年の9月。
おかげさまで、
祝・15周年


当時は、翻訳誌の翻訳者募集コーナーを見ても、取扱分野に「環境」を挙げているエージェントは本当に少数派で、全社片っ端からトライアルを受けてみようかと思えるほどだった。

それが今では、『翻訳事典2017年度版』の関東地域を見た感じ、ざっと半分以上は「環境」も挙げている。
「CSR」を挙げているエージェントも、3社。

私のカバー分野も、「環境」を軸に、「持続可能性」「サステナビリティ」へと広がった。
なんといっても、国連がメインに掲げる目標のタイトルが、「持続可能な開発目標(SDGs)」となる時代だもの。
もはや傍流ではなく、主流派なのだよ。ブワッハッハ(^ ^)


同じく、15年という時の流れを感じるのが、翻訳の作業のやり方について。

15年前はまだ、ダイヤル回線でジーコジーコとインターネットにつないでいた時代で、納品物はワードファイルだったけど原稿は今ほどデジタル化されていなかったし、まだまだ「アナログの世界にデジタルがだんだん入ってきつつある」程度だった。

それが、TRADOS、Google検索、CATツール、クラウド、Google翻訳、果てにはAI、と世の中のデジタル化の流れに沿って、翻訳業界も驚くような変遷を遂げている。

これからはおそらく、機械的に翻訳する文書と、人の手で文脈を読み取りながら翻訳する文書とで、分かれていくことになるのかなと思う。

正直、今から新たに翻訳を始める人は大変だなーと思う。
最初から後者で使い物になる人はなかなかいないので、たぶん最初はある程度前者のデジタルツールにも手を染めないと、とっかかりがつかめなくなるんじゃないかな(どうなんだろう?)
私はまだ世の中アナログが主流だった時代に下積みを積めて、助かった。


そんなこんなを思いつつ。
次は20周年に向けて、引き続きがんばりまっす!


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