環境にやさしい?翻訳者日記

環境分野を専門とする地方在住の翻訳者が、自らもなるべくエコなライフスタイルを目指します。がんばりすぎず、ぼちぼちと。

マータイさんが宇都宮に

2008-06-02 20:43:44 | 環境
宇都宮市で開かれた「第2回もったいない全国大会inうつのみや」に行ってきました。

お目当ては、基調講演とパネルディスカッションに来られたワンガリ・マータイさん。
『UNBOWED へこたれない――ワンガリ・マータイ自伝』
を下訳させていただいたので、いつか生のお話を聞けるといいなあと思っていたのだけど、それにしてもノーベル平和賞受賞者であるマータイさんの講演が栃木県内で聞けるなんて、夢にも思わなかったわ。
「資源が枯渇すれば、世界の平和はあり得ない」ということがよく理解できました。
だから、資源の無駄遣いは「もったいない」。

今のケニアの混乱の原因も、資源の問題にある、と。
民族問題だとか政治問題だとかいろいろな言われ方をされているけど、実のところは1992年から続いている土地資源の問題なのだそうです。
イギリスに植民地化された時に土地を奪われた人、
そしてイギリスが引き上げた後に土地を購入した人。
その双方の対立を、選挙中に票を集めるために政治家が煽ったのが火種なのだそうです。

それから、パネルディスカッション。
パネラーが、元環境大臣&前防衛大臣で『へこたれない』のオフィシャルな訳者である小池百合子さん、『女性の品格』の板東眞理子さん、宇都宮市の佐藤市長、そしてコーディネーターが幸田シャーミンさんという豪華な顔ぶれ。
宇都宮市、がんばってるじゃ~ん、という印象でした。