一日ひとつ 英語の豆知識 

【ドラ豆】(ドラマメ)と【今日豆】(キョウマメ)の2種類の豆知識シリーズ。毎日ひとつ英語の豆知識をものにしよう!

豆知識 『ギャマット』 #861

2007年05月19日 | ドラマの豆知識
アメリカは訴訟社会で、ある調査によれば、約100万人の弁護士がいるという。
日本での弁護士の数は、約2万人といわれているので、人口比率で計算しても
20倍の数の弁護士がいることになる。

ケンジは、アメリカには日本に比べて、なぜそんなにたくさんの弁護士がいるのか
不思議に思ったことがあり、会社で質問したことがある。会社のみんなはアメリカ
人なので、他の国と比較したことはなく、それが当たり前だと思っているので、なか
なか的を得た返事がもらえなかった。唯一、インド系2世の社員が説明してくれた
内容に、ケンジはそうかも知れないと感じた。

その理由とは、ひとつには、アメリカ人は自己主張が強く、自己の権利に関しても
強く主張しあうので、その調整機関としての訴訟が多くなっている。ふたつ目は
アメリカは、移民国家・多民族国家のため、それぞれの民族の慣習や道徳律を
超えた強い法秩序が必要になるというもの。

ラリー(Lally)によれば、弁護士は数が多いので、同じ弁護士といってもその内容は
さまざまだと言う。

  Lally 【There're whole gamut of lawyers.】 と言う。

   ケンジ【......ギャマット?.....??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【gamut of】→〔ありとあらゆる、ピンからキリまでの〕 
                      という意味ですよね~ (^o^) 


       【gamut】は→〔音階、全音域、全範囲〕という意味で
       【gamut of】で→〔あらゆる音階の、全音域の〕となり
       つまり、→〔ありとあらゆる、ピンからキリまでの〕と
       いう意味で使われます。
       ここでは、【whole gamut of】とさらにその意味を強めて
       います。 (^^)v


豆知識 『前もって』 #860

2007年05月19日 | ドラマの豆知識
メキシコ系のアメリカ人の弁護士が示した概算費用は、予想していたよりも厳しい
ものだったが、この弁護士の費用は最低ランクに近いということを人づてに聞いて
いたので、黒人一家やラリー(Lally)に選択の余地はなかった。将来不足する分は
あとで何とかかき集めることにして、正式に弁護を依頼したのだった。

この弁護士が、ホテルでロビー(Robbie)を暴行した男を、『監禁・レイプ・暴行され
た』と、正式に訴えたところ、黒人一家やラリーの想像を越えた動きが起きはじめた。

自分たちの弁護士から聞いたところによると、ロサンゼルス(Los Angeles) に住む
相手の富豪一家は、湯水のようにカネをつぎこんで、業界でも名うての弁護士を3人
も雇ったという。そして、普通の手続きで進むはずだった裁判の内容に意外な変化
が出はじめたそうだ。ラリーによれば、

  Lally 【A preliminary hearing was held.】と言う。

   ケンジ【......前もっての聞くこと?.....??】.....(・o・?) ハア?

どういう意味なんでしょうかぁ?

      (・・?)
      ('。')
      (-_-;)
      (´ー`)
Bingo!

   【preliminary hearing】〔プレリミナリー・ヒアリング〕
         法律用語で→〔予備審問、予審〕 という意味ですよね~ (^o^)

 
    『予備審問』とは、犯罪がおかされたという充分な証拠が
    あるかどうかを判定し、起訴か不起訴かを、『裁判官』が決定
    する方法です。 もうひとつの方法は、市民の代表である
    『大陪審』が判断するやりかたです。 (^^)v