ちょっと寺院ネタから遠ざかっていましたので今日は斑鳩法隆寺の
戦前(大正期~昭和初期?)の絵葉書の写真を紹介します。
法隆寺発行の公式絵葉書なので観光のお土産用に販売されていたものでしょう。
まずは法隆寺西院伽藍全景。写真右手の金堂から回廊にかけて屋根が通って
いますが、今はないですね。おそらく江戸期ぐらいに付け足されたものじゃ
ないでしょうか。あと金堂の周りの松の木も今はありません。

法隆寺の写真ならこれっ!っていう中門越しの写真。

現在の写真と対比して見ましょうか。向かって左側の松の木はなくなっていますが、
右側の中央よりに傾いている松の木は昔のままですね。仁王さまはずっと伽藍を
守護するために立っておられます。

次に西院伽藍の大講堂。

大講堂前にあった松の木は今はありません。戦前まではけっこう松の木が今より
多くあったんですね。あと扉が戦前のは格子が入っています。その他にも扉周りは
けっこう異なっていますね。間違い探しみたいw

次は現在はご朱印所にもなっている聖霊院。


西院伽藍の上手の丘にある西円堂(峯薬師)

一見して違いがわかるのが、戦前までは正面に外陣のようなものが付属していますが
現在はありません。これも江戸期あたりに後補されていたものを旧来の姿に戻したのでは
ないでしょうか。

最後に東院伽藍の夢殿。夢殿から回廊に向かって屋根付きの通路が出ていますが・・・

現在はその屋根付き通路も取り除かれて夢殿もすっきりと見えます。格子扉には戦前は
障子?が入っていますが、現在は金網ごしに内部が拝観できます。

以上、法隆寺の今昔写真でした!
←こちらにもどーぞ!
戦前(大正期~昭和初期?)の絵葉書の写真を紹介します。
法隆寺発行の公式絵葉書なので観光のお土産用に販売されていたものでしょう。
まずは法隆寺西院伽藍全景。写真右手の金堂から回廊にかけて屋根が通って
いますが、今はないですね。おそらく江戸期ぐらいに付け足されたものじゃ
ないでしょうか。あと金堂の周りの松の木も今はありません。

法隆寺の写真ならこれっ!っていう中門越しの写真。

現在の写真と対比して見ましょうか。向かって左側の松の木はなくなっていますが、
右側の中央よりに傾いている松の木は昔のままですね。仁王さまはずっと伽藍を
守護するために立っておられます。

次に西院伽藍の大講堂。

大講堂前にあった松の木は今はありません。戦前まではけっこう松の木が今より
多くあったんですね。あと扉が戦前のは格子が入っています。その他にも扉周りは
けっこう異なっていますね。間違い探しみたいw

次は現在はご朱印所にもなっている聖霊院。


西院伽藍の上手の丘にある西円堂(峯薬師)

一見して違いがわかるのが、戦前までは正面に外陣のようなものが付属していますが
現在はありません。これも江戸期あたりに後補されていたものを旧来の姿に戻したのでは
ないでしょうか。

最後に東院伽藍の夢殿。夢殿から回廊に向かって屋根付きの通路が出ていますが・・・

現在はその屋根付き通路も取り除かれて夢殿もすっきりと見えます。格子扉には戦前は
障子?が入っていますが、現在は金網ごしに内部が拝観できます。

以上、法隆寺の今昔写真でした!

こうして見ると今は参拝しやすく整備されてますね。
こんな時代に変わらぬものがあることがスゴイ。
赤・緑・紫とかのあの垂れ幕はどういう意味が
あるのでしょうか?
よく見かけますがイマイチなんなのか・・
法隆寺は戦前戦後を挟んで修復の際に
できるだけ本来の姿に戻したみたいです。
垂れ幕は「五色幕」と言いまして寺院では
ハレの日(おめでたい時)に垂らします。
五色は宗派によって色も若干違いますが
仏の智慧を表わしているそうですよ。