朝釣り

今朝は次男坊しゅうへいに誘われ、朝４時半ごろから川釣りに行ってきました。フナ釣りが目的なのですが、川の生態系がほんとうに変ってしまっています。

とにかくアメリカなまずばかり！！！

かつてはへらブナ釣りのメッカとも言われたほどのその川も、まったくフナは釣れず、なまず、なまず、なまず、です。

ふぅ～、という感じで帰ってまいりました。

ではまた。

おさむ

お盆

8月15日の今日は終戦記念日でもありますが、ぼくの地元では送り盆の日です。13日にお迎えしたご先祖様を偲び親戚一同が集まり、歓談をした後、ちょうちんを下げみんなでお墓までお送りします。

宗教行事といえばそれまでですが、それ以上に、自分のいのちの源を思い返し、唯一無二の存在である『家族のルーツ』を感じる大切な日だな、と思います。子供たちに『この写真がお父さんのおじいちゃん。こちらがおばあちゃん。おまえたちにすれば、こうこうこういう関係の人たちなんだ。この人たちがいなかったらおまえたちは今ここにはいないはずなんだよ・・・』なんて語れるひも、お盆の大切な役割ですね。

ということで、我が家も本家に集まり、これから先祖を偲ぶ歓談、ということになります。

ではまた。

おさむ

家族と家

ぼくは、家づくりという仕事を通じて家族の成長を見つめる、ということを決めた。んじゃー、自分とこはどうなのよ、って振り返ってみました。

妻とは結婚１８年目。１９歳の頃からお付き合いしてましたから、その頃からするともう２５年です。人並みにいろいろありますけど、なんとか楽しくやってます。

長男坊は高校３年生で今年大学受験するとか。ぼくとしては留学とか、ワーキングホリデーとか、青年海外協力隊とか興味をもって欲しいんですけど、そうはならないみたい。

長女は中学３年で、こちらも高校受験。吹奏楽部の部長を務め９月には関東大会だそうで、受験どころではないようですね。

次男は中学１年で、なんつうか、昭和の子供って感じです。今日もこの炎天下、釣竿もって出かけたようです。

いつの間にかあっという間に大きくなっちゃいました。今朝は久しぶりに家族５人で朝デニ！？！？モーニングを楽しみました。

ぼくの家は昔の田の字型のような間取りで、基本的に個室がない。オープンな間取りです。テレビは１ヶ所。エアコンは寝室のみ。自分のイメージする家族像と、間取りや素材、作りをなるべく一致させました。この家をつくって１６年。この家と共に家族が成長してきました。そして実感していることは、『家』　と　『家族』　は、非常に密接な関係性を持っているということです。いずれたくさんのお客様の家族の成長と『家』の関係性もまとめたいと思います。

ではまた。

おさむ

目標とした日

ぼくにとっての　『東日本大震災』　は、津波でも原発でもなく、３０年以上前から建てさせていただいてきたOB施主様のお家の崩れた屋根でした。外壁や内壁が壊れたり、お風呂のタイルが割れたり、地割れがしたり、建具が動かなくなったりされたお家も数多くあるのですが、まずはとにかく、崩れた屋根をなんとかしなければならない。















受理した現場１０３件、とにかく早く治してあげたい。治したい。ご先祖様を迎えるお盆までに、なんとかしたい。

そしてこのブログに書き続けたとおり、奇跡の連続が起こりました。信じられないほどの奇跡！！！

結果として目標は達成できなかったけれど、今日現在でその１０３件は９件を残すところまで完了しました。そしてその９件も全て見通しが立ちました。

うれしい。ほんとうにうれしい。支えられ、助けていただきました。この間出会った方々のひとりひとりを思い浮かべると、どうしようもないくらい胸が熱くなる。この気持ち、どうにも表現することができないほどに。

今日、山梨のかわらぶき職人、ふるやさんとほりうちさんが帰郷されると、ぼくの東日本大震災もひとつの区切りがつきます。背中から急き立てられるように３月１１日からがむしゃらに走ってくることができたのは、社員がその分がんばってくれたから。ありがとう。

これまではOB施主様を中心に工事を進めてきました。周囲はまだまだブルーシートの屋根が続きます。奈良の植田さんと約束したとおり、ほんとうの意味での貢献はこれからです。

ではまた。

おさむ

夏季休業

北澤工務店では、明日１３日から１７日まで、夏季休業いたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。尚、連絡は随時承りますので、通常の会社電話番号へおかけください。

０２９７－６０－１３３３

私の携帯電話に転送となっております。出られない場合にはメッセージをお入れください。必ずご連絡させていただきます。

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昨日２日間の工事を完了させて奈良に帰った植田さん。先ほど電話を頂きました。何時ごろついたんですか？と訪ねたところ、なんと４０ｋｍの渋滞につかまり、奈良に着いたのが午前２時だったとか。１３時間の軽トラックでの移動・・・、そしてもちろん今日も仕事に励んだと。。。ほんとうにありがとうございました。

今日は京都の福田さんが一時帰郷されました。大渋滞覚悟の上で・・・。やはり先ほど電話をしたら、『いまやっと東名にのれましたわぁ～』と。なんと龍ヶ崎から４時間もかかっています。これから先も渋滞の連続かと思うと、ほんとうに頭が下がります。

お盆を迎えるにあたり、またじっくりとブログを書いてみたい感覚です。

ではまた。

おさむ

植田瓦商店さん

一昨日前の８月９日の夜に出発され、途中２時間以上の工事渋滞をくぐり抜け、１０時間かけて、しかも軽トラックで龍ヶ崎にたどり着いてくださった奈良県の植田瓦商店の植田社長と上村さん。４か月前、ぼくがこの震災によって崩落した屋根を前に途方に暮れていたとき、同じく奈良の㈱タケダさんを介して、一番初めに乗り込んで来てくださった方です。

材料が手に入らず、前回中途で帰らざるを得なかった植田さん。『お盆までに』　というぼくの意を汲んでくださって、忙しいこの時期にも関わらず、むちゃくちゃ無理なやりくりをして来てくださいました。



屋根の仕事って、ほんとうに大変なんです。夏は灼熱、冬は寒波。今回はぼく自身もこの熱さを体験していますから、『大変な仕事ですよね・・・』　と言うと、

『いやあ、それでもねしゃちょう。春には桜がきれいでしょう。初夏には新緑。季節毎の風の薫りがするんですよ。夕焼けも綺麗ですしね。ぼくはこの仕事が性分にあっているというか、好きなんですよ。』

この言葉にぼくは、胸が熱くなるほど感動しました。

徹夜で運転をしてきて、そのままこの暑さの中仕事をし、ひと晩泊まって今日また仕事をし、工事を完了させてお昼過ぎに帰られました。

『しゃちょう、終わる見込みが立ってよかったですねぇ。その後はどうされるんですか？』

『まずはOB施主様を中心にやってきましたけど、これからは北澤工務店の半径１０ｋｍ圏内の方に対して声をかけていこうと思ってます。』

『そうですよねー。まだぜんぜんですものね。このままじゃ瓦とか瓦業界のイメージが悪くなる一方ですから、がんばってください。できる限りお手伝いしますから。』

確かに植田さんは北澤工務店のために来てくださっているのだけれども、本質は違うんだな。もっと大きな視点から見ていらっしゃる。お会いすると思わずハグハグしてしまう植田さんと出会えて、ぼくはほんとうにうれしい。

今頃はきっと東名高速をひた走っている頃かな。

おつかれさまでした、植田さん。ほんとうに、ありがとう。

ではまた。

おさむ

Y様邸引渡し式

本日、市内で新築工事をされたＹ様邸のお引渡し式を行いました。みんなでハイポーズ
!!!



外部も内部も無添加漆喰で仕上げられました。



こだわりをちょっと・・・。









待望の長男！！ゆうき君です。これからぼくたちが造った屋根の下で家族が成長して行くんですね。



家づくりの仕事って、すばらしいです。

ではまた。

おさむ

助っ人

これまでぼくの縁戚にあたるおじさん、Ｎさんに屋根工事の助っ人をお願いしていたのですが、この暑さで不整脈が著しくなりお医者さんから　『絶対ダメ』　と診断されてしまい戦線離脱。確かにこの『暑さ』というか、この『熱さ』の中での屋根仕事ですから、カラダも壊してしまいますよね・・・。

昨日お世話になったＳ様邸は、OB施主様のＨ様の旧宅。直接存じないお客様と思いきや！！！なんと、ぼくの小学校時代の先生がお住まいでした。玄関から出てこられたＳ先生、３３年前ではありますが、先生もぼくを覚えていてくださいました。昔話もそこそこに仕事の段取りをしていると、『うちに息子がいますから、なんでも言いつけてください』　とＳ先生。

いやーこりゃ神様のご加護？　『よかったらお盆までアルバイトしない！？！？』　とその２０歳になる息子さん、りゅうせいくんに言うと　『いいですよ、どうせ夏休みですから・・・』　ということで強力な助っ人をゲット！！！不慣れではありながらも屋根にも上がってきたりして、なかなかいいかも！！！

ということで３人組となった福田チーム。昨日も２棟完了させることができました。残り１５棟となりました。

今夜には山梨・ふるやさんチームが龍ヶ崎に到着。奈良・うえださんチームは明日朝龍ヶ崎に到着予定。ひとのひとのつながりと気高い志に涙があふれてきます。

ではまた。

おさむ

スペシャルドリンク

ちょっと前のブログでもご紹介させていただいた、新潟あきちゃんから送られてきた天然のお塩。職人さんがこの暑さで屋根の上でぶっ倒れないようにと送ってくださったものです。



で、このうちの一つを失敬しまして、昨日はスペシャルドリンクをつくり、汗をぶち流しながらも飲み続けました。

そしたら、あーら不思議、体調がすこぶるよろしい！！！カラダがツルこともない。一昨日９０ｋｇまで一気に落ちた体重も、昨晩には95.6ｋｇまで一気に回復！！（これもまた問題かなぁ。。。）

昨日は『CO906.』さんの歌声を胸に秘めて、再度現場に向かった福田さんとあたくし。市内のＦ様邸を完了。本日分のＨ様邸まで段取りを済ませることができました。残り１８棟です。

明後日には、あの、４月の第一陣として来てくださった奈良のうえださんが再来！！！このお盆の時期に龍ケ崎まで来るための段取りは、さぞや大変であろうと察します。ほんとうに有り難い。久しぶりにお会いできるのがほんとうに、ほんとうに、うれしい。一番初めに来てくださって、またこの最終期に来て下さる。

そして同じ水曜日、山梨からもふるやさんが第６陣として龍ヶ崎に来てくださいます。これまで北澤工務店と２０年来お付き合いしてきた瓦業者のＴさんとの決別の一部始終を承知されているふるやさん。『北澤工務店とＴさんがもめるのは勝手だけど、お客さんはどうするでえ？お客さんがかわいそうじゃん！！』と叱咤してくれたのもふるやさんです。

そのふるやさん、Ｔさんが北澤工務店の屋根工事の第一作として手がけた市内のＩ様邸を取り組んでくださってます。彼はぼくの心中を深く深く理解してくださっている素晴らしい男のひとりです。

お盆に向けてラストスパート！！！

ではまた。

おさむ

スペシャルデイ

ぼくの大切な友達の主婦バンド『コクーン』のゆうこちゃん。その愛娘が心音ちゃん。そしてマネージャーのあめちゃんの３人が、ある要件あって龍ヶ崎にお越しになりました。

それは、ゆうこちゃんの恩人である方がお亡くなりになり、その方が大切にされていたグランドピアノをカタロのホールにお招きする日だったのです。



親子ユニット、という類い稀なる？組み合わせ。このグランドピアノの移設方々、その親子ユニット『ＣＯ９０６.（こころ）』　としてミニコンサートを開いてくださったんです。



観客はぼくとかわらぶき職人の福田さん。素晴らしいピアノの音色と心音ちゃんの歌声をふたりで堪能させていただきました。かなり贅沢！？！？





案の定、あたくし、ココロもカラダも張りつめているものだから、またもやバキューン！という感じで、涙ボロボロでございました。

『なんでオレも聞かなあかんねん』　と言っていた福田さん。『いやーよかったわぁ！！すばらしかったわぁ～！！！』　と大好評でありました。

ゆうこちゃん、心音ちゃん、あめちゃん。きょうはありがとう。なんのお構いもできなくてごめんなさい。大切なグランドピアノ、お預かりします。

ではまた。

おさむ

ちーとムリしたかなぁ。

ちーとムリしちゃったかもしれません。カラダに異変が。

朝から京都のかわらぶき職人の福田さんと現場に入ったものの、やたらめったら汗がでる。自分でも経験がないほど汗がでる。滝のように汗がでる。バケツの雑巾を絞るような感じで汗がでる。

カラダが重たい。言葉がおっくう。アタマがふわーっとしている感じ・・・。

少々危険な状態でした。

いろいろな手当てをして、なんとかスローペースながら仕事を終えると、今度はカラダがツル！！！指先も背中もふくらはぎから内蔵付近まで、チカラを入れるとツル！！！

いやー、こんな体験初めてです。

体重計に乗ったら、昨日より6ｋｇ以上減っていました。あれだけ水分摂ったのに！！

今夜はゆっくりと寝ます。

新潟・藤田製瓦さんの尽力と福田チーム？の頑張りで本日２棟完了！！！残り１９棟となりました。

ではまた。

おさむ

せっかく来ていただいているのに・・・

せっかく縁あってこの茨城に支援に来てくださっているかわらぶき職人のみなさん。できる限りの現場のスムーズな段取り、できる限りの現場のお手伝い、そしてできる限りの懇親を深めたいと思っています。職人のみなさんをねぎらい、できるだけ気持ちよく仕事に向き合っていただきたい。この震災がなかったら、まずこの龍ヶ崎に来ることなんてないはずですから。

でも、滞りなく全員のかわらぶき職人のみなさんにそのようにできているかというと、そうじゃないんです。全く手が回らず約束の期間の仕事をされて帰郷される方もいる。

自分の力不足を痛感します。『来てください！来てください！！』とお願いばかりして来てもらったにも関わらず、十分な対応ができていない状態がある。茨城なんて行くんじゃなかった、なんて思われるようなことがあっては本当に申し訳ない。先ほどもある職人さんに『一週間はどうですかぁ。長い？それともあっという間？』と訪ねたところ、下を向いて『長い・・・』と。。。

この暑さと、馴れない土地、馴れない仕事・・・。

できる限りやっているつもりのぼくですが、もっとやり方を工夫したり、もっと時間をうまく使って、『茨城へ行ってよかった』と言っていただけるよう、気持ちを改めます。

あと２１邸です！

ではまた。

おさむ

お盆まで、あと一週間余り・・・

お盆まで、あと一週間あまりとなってまいりました。『お盆までに終わらせたいんです』　とお客様に言うと、『どこかの総理大臣みたいだなぁ。。。』　とよく言われたりします・・・。

昨日も書きましたように、確かに先が見えてきました。今日も新潟の藤田製瓦チームは市内のＮ様邸を８割方完了。京都の井辻瓦店の福田さんは同じく市内のＭ様邸を完了させて藤代のＫ様邸に乗り込みました。着々と進んでいます。

でも、、、、、、

現場は３月１１日のままなんです。例えばそのＫ様邸。



ぐっと近寄ってみると・・・



これを手作業で、この炎天下、時に通り雨に直面しながら、泥だらけになって、汗だくになって、かわらぶき職人のみなさん、渾身の力を振り絞って頑張ってくださっています。通常業務ではない、『なにか』　が皆の背中に感じるんです。

・・・・・・・・・・・・・・・

先日ご紹介した牛久市のＴ様邸。地割れの現場です。



建物全体の曲がりが確認できたものの、ベタ基礎がしっかりしていることや、室内の歪みなどからテレビにでてくるような大規模な改修は必要ないと判断し、部分的な突っ張りを支うことで対処することにしました。

土間コンクリートを解体し、穴を深く掘り下げて、底板を敷き、１０ｔの油圧ジャッキ３台で３３㎜持ち上げました。



そこにコンクリート盤を差し込み、くさびで締め付け、ジャッキを外してコンクリートを流し込みました。戻りはほとんどなく、３０㎜持ち上げた状態で安定しています。



家づくりの仕事って、ほんとに奥が深いです。

ではまた。

おさむ

まるでカウントダウン！？

３０年来お付き合いさせていただいているOB施主様のお家は全て終わりそうです。リフォーム工事でお世話になったOB施主様を中心に現在工事を進めています。残念ながら今回初めてご依頼いただいているお客様はお盆明け以降となる見込みです。また、当然ながら？？？私の実家と親戚は先が見えず・・・。

新潟の藤田製瓦チーム、実に『かわらぶき職人』です。現場がビシッと決まっていて気持ちがいい。今日、屋根面積でいうともっともでっかい市内のＴ様邸を完了してくださいました。一時は強い雨にも見舞われましたが、新潟の職人のみなさんにとっては当たり前のようにカッパを着て頑張ってくださいました。

昨日単身で乗り込んできてくださった京都の井辻瓦の福田さん。前回もお手伝いいただいている相棒のなかねさんと絶妙なコンビネーションで、阿見町のＩ様邸を完了！！！明日の現場の段取りまで済ませました。

みな、できる限りのことをやってくださっている。

今日２棟完了。身内の方から、『うちはたいしたことないから自分でやってみるよ』との連絡を頂きましたので、昨日の２７棟から２４棟に！！！！！まるでカウントダウンのようですが、先が見えてきました！！！

ではまた。

おさむ

夢中 Ⅱ

夢中になって

それこそバカになって　その対象に向き合えるのも、

社員のみんながぼくを理解し、応援し、支えてくれているから。

家族という存在が、ぼくを支えてくれているから。

昨日は、藤田製瓦さんが第３陣として駆けつけてくれた。

山梨のふるやさんチームが日帰りで駆けつけてくれた。

そして今日は、京都から井辻瓦さんの福田さんが単身で乗り込んできてくれた。

今日また数えてみた。

あと、２７棟！！！！！

北越瓦チームのおださん、なかはらさん、おおたきさん、ほんとうにありがとう。無茶なことばっかり言ったけど、よくぞ頑張ってくださいました。明日はお気を付けて郷里新潟へお帰りください。また早々にお待ちしてますよ！！！

ではまた。

おさむ