9月8日(木)午前
第11回講座「水草を観察してみよう」
講師:あくあぴあ芥川(高槻市立自然博物館)主任学芸員
高田 みちよさん
場所:西之川原の水田
あくあぴあ芥川で簡単な講義を受けてから、近くの西之川原の
田んぼに水生植物の観察に行きました。
秋の水田にはミズマツバ、スズメノトウガラシ、コナギ、
アメリカタカサブロウ、クログワイなどが見られました。
小さくて可愛らしい個性豊かな花をつけた水辺の草花をルーペで
観察し、熱心にメモを取りました。
ルーペで拡大すると美しい花を見る事ができました。
カヤツリグサの茎を割いて四角形の「蚊帳」を作りました。
また、つゆくさの肉眼では見ることができない雄しべ(6本)
と雌しべはどこにあるの?とルーペを使って観察しました。
さらに帰路の途中で寒天の話などもしていただきました。
曇天の中、楽しい講座になりました。
午後
第12回講座「植物が見せる不思議な世界」
講師:午前に同じ
場所:あくあぴあ芥川3F多目的ホール
生物多様性についてや外来種問題を学びました。
外来種は生態系の一員ではないので、日本の在来種に悪影響、
また人間、農薬や産業にも害を与える。
高槻でも多くのボランティアの方がオオバナミズキンバイ、
ナガエツルノゲイトウ、ミズヒマワリの駆除を行っておられます。
またクビアカツヤカミキリ、ツヤハダゴマダラカミキリ、
アルゼンチンアリをみかけたら教えてくださいとのことでした。
また図鑑の選び方を学びました。
植物の分類は年代によって変わる、最近はDNAを使って分類する
APG分類体系第3版が最新版、適切な図鑑を選ばないと載っていないことも
あると教えていただきました。
今日は午後に降水確率が高いことから午前に野外活動、午後に座学を
行いました。5時頃より雨が降り出しました。
次回の講座は9月15日(木)
芥川の増水等で実施できない場合は9月22日(木)に延期
午前「芥川の水質と生物」 場所:あくあぴあ芥川3F多目的ホール
午後「芥川の水生昆虫を採取・かんさつしてみよう」
場所:芥川 です。