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黒駒 寺社参拝記

畿内を中心とした寺社参拝記です。主に西国三十三所や聖徳太子霊場を巡礼中です。

明暗のわかれたアジアの王室

2006-06-09 22:49:16 | 歴史
世界各国のなかでアジアには日本をはじめいくつかの君主国がありますが
タイ王国とネパール王国・・・この2つの王室の現状は明暗が対照的です。

まずタイ王国はこのほどプミポン国王が在位60年というメモリアルイヤーを
迎えて祝賀式典が催されます。タイ国王は深く国民の敬愛をうけていて
今回の祝賀行事にも多くの国民が祝意を表して奉祝ムードが国内に満ちあふれて
いるそうです。それは国王が国や国民のために果たしてきた役割に対する
国民の信頼と賛美がそのまま表れているのでしょう。

一方のネパール王国は2001年の国王殺害事件のあとをうけて現国王の
ギャネンドラ国王が時代に逆行する絶対王政を行おうとして国民や政党の反発を
招き、共産党毛派がさらにその勢力を増して今や首都のカトマンズですら
制圧されそうな勢いで王室の命運も尽きそうな状況です。国民が国王になげつける
言葉は「泥棒ギャネンドラは出て行け!」らしいです。
ネパール革命が起きるのも間もなくかもしれません。

国王の人格の差がまさに両王室の明暗を分けました。