おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

おさむのひとりごと10月号

2022年09月16日 10時52分16秒 | Weblog
カタロ通信に掲載している『おさむのひとりごと』は10月号で第270回になります。年数で数えると22年と6カ月!32歳の時から書いていることになります。まあ---、よく続けてきたこと!!(笑) 久しぶりのブログ更新となりますが、しばらく逆算して『おさむのひとりごと』をアップしていきたいと思います。まずはまだ未発行の10月号から。長いですが読んでいただけたらうれしいです。


おさむのひとりごと2022-10

緑の世界からベージュ色の世界に衣替えせんとする風景。あの暑さもすっかり身を潜めて心地よい朝晩。人間界だけがザワザワと騒がしいですが、季節の移ろいの美しさを感じる毎日です。いかがお過ごしですか。

先月号では富士登山のお話を書かせていただきました。9/25にはBBQ大会。カタロでもいろいろなイベント。知覧に行ったり、靖国神社に行ったり、、、喫茶店まで経営している。なぜ工務店なのにそんなことをするのか・・・私自身は一本の筋が通っているつもりなのですがそれが伝わらず、『イベント会社をやった方がいいんじゃない(笑)?』と揶揄されることもしばしば(^-^;。



ということで、今月は北澤工務店という家づくりの仕事を通して実現したい『私の夢』を書いてみたいと思います。

私は2代目として父の後を継いだのですが、どうしてもこの家づくりという仕事が好きになれなかった。一般的に工務店は『クレーム産業』と言われて久しいし、そもそも何か自分自身が燃えなかったんです。だから後継するにあたっては『会社を大きくする』とか『若手経営者として脚光を浴びたい』とかいう方向にばかり目が向きました。
・・・で、うまくいかなかったですねえ。着工数は増えてもクレームが増える。社員は入れ替わり立ち代わりで何も楽しくない。
・・・で、いっぱい勉強しました。研修もたくさん受けました。でもうまくいかない。投げ槍になることもしばしば。

それでも私は何かを求めていました。39歳のある時の出来事。『ピカドン』が全身を突き抜けました。『これだ!』って。気づいたら涙があふれてあふれて仕方なかった。自分にとってのこの仕事の意味と価値がこの時はっきりとわかりました。それは『お家』そのものではなく、『お家の背後』に見えるものでした。

いま世相はたいへん乱れています。『国難襲来』とも言われている。その世相を力強く美しく生き切る根源は『家族』から始まる。家族が出発点だ。
その家族は成長していく。私たちは家づくりという仕事を通してずっとずっとその家族に関わっていくことができる稀な職業だ。

今年の富士登山にはT様の次女さんも参加してくれました。28年前、私が初めて新築を建てさせていただいたあのT様のお嬢さまです。素敵な女性になってお母様と参加してくれて、見事に登頂。工務店オヤジとしてこれ以上の喜びはありません。
20年前に新築させていただいたK様の長男も参加してくれました。当時保育園児だった彼。社会人としていやいや立派になって!!今回のために相当なトレーニングを積んだ甲斐あって笑顔で頂上へ!20人それぞれの方に、それぞれのドラマがありました。



9/25にはBBQ大会が3年ぶりに開催されます。(9/8執筆)コロナ禍で人数制限等々がありますが、歴代のOB施主様や世代交代したOB施主様、最近お建てになられた若いOB施主様もご家族でお集まりくださいます。私も87歳になる両親を招き、3代目になれるやも知れぬ息子と共にその日を迎えます。わくわくして仕方ない自分がいます。

私は家づくりという仕事の背後に『お客様家族』がはっきりと見えました。これこそ私が大切に大切にしたいものだということがはっきり見えました。だから、自分が学んできたものや大切だと感じるものを伝えながら、そのお客様家族とずっと関わっていきたい。言葉を選ばずに書くなら、『最高の家族』をやっていただきたい。その『最高の家族』に幾ばかりでも貢献したい。それが大海の一滴如きであろうとも、より深く関わり続けていきたい。

まあぁ~お節介だこと!!(笑)。でもそれが、私の夢です。



銅板に亀裂

2020年07月04日 17時10分00秒 | Weblog
長年リフォーム工事でお世話になっているW様邸。雨漏りがするということで屋根に上がってみると、、、以前にも修理した形跡があるのですが、それが爪で簡単に剥がれてしまいました。銅板の谷に亀裂が入っていたのですね。



応急処置でコーキング。



その後雨漏りが止まったとのこと。あくまで応急処置ですし他にも怪しい箇所が多々あるため、谷交換のお見積りをさせていただくことになりました。

あまり人様には言えないことですが、実は多いです、雨漏り。

ではまた。

おさむ








注意喚起! 訪問販売

2020年06月19日 16時42分44秒 | Weblog
なんともなんとも、いやーな気持ちになるご相談をいただきました。訪問販売による悪質な屋根工事の相談です。

こんな感じの仕事でした。否、『仕事』とは言えません。









一般的に『ラバーロック工法』という工法に近いものだと思いますが、ただコーキングしただけです。そもそもラバーロック工法そのものが『やらないほうがいい』という瓦業者が多いですし、私もこの工事によって雨漏りした現場を対応したことがあります。

ラバーロック工法の記事を借用させていただきます⇒こちら

ご年配の父母様お住いのお家に埼玉県の業者が狙いを定めて訪問。風災害による倒壊等脅しに近い言葉や言葉巧みに値引き等で即断を迫り、契約してしまったのでした。なんと160万円。もちろんリーコールの説明などなく、即着工、二日で完了、即請求です。あまりに不自然だったことから代金一部のみ支払いご家族に相談。不審に思ったご家族が消費者センター等々に掛け合っての弊社へのご相談でした。

酷い仕事です。否、『仕事』とは言えません。

一事が万事とは言いたくありませんが、兎に角県外業者の訪問販売は辞めましょう!そして即断は絶対にやめましょう!!わかっていてもいざそうなるとそうなってしまうから不思議です。兎に角門前払いが一番です。ひつこかったら私に電話ください。090-3045-0587(北澤修)

ふうううう。お客様に了承を得て写真を使わせていただきました。ほんと、恥ずかしいです、業界人として。

ではまた。

おさむ






また、トップライトから雨漏り

2019年12月24日 17時40分08秒 | Weblog
長年リフォーム工事でお世話になっているお客様より『昨晩の雨で雨漏りしちゃったのー-。』とのお電話をいただきました。早速訪問してヒアリングすると、あの台風や続いた豪雨では気にならなかったとのこと。ふむふむ。。。なんとなくイメージを描いて屋根の上に。



一見何事もなさそう。

でも、ここのところ連続して穴空きを発見しているのと同じ鉛板の水切り。時間をかけてそれこそ穴が開くように見る、見る。

あった!



わかりますか?当初現場ではもっとわかりずらかったんです。

アップすると、



当然周囲も同じ状況ですから、専用の部材で修繕することになりました。

ああ、工務店オヤジ。

ではまた。

おさむ






散水試験をするまでもなく・・・

2019年11月15日 17時56分37秒 | Weblog
台風の影響で瓦が飛散したお客様宅。雨漏りがするとのことで相談をいただきました。

散水試験をするまでもなかったのですが、ここであろうと想定し、散水。





間もなく同じ箇所から雨漏りが確認されました。コーキングと外壁材の劣化による割れが原因です。

お家は車と違って車検制度のようなものはありません。多くの方が『いつかやんなきゃ、いつかやんなきゃ、、、。』と思いながら年月を経ていることがほとんど。雨漏りしたからといってすぐに倒壊するようなことはありませんが、気持ちよく暮らすためにメンテナンスは必須です。そのためにコツコツ貯蓄することをおすすめします。できることなら毎月2万円。毎月2万円貯金すれば、10年で240万円。15年で360万円貯まるのですから。

ではまた。

おさむ






『わたし事としての知覧巡礼の旅』報告その⑦最終回

2019年04月06日 09時39分51秒 | Weblog

 西郷隆盛蘇生の家では、救い出した漁夫の親族にあたる坂下さんにお話を伺いました。当時使用していた湯呑も拝見させていただきました。
 慌ただしく時間が過ぎ、行徳先生とはここまで。再会をお約束し、鹿児島空港まで先生をお送りしました。30人の仲間に見送られ、満面の笑顔で手を振っていらっしゃったのが印象的でした。

 さて、私たちは最後の目的地、霧島神宮古宮址に向かいます。もうすでに旅が終わった感のある一行。旅の疲れも出てきたのか、なんとなく沈滞ムード・・・。がしかし!!!霧島は凄かった。山肌の至るところから間欠泉が高々と吹き出し、イノシシは出てくるはシカは出てくるは、まるで別世界。





 霧島の山の奥の奥、やっと着いた場所に『天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)』はありました。その瞬間、、、絶句・絶叫。。。
 私たちだけしかいない。真背後からちょうど西日が刺し、霧島がとてつもなく美しい。結界の張られた境内の静けさと空気感は筆舌し難い。。。
 参加者の一人が『おさむちゃん、君が代を歌おうよ・・・』『やりますか!』ということで数名で歌い始めると、いつの間にか皆直立不動で君が代をでっかい声で・・・。山にこだまする君が代・・・すごい体験でした。
 旅の締めくくりとなる『霧島神宮古宮址(天孫降臨神籬斎場)』、最後にここに来たのも、きっと天の計らいによるものだったのでしょう。















 サブタイトルを~国史の時間軸に生きる~としました。ニニギノミコトやカムヤマトイワレヒコ、西郷隆盛、そして大東亜戦争・・・ほんとうに、素晴らしい旅でした。再会を期して19時、鹿児島空港で解散となりました。
 来年も企画します。今回参加できなかった方、ぜひご一緒に。

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弊社ホームページをぜひご覧下さい!
こちらをクリック⇒ 北澤工務店ホームページ

ではまた。

おさむ







『わたし事としての知覧巡礼の旅』報告その⑤

2019年04月04日 04時56分42秒 | Weblog
朝からたっぷり学んでおいしい朝食をいただき、チェックアウトを済ませて知覧巡礼です。

三角兵舎跡地。ここに初めて来たのは今から16年前。トメさんの次女・礼子さんと板津忠正さんに連れてきていただきました。なでしこ隊や特攻隊員の皆さんにとっての聖地です、とおっしゃっていました。



猿山。ここから知覧基地全体が見渡せます。



トメさんのお墓。いつも鮮やかなお花が供えられています。



そして知覧特攻平和会館。6人の天女が特攻隊員を救い出し昇天させる陶壁画『鎮魂の賦』。



昼食は明久さん特製の『玉子丼』と『鶏飯』。メニューにないものですが、特別に提供いただきました。トメさん直伝のほんものです。





富屋食堂ホタル館。明久さん渾身の語り部。その後に記念撮影。



知覧を堪能に堪能し、次の目的地・南州墓地と西郷隆盛蘇生の家に向かいます。

ではまた。

おさむ




『わたし事としての知覧巡礼の旅』報告その④

2019年04月03日 05時29分55秒 | Weblog
 
開聞岳の麓にある花瀬望比公園。『望比』の文字のとおり、フィリピン方面で戦没された方を慰霊している地です。ここは、何度訪れても悲しく、切なく、強く胸が締め付けられます。

ここには47万6千余柱というとてつもなく膨大な御霊を鎮める地です。フィリピン方面は戦闘で亡くなった方よりも、圧倒的に疫病死・餓死が多い。疫病死・餓死なんです。その実態の一端を知ったとき、それまでの『御英霊』という言葉にとても違和感を覚えるようになりました。果たして『御英霊』と一言で語れるものか、どうしても『御英霊』という名に収められない。。。

碑文は『許されるものならば・・・』と始まるのですが、その中に『精霊』と書かれていました。『英霊』ではなく『精霊』・・・。ずしーーんと重たいものを感じました。



雨がひときわ場の空気を静かにしてくださいました。参加者の皆様からも『花瀬望比公園』がとても印象に残った、との声が多かったです。













生きるということを曖昧にしてはいけない。この歴史があっての今の私たちなんだ。

5時15分に出発したのにもう2時間も経ってしまった。ここからさくら館に戻り、朝食を食べた後は知覧巡りです。

ではまた。

おさむ





『わたし事としての知覧巡礼の旅』報告その③

2019年04月02日 13時08分28秒 | Weblog
二日目は朝5時15分出発という強行軍。朝食前に長崎鼻から朝日に輝く開聞岳を仰ぎたいと思ったのです。しかしあいにくの雨模様・・・であればぜひあそこに行きたい。『下駄履き特攻』の地、指宿海軍航空基地跡。水上機の基地です。



 ここから出撃した山口輝夫少尉のご遺書が私の胸に刺さりました。抜粋ではありますが、ご紹介させていただきます。


「父上の名を呼んで突入します」(抜粋)
海軍少尉 山口輝夫
第一二航空戦隊 二座水偵隊 国学院大学出身 二三歳

 御父上様
 なんらの孝養すらできずに散らねばならなかった私の運命をお許しください。

 急に特攻隊員を命ぜられ、いよいよ本日沖縄の海へむけて出発いたします。命ぜられれば日本人です。ただ成功を期して最後の任務に邁進するばかりです。とはいえ、やはりこのうるわしい日本の国土や、人情に別離を惜しみたくなるのは私だけの弱い心でしょうか。死を決すればやはり父上や母上、祖母や同胞たちの顔が浮んでまいります。だれもが名を惜しむ人となることをねがってやまないと思うと、本当に勇気づけられるような気持がいたします。かならずやります。それらの人々の幻影にむかって私はそう叫ばずにはいられません。

 じつに日本の国体は美しいものです。古典そのものよりも、神代の有無よりも、私はそれを信じてきた祖先たちの純真そのものの歴史のすがたを愛します。美しいと思います。国体とは祖先たちの一番美しかったものの蓄積です。実在では、わが国民の最善至高なるものが皇室だと信じます。私はその美しく尊いものを、身をもって守ることを光栄としなければなりません。

 沖縄は五島と同じです。私は故郷を侵すものを撃たねば止みません。沖縄はいまの私にとっては揺籃です。あの空あの海に、かならず母や祖母が私を迎えてくださるでしょう。私はだから死を悲しみません。恐ろしいとも思いません。ただ残る父上や、多くのはらからたちの幸福を祈ってやみません。父上への最大の不孝は、父上を一度も父上と呼ばなかったことです。しかし私は最初にして最後の父様を、突入寸前口にしようと思います。人間の幼稚な感覚は、それを父上にお伝えすることはできませんが、突入の日に生涯をこめた声で父上を呼んだことだけは忘れないで下さい。

 私が死ねば山口の方は和子一人になります。姉上もおりますし心配ありませんが、万事父上に一任しておりますから御願いいたします。
 歴史の蹉跌は民族の滅亡ではありません。父上たちの長命を御祈りいたします。かならず新しい日本が訪れるはずです。国民は死を急いではなりません。では御機嫌よう。
                        輝夫

   出発前
       名をも身をも さらに惜しまずもののふは
                     守り果さむ 大和島根を


碑文冒頭に『君は信じてくれるだろうか・・・』とあります。平和が当然当たり前と思っている現代の私たち。過酷な時代を生きた同じ日本人が、未来の私たちに託したものを、私たちはしっかりと受け取っているだろうか。あいまいに、まあまあそこそこに、おもしろおかしくぼんやりと生きてはいないか。いや、『私たち』ではない。おれ自身がそれをしっかりと受け取って生きているだろうか。

山口少尉が後部座席偵察員として乗機した同型機。



指宿海軍航空基地跡を後にして、『花瀬望比公園』に向かいました。

ではまた。

おさむ






第12回北澤会ゴルフコンペ

2018年11月02日 10時50分49秒 | Weblog
10月30日のことになりますが、12回を数える北澤会ゴルフコンペがセベバレストロスで開かれました。職人さんとお客様の交流の場となる本企画、今回は34名のエントリー。三分の一に当たる12名のOB施主様のご参加をいただきました。快晴無風という絶好のコンディション。さてさてどのような一日に・・・・。

で、まずは集合写真。



真剣な表情・・・(^_^;)



新人の中島君も参戦。



難易度が高いと言われるセベ。ゴルフのわからない私でも、んんんんん、、、かなり難しそうだ(笑)





優勝は、な、な、なんと、中田建築板金さん。初の100切りでお見事!!満面の笑顔!!!\(^^@)/




ゴルフって、いいですね。老若男女問わずにフェアプレーができる。こういうスポーツは他にないのではないでしょうか。あたくしは始めたらイノシシになってしまうので、これからも近くで見守っていきたいと思います(笑)。

次回は5月開催の予定です。

ではまた。

おさむ









7月14日15日は家暮楽『倉庫開放日』

2017年07月11日 16時50分24秒 | Weblog
谷棟梁や社員のアイディアにより、ご縁のある方に倉庫開放を行うことにしました。

北澤工務店は設立以来44年経つのですが、節目節目で倉庫の整理はしているものの、『いつか使えるかもしれない』『んんん、捨てるにはもったいない』といって埃まみれになってしまっているものや、現場からあがってきた端材がたんまりとあります。これらを有効に使っていただける方にご提供しよう、というものです。

7月14日15日の10時から12時で、事前の予約が必要です。8月にも計画しています。お問い合わせは

北澤工務店 0297-60-1333

どうぞお気軽にお越し下さい!!\(^^@)/

ではまた。

おさむ





?????

2015年05月17日 18時52分22秒 | Weblog
なんだこれは!?



事務所に置いてあった、何かのサンプルらしい。

ははぁ~ん。また監督長澤と建具職人の河崎さんの仕業だな。周囲に聞く所によれば、面がウェーブして見えるはずなんだとか・・・。





いやいや、よーやるわ!って言いたくなるほど手が込んでます。監督も職人も、なんかこう仕事を楽しんでいる様子が伝わってきて、うれしいなぁ。

家づくりという仕事、おもしろい!!

ではまた。

おさむ