おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

研修生

2007年03月22日 19時21分13秒 | Weblog
ある専門学校から 『インターン』 ということで6日間研修に来られました。

学生さんですから、初めは 『なにかを教えてあげよう』 或いは 『現実を学んでもらおう』 という感覚で始まりました。

しかし・・・・・とにかく、元気で明るいんですね。あいさつもとっても気持ちがいい。女性だからなのか、現場に行っても職人たちが大喜び。現場の空気が変わるんです。

事務所で仕事をしてもらっていると、気を利かせてお茶を入れてくれたり、『お帰りなさいッ!!』 と元気よく迎えてくれたり、社員とも意気投合、、、、とにかく元気なんです。

仕事そのものは学生さんですから、想定内?なのですが、次第にその存在に誰もが惹かれていったのです。

それは、いつしか自分たちが忘れてきてしまった 『一所懸命さ』 『新鮮さ』 『探究心・好奇心・・・・・』 流れていく日々・・・。

最終日、研修生は泣いていました。私もあふれる感情を隠せませんでした。皆が帰ったあと、こんなメッセージをホワイトボードに残してくれました。

『みなさん おはようございます。(^.^)/  6日間色んな経験をさせて頂き本当にありがとうございました。私にとって全てが貴重な時間・経験となりました。実社会は厳しいと思うので、今出来る精一杯をこれからの学生生活で学びたいと思います。・・・・・・・』 そして私をはじめ、社員の名前を連ね、元気印で文は終わっていました。

最初の自分の考えは、まるで間違っていました。学ばせてもらったのは、私たちでした。あっという間の6日間。さわやかな風をたっぷりと感じさせてくれた学生さんに、こころから感謝です。ありがとう。

ではまた。

おさむ
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引渡し式

2007年03月18日 11時24分36秒 | Weblog
本日、引渡し式が執り行われました。

すべての現場にドラマがあります。そしてその象徴として、目の前に建物が完成しています。

10時の開式を前に、続々と職人が集まってきました。材木やさん、左官屋さん、建具やさん、瓦やさん、電気屋さん、サッシやさん、設備やさん、問屋さん、外構やさん、タイルやさん、畳屋さん、基礎やさん、、、、、、、それぞれが、それぞれの役割を全うして、ここに来てくれています。その一人ひとりの姿を見ているだけで胸が熱くなってきます。

一同輪になって、引渡し式が始まりました。

職人の一人ひとりの挨拶のあと、施主様の熱いお言葉が印象的でした。『正直なところ、私たちはいろいろな工務店や住宅展示場を見て歩いてきました。でも、北澤工務店を信じて、ほんとうによかった。職人さんたちもいつも笑顔で迎えてくれた。担当してくれた石原さん堀越さんは、私たちの要望を丁寧に丁寧に聞いてくれた。想像していた以上の家が出来ました。ほんとうに、うれしい・・・・・。』

その場にいた、誰もが胸を熱くしている。その場がひとつのかたまりになっている。一体感がある。職人も社員もお客様も、そして私も、深いつながりを感じあえたのです。

まさに、仕事の喜びを感じることが出来た、すばらしい引渡し式でした。

ではまた。

おさむ
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26万キロ突破!!

2007年03月16日 17時55分16秒 | Weblog
本日、わが愛車セフィーロ、26万キロ走行を刻みました。

大きな事故もなく、大きな故障もなく、無事にわが身を守ってくれている愛車に感謝です。

この調子で行けば、予定通り、来年の秋ごろには30万キロを超えるはずです。私のささやかな目標です。

長持ちの秘訣は、たぶん、『声をかけること』 かも知れませんね。私はよくひとりごとのように声をかけています。『調子いいねぇ』とか、『がんばれ、がんばれ』とか、『かっこいいー!』などなど。

ものにはきっと魂があるのでしょう。ちゃんとその期待にこたえてくれます。

ぜひ一度、お乗りになってみませんか、私のセフィーロ。

ではまた。

おさむ
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上棟式

2007年03月15日 19時29分59秒 | Weblog
先日、上棟式が執り行われました。

もともと上棟式は、『建て方』と言われる工事の最終段階のことです。昔の建て方は機械もなかったので近所中の男衆が集まり、一週間も二週間もかけて工事を進めたのです。その最終段階で、『棟木』を取り付け、上棟式を行ったわけです。

現在は機械化が進み、一日で組み上がるため、建て方と上棟式が一緒になっています。

上棟式では私が祝詞を奏上し、酒・塩・米でお清めをします。そして、『千年棟 万年棟 永々棟 と大きな掛け声と共に棟木を玄翁で3回叩きます。

その後下に降り、家族と共に四方をお清めし、全員そろって施主様のご挨拶を頂戴します。今回は、そのご挨拶に感激しました。

『本日は大変ありがとうございました。僭越ではありますが、ご挨拶と言うことで、皆様に3つほどお願いがあります。
一つ目は、工事中はお怪我のないように、安全第一で工事を進めてください。
二つ目は、狭い場所ですので、ご近所の皆様へのご配慮をお願いします。
三つ目は、4年目にしてやっと実現できる家造りに対する私たち家族の思いを組んでください・・・・・・・・』

簡潔で気持ちのよい、実に思慮深い心のこもった施主様のご挨拶に、深い感動を覚えたのでした。

いいことばかりでは済まされないのが現実だと思います。施主様と共に、いい家づくりを実現していきたいと改めて実感した上棟式でした。

ではまた。

おさむ
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父のうしろ姿

2007年03月08日 18時15分01秒 | Weblog
先日来から着工しているリフォームの現場があります。この現場は父が24年前に建てさせていただいたお住まいで、今回バルコニー改修のためのリフォームとなりました。

天気予報を見て、何度も何度も着工を変更し、この時こそ!!とタイミングを計って着工しました。しかし、そんなときに限って天気予報は外れるものです。

この日私はあいにく地下にいて、電話が通じませんでした。

雨と風が激しくなり、よる9時ごろに父のところへ電話が入りました。『雨が吹き込んできている』と。

そのとき父はすでに晩酌済みだったのですが、母と共に私の妻を運転手として、現地に飛んでいきました。

施主様は思いもよらぬ父の訪問に、感動したそうです。そして笑顔笑顔での出迎え。

さすがは元大工です。雨の中ではありましたがさっさとシートを張りなおし、母と妻は雑巾で雨をふき取り・・・・。その姿を見て施主様は感嘆の声を上げたそうです。

私が気づいたのはすべての作業が終了して家に帰って戻ってきたころ。

朝、父に電話をしました。これまでの父ならば、『なにやってたんだ!!』とか、怒鳴るところですが、『おつかれさま。あとでまわっていってみろ。』とだけ一言。

かっこいい親父のうしろ姿を感じました。

なんでもそうですが、即実行ですね。反省、反省。

ではまた。

おさむ
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心あたたまるはがき

2007年03月06日 13時24分46秒 | Weblog
カタロ通信に『おさむのひとりごと』と題して、コラムを書き始めてから7年になります。

その間、いろいろなご意見やご感想をいただいてきました。反応をいただけるというのは、ほんとうにうれしい。そんな中、昨日届いたはがきには胸が熱くなりました。ひとが持つこころの奥深さ、深い思慮、励ましや思いやりがすべて感じられる、すてきなお葉書でしたのでご紹介させていただきます。

『カタロ通信を読む頭にドラマが映る 余命幾許もない人の夢を叶えてやろうと 関係者が一体となって時間との戦いに涙・・・・・そして 二晩ではあったが 新築家屋に移すことが出来た家族の安堵感に又涙・・・・・これ決して老いの涙ではありません。  前回富士登山に感動して野暮な感想を投函した老人より』

差出人の欄には 『龍ヶ崎市 カタロ通信愛読者』 とだけ書かれています。

ひとは、どれだけやさしくなれるのだろう。ひとは、どれだけ深くなれるのだろう。そう感じた、一通のはがきでした。

ではまた。

おさむ
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