O様邸 ご成約！！

昨日２９日は大安吉日。つくば市で家づくりをされるＯ様がご成約となりました。おめでとうございます！！！

初めてＯ様からご連絡を頂いたのはメールでした。振り返ってみたら2010年３月３１日でした。資料請求という形でした。その時にぼくが返信した内容


『Ｏ様、お問い合わせいただきましてありがとうございます。
自家製の資料ですが、よろしければぜひ送付させていただきます。ご住所をご返信ください。

お誘いなのですが・・・
ブログでも書いている通り、４月３日（土）の１６時ごろに、最近では大変珍しくなってしまった『上棟・もちまき』を計画しています。自由参加ですので、遊びにいらっしゃいませんか。つくばで建築中の方もいらっしゃる予定です。場所は北澤工務店のほど近くです。きっと楽しいですよ！！

つくばでの建築の件ですが、現在、東光台と西高野で施工中です。
がしかし、地元の工務店の施工範囲としては遠い、というのが現実です。Ｏ様にとっても不利益な部分が多々あることをご承知いただかなければなりません。現在施工中のお客様にも、その点は何度もお話しをさせていただきました。

いずれにしましても、情報提供は惜しまずさせていただきますので、どうぞご遠慮なく、何なりとお申し付けください。直接私の携帯電話でもかまいません。
０９０－３０４５－０５８７
ではまた。
ありがとうございます。

北澤工務店　きたざわおさむ』


それから１年半のプロセスを経てめでたくご成約です。つくば市というのはとても広範囲な市で、正直なところ北澤工務店の実力としては遠過ぎます。それに伴うお互いの不利益な部分は、何十年とお付き合いしていく以上、しっかりと分かち合う必要があります。でも気づいてみるといま現在、新築工事の現場でいうと、地元龍ヶ崎が２邸、つくば市が３邸！！なんと地元に勝る勢いです。

その中のＫ様が毎日！お書きになっているブログです。

http://mukunoie4040.blog.fc2.com/

昨年竣工された同じくつくば市Ｏ様のブログ。

http://ouchi514.blog129.fc2.com/

むっちゃくちゃ面白くて、むっちゃくちゃ勉強になります。

これからも、お客様と共に家づくりを存分に楽しんでいきます。

ではまた。

おさむ

風景変わらず

屋根瓦が崩落してしまった、ぼくの生まれ育った地元の風景。写真以外でもこの近辺は『瓦が落ちていない家が珍しい』ほど、被害が出てしまいました。

赤丸は未だに手当されていないお家。

青丸は北澤工務店が治したお家。



なんともなんとも。。。

ではまた。

おさむ

かわらぶき職人

昨日から乗り込んできてくださっている山梨のかわらぶき職人ふるやさん。これで何度目の支援になるのだろうか。もうすぐ二桁になるのでは？ぼくの気持ちをよくよく理解してくださっている、すばらしいかわらぶき職人です。

大きな化粧づくりの棟瓦を全面取り直しです。大変な作業です。



技術的な部分でのこだわりを随所にもたれているふるやさん。今回は鬼瓦の設置と仲間が来た時のための段取りです。



この写真、かなりお気に入りです。なんて言うんでしょう。大工棟梁が木と対話するのと同じ雰囲気を感じました。『お前はどう在りたいんだ。どんなふうに見て欲しいんだ。』まるでそんな対話をしているかのような。。。声を掛けられないほどの真剣な眼差し。



来週から本格的に大棟を積んでいきます。

ではまた。

おさむ

家が泣いている

ご紹介をいただいたお客様からご紹介をいただいたＴ様邸は、ご年配の夫婦二人暮らし。震災による屋根瓦崩落の現場です。

早速おじゃまさせていただいて・・・・・・愕然。。。



お家が泣いているんです。傷ついて苦しんでいるんです。ぼくには痛いほどわかる。



このお家を建てた工務店もあるんです。このお家の屋根を葺いた職人もいるんです。でも、放置されている。台風が来てシートが飛んでもそのまま。

あんまりだよ。

この震災なんだから忙しいのはわかる。でも、なにかできるだろ。電話の一本だって入れたらお客様は安心するのに。

雨の日の夜は眠れないらしい。不安で眠れないんじゃない。雨漏れでバケツがすぐ一杯になってしまって交換しなくちゃいけないから。。。。。。。。

同じ業界の人間として、恥ずかしいよ、悲しい。

ぼくにできることをやろうと思った。ジャージにはきかえて屋根に登った。５時間、できるだけのことをやった。



まだまだだけれど、一応これで雨漏れは止まったはず。『涙がでてきたよ、うれしくて・・・』とはお客様の弁。

複雑なあたくし。

ではまた。

おさむ

急に冷えました。

今日の龍ヶ崎はお天気予報が外れ、雨模様でした。そして何といっても『さぶい！！』いよいよ本格的に秋の到来です。待ちに待った、という感じです。

今日も朝デニに出没したあたくし。締切日をとうに過ぎている１０月号カタロ通信　『おさむのひとりごと』　を書くためにです。

なかなか湧き上がってくるものがなく苦戦しましたが、なんとか書き上げました！！やることをやるとスッキリするものです。ちょうど書き終えた頃に見事な朝焼け！！！デニーズのお姉さんが　『すっごい綺麗ですよー！！』　と声をかけてくれたのでした。（おいおさむ。、おまえ朝からなにやってんだ！？）

ということで今日もあっという間に過ぎて行きます。

ではまた。

おさむ

K様邸 上棟

今日の朝焼けは格別に美しかった。５時ごろからの天空のロードショーは、神様からのギフト以外の何物でもありません。特に今日はＫ様邸の上棟日。なんとなく　『いい一日になるぞ！！』　そんなわくわくした気持ちにさせてくれました。

朝７時３０分に現場に行くと、職人のみなさんはもう準備万端。



リビングダイニングキッチンの象徴的存在となる大黒柱。今回も　『末広がり』　の縁起をいただいてスギの８寸角です。コンピュータープレカットでは加工できないため、棟梁により手加工されました。見事です。



まいどご出演、ありがとうございます、こうたくん！！！



一昨日前に１歳になりました。そしてなんと今日は　『お食い初め』　ならぬ　『おくつ初め』　なんです！　もぉ～かわいいったらありゃしない！！！！



そんなこんなのうちに仕事は進み、無事、上棟を迎えることに。



恒例により、私が祝詞を奏上。二礼二拍一礼の作法で上棟式を執り行いました。



とにかくとにかくお天気に恵まれ、事故も無く、しかも予定時刻よりも早く、立派な姿をこの世に現してくれました。むっちゃくちゃかっこいい！！

これからお客様と共に完成を目指して育んでいきます。

ぼくは家づくりの仕事が大好き！！！

ではまた。

おさむ

瓦の『めくれ』

３０年来のOB施主様のＫ様より電話を頂きました。

『この台風で瓦がめくれちゃったみたいだ・・・』

早速行ってまいりました。なるほど確かに、めくれてます。



屋根に登ってみるとこんな感じ。お恥ずかしい話ですが、昔は瓦の一般部はほとんどクギを打っていないんです。災害の少ないこの近辺だから、ということではないのですが、ほぼすべての現場同様にクギが打ってない。だから今回のようなすごい台風が来るとこんなことになってしまう。



一枚だから良かったんです。これが複数枚となると、『バタバタバターーーー！！！！』っと一気にめくれ上がり、近隣のお家にまで被害を及ぼすことになる。もちろん今ではちゃんとクギは打っています。

かわらぶき職人のみなさんに教えてもらったように、ステンレスのスクリュークギで留めつけ、はい完了！！



下から見上げると綺麗に仕上がっているのが分かります。



家づくりの仕事って、ほんとに奥が深いです。

あすはいよいよ、つくば市Ｋさま邸の上棟です。この世に生まれ来る瞬間の日です。

ではまた。

おさむ

台風１５号 Ⅱ

昨日は台風１５号による被害の相談の電話が鳴り続けました。雨漏れしてしまった、隅棟の板金が飛んでしまった、地震で弱っていた壁が落ちてきた、アルミサッシが外れて動かない、ソーラーパネルの板金が吹き飛んだ・・・・。

震災復旧の際ずーっとはいていたジャージ。やっと脱げたと思ったら、またも登場です。昨日一日では回りきれませんでしたが、今日は大丈夫でしょう！！

こういう時の対応って、ほんとうに経験がものを言う。体験を智恵として活かす。

大不安だったお客様の表情が緩むのを見て、ホッとするあたくしであります。

・・・・・あぁ～、、、、４時前から朝デニなんですけど、『おさむのひとりごと１０月号』　が湧いてこな～い！！！

ではまた。

おさむ

床の補修

日本列島を総ナメしていった台風１５号。加えて昨晩はまた地震！！！今朝はやっと落ち着いた感がありますが、いかがお過ごしでしょうか。なんだか自然界のバランスが崩れてしまったんじゃないか、もし神様がいるなら、神様が何かお怒りなんじゃないか、そんなことさえ考えてしまいますね。

先日、市内で新築工事をされたＨ様のお家で床の補修を依頼されました。床材は、北澤工務店が取り扱っている床材の中でもチョー高級品の　『ブラックウォールナット』　椅子の足で部分的に黒くなってしまいました。こんな感じ。



まずは１２０番から１８０番くらいの紙ヤスリで擦ります。はじめての方は勇気がいるかもしれませんが、無塗装の無垢材であれば大丈夫！！です。



合板フローリング等で一般的に用いられているウレタン塗装品ではこうはいきません。『硬質でキズが付きにくい』　新建材も、『キズが付いたら修復困難』　というデメリットがあります。足触り感とが湿度との関係とか質感とか、やっぱり無垢材の無塗装品に勝る床材はないと思います。

で、キズが消えたら　『蜜ろうワックス』　の登場です。

　

ウエスやティッシュにこの蜜ろうを含ませて塗りこむと・・・・・



あーーーーら不思議！！！もとに戻っちゃいました。

お客様もびっくり！！まるでマジック！？！？漆喰もそうなのですが、ほんものの材料はお手入れもしやすいんですね。

ではまた。

おさむ

台風１５号

昨日のブログに書いた　『ねぎらい会』　の報告を・・・と思っていたのですが、それどころではなりません、台風１５号！！！

今もものすごい風と雨です。朝から雨漏れのご相談や板金が飛んでしまいそう！！などのご相談が相次ぎました。

今夜が辛抱ですね。何かございましたらばいつでも連絡をお待ちしております。

０２９７－６０－１３３３（北澤工務店　転送になります）

ではまた。

おさむ

ねぎらい会

久しぶりの久しぶりなのですが、今夜は北澤工務店の家づくりをやってくださっている職人の皆さんの　『ねぎらい会』　を市内の入浴施設　『ゆったり館』　で行うんです。

ぼくが営業担当者としてお客様にいろいろなご案内をさせていただいても、現場監督が現場の段取りや設計担当者がいくらいい図面を書いても、当然のことながら実際にカタチを作っていくのは職人のみなさんです。職人のみなさんの　『手』　によって、家が造られるという事実。

ぼくの経験上、いくらシステム化しても、チェック機能を充実させても、ぼくが造りたいと思うような家づくりは難しい。だから多くの会社がより管理しやすい工場生産の部品を多く使用し、あるいは家そのものを工場で生産し、『手づくり』　の部分をなくしてきた。『合理化』という美名のもとに。それはいつもここで書いていることですが、家づくりにかかわらず、食べ物も、医療も、教育も、同じような道を選択してきている。

そういう家づくりや食べ物や合理化された様々なシーンに出会うと、なーんだかこう、胸のあたりがじゅわじゅわして心地よくないんですよね。異和感がある。

ま、いつものお話ですから、この辺にして・・・。

つまるところ、家は生身の人間（家族）が住み、成長していく器ですから、木みたいに見える新建材じゃなくて、石のように見えるビニールじゃなくて、ほんもの木やほんものの石で造りたい。ほんものを扱うには技術がいる。工場では作れない。ほんものの職人じゃなきゃ造れない。

ということで、この厳しすぎる夏を乗り切った職人のみなさんをねぎらい、またひざを交えて語り合いたく、そんな機会を設けた次第です。ぼくの大自慢の職人のみなさんと、ぐっつりと楽しんできます。

ではまた。

おさむ

K様邸、上棟間近！！

２５日（日曜日）に上棟を迎えられるＫさま。本日現場での打ち合わせとなりました。

こうたくん、大きくなったねぇ～。



ちょっと前の写真を振り返ったんです。７月１１日に事務所で打ち合わせをした時のツーショット。



どんどん　『男の子』　になっていくことが重量感や表情と共に伝わってきます。もう少しで歩き出す、、、感じです。お父さんお母さんもうれしさとたいへんさと・・・。

・・・・現場です。



今日は基礎の型枠を解体し、基礎工事は一段落。正確に設置されたアンカーボルトやホールダウン金物、幅１５０ミリの立ち上がりなど、見どころいっぱいです。

基礎の中心にちゃんと建物が乗るように　『墨出し』　をしている野村さん。父の代からお世話になっている、非常に信頼できる方です。腕とか首の黒さ！？は半端じゃありません。（汗）



上棟って、家づくりの仕事の中で、ぼくは一番好きな瞬間です。初めて世の中に姿を現すんですから。まるで赤ちゃんが生まれ来るような気持ちです。その赤ちゃんを職人やお客様と共に育てていく。このプロセスが人の世界とまるで同じ。

家づくりの仕事って、ほんとに素晴らしいと思う。

ではまた。

おさむ

別れは悲しいけれど

『暑さ寒さも彼岸まで』　と昔の人はよく言ったものですが、ほんとにそうなってくれるのかな。？？？？なほど今日も暑かったですね。

早起き癖のあたくしは、それでも秋が間近であることを実感しています。早朝の冷気がしっかりとそのことを感じさせてくれますから。

朝焼けも素晴らしかった。オレンジ色の雲が夏雲でないことがはっきりとわかった。

時は流れている。ちゃんと流れている。

その時間の中に、ぼくらは生きているんだな。

その時間の中に、いろいろな出来事が、起こる。

出会いあり、別れあり。

今日の告別式、不謹慎かもしれないが、素晴らしい告別式だった。

不謹慎かもしれないが、感動すらした。

ひとりの存在が、これほど多くの仲間の中に在り続けていることを。

まさに、『永遠のスカウト』　です。

ではまた。

おさむ

訃報

リフォームOB施主様のＴ様の奥様がお亡くなりになられました。Ｔ様ご夫婦は地元ボーイスカウトの中心的存在、というかボーイスカウトそのものの存在です。お二人の存在によって、どれだけ多くの若者が健全に成長していったか、計り知れません。

北澤工務店のぽちゃぽちゃミセスこと、黒木さん家族もそうです。きっと黒木さんにとっては、尊敬すべき先輩であり、時に母親であり、時に無二の親友のような存在だったんじゃないかな。

明日は告別式です。

今生の生を生き切ったＴ様の奥様に　『ほんとうに、おつかれさまでした。またいつか必ずお逢いします。』　そう伝えたい。

生きているということは、当然じゃないんだな。明日生きている保証なんてどこにもないんだ。

できることは、

いまこの瞬間瞬間を　『生きる』　こと。

そんなことを感じているおさむです。

ではまた。

おさむ

神様？？？

天狗話のように聞こえるかもしれませんが・・・。

『おぉ、、、神様が来た、神様が来た。。。』　と請求書を持ったぼくを迎え入れてくださったのは、市内のＮさま。奥様もニコニコと迎えてくださいました。

Ｎさまはご年配のお二人暮らし。今回の震災で大きな和風建築の寄せ棟屋根が多大な被害を受けました。１階２階のすべての棟、２階から落ちた瓦で割れた一階の平面部が工事の対象となり、『年金暮らしだからねぇ、、なんとか８０万円以内で・・・・。』とご相談を受けておりましたが、実際には１００万円近い工事となってしまいました。

居間に座り、Ｎさまにその請求書を見ていただいた時のこと。細かく記載した請求書の中身などあまり興味がなさそう・・・。

『いやいやいいんだよきたざわさん、ほんとによくやってくれたよ。おかげであめがもらずにすんだよ。こんかいばっかりは、ほんとにきたざわさんにたすけてもらったんだから・・・。』

と、終始笑顔のＮさま。歓談？を終えて帰るとき、

『お、神様がお帰りになるぞ。おーい、神様のお帰りだよ。。。』　とますます茶目っ気たっぷりの笑顔でぼくを送り出してくださいました。車が見えなくなるまでお見送りまでしていただいて・・・。

Ｎさまのお気持ちが、ひしひしと伝わってきました。

まだまだ多くの方が不安の中にいらっしゃると思う。ご縁がつながるといいのですが、、、。

ではまた。

おさむ