おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

古民家解体 その2

2012年02月29日 17時08分44秒 | 家づくり
Y様邸母屋の解体工事が始まって2日目。マグロの『トロ』のような部分!?が見えてきました。昔の職人の息遣いが聞こえてきそうな細工も写真でご紹介します。

まずは解体前の正玄関からの三間通しの部屋を望む。奥には本物の筆返しと違い棚があります。



解体二日目の様子。



小屋裏の梁組を見上げます。道具のなかった時代に、ほんと、昔の職人って、すごいなぁ。どなたかこの梁を使ってください!!!



小屋裏からは、Y様のご先祖様ゆかりの品々がでてきました。なんと、『天保十二年』と書かれた箱まで!!今から172年前の品です。



ケヤキ材でつくられた炭火鉢や可愛らしい彫人形なんかも出てきました。





ケヤキ材というのは、非常に堅い木なんですね。加工や細工が非常に難しい。自然乾燥するのに10年以上かかる。しかも今のような電動工具があるわけではない。なのにこの仕事、見てください!!!違い棚の部分の加工です。精密に組み上げられていました。





『地獄ホゾ』といって、上から差し込むとホゾが広がって二度と抜けなくなる細工。ゆる過ぎても堅過ぎてもダメ。絶妙とはまさにこのこと。



違い棚の解体現場。使われている用材がとにかく特上品ばかり。もちろんケヤキ材も赤身ばかりで板厚が厚い!!!



『古民家のような雰囲気のあるお家がほしい!』『部分的に自分の家でも使ってみたい!』そんな方はぜひご連絡ください!!早い方順ですよ!!!

家づくりの仕事って、ほんとに奥が深くて、ほんとにおもしろい!!!!

ではまた。

おさむ





古民家、解体始まる。

2012年02月28日 11時02分20秒 | 家づくり
これまでにも何度も何度も書いてきていることなので、またか、と言われてしまうかもしれないけれど。

『始まりは大切、終わりはもっと大切』

ぼくはそう確信している。何ごともそうだと確信している。

今日は、Y様邸の『解体祈願』でした。あの震災で大規模半壊となってしまったため、同じ敷地内にお二人暮らしのお家を新築されたあのY様邸です。いよいよ今回『解体』されることになったため、先の言葉通り、108年の歴史に対し感謝式をしていただきました。

当時のデザインとしては、相当モダンであったと思われるY様邸外観



解体祈願が始まりました。



室内の隅々まで『ありがとうございました。』『おつかれさまでした。』の感謝をこめてお浄めさせていただいているところ。





ひと気もなくなった室内は、いよいよ解体というものを受け入れる母屋の潔さがありました。



ただ!!!代々続いてきたこの母屋を、ガシャンとゴミにしてしまうのはあまりにももったいない。使えるものはぜひ使わせていただく、ということになり、今日から手ばらしによる解体です。古美た立派な用材、建具、いまでは手に入らない歪みのあるガラス・・・これらの価値をご理解いただけるお客様のお家に移植していく予定です。ご関心のある方はどうぞどうぞ、現場を見ていただいてお使いいただきたいと思います。ご連絡をお待ちしております。北澤工務店 0297-60-1333

また今後も随時その用材をアップしていく予定ですので楽しみにしてくださいね!!

ではまた。

おさむ









リスタート!!

2012年02月27日 07時42分49秒 | 家づくり
5日間、ご迷惑をおかけしました。!!!

昨晩、最後のタミフルを服用し、本日より、リスタートです。休んだ分、ばりばり働きますので、改めましてどうぞよろしくお願いいたします。

考えてみると、お医者さんから処方された薬をちゃんと最後まで服用したのは、たぶん初めて。それだけ 『あの痛み』 が骨身にしみたんだなぁ、と思う。それと昨日あたりから調子はよかったので出勤できないこともなかったのですが、他の病気と異なり自分が『病原菌』であるという自覚がずいぶんつよかった。

とにかく本日から、リスタートです。

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先週の金曜日のスナップ。『近寄らんでくださいよ(笑)』と言うふるやさんの現場。新たにかわらぶき職人のなかじまさんが応援に駆け付けてくださいました。甲州武人そのもの!という感じの、すばらしい方でした。



この現場が、北澤工務店にとって最後の最後になる震災による瓦崩落現場です。なんと、70メートル以上にわたって崩れてしまいました。



もうあと2週間で、あの3月11日から1年です。早いです。あっという間の一年でした。どなた様にもとっておきの3月11日があるかもしれませんが、北澤工務店も『とっておきの3月11日』を計画しています。そのことはまたご報告させていただきますね。

うん。よっしゃ! がんばりまっせーーーー!!!!

ではまた。

おさむ








タミフル最終日

2012年02月26日 05時35分38秒 | 自分のこと
今日で5日分処方されたタミフルをすべて服用し終わります。業務も今日まで、おやすみさせていただきます。よろしくおねがいします。

きょうはなんとか締切期限の過ぎてしまった『おさむのひとりごと3月号』を仕上げたいと思います。熱のある時は全く思考回路が働かない状況でしたが、いまは元通り。体調はさすがに万全とは言い難いですが・・・・・・・・・・・・って書きながら、、、、いま思ったんです。やっぱ文章がヘン!!!これだけの文章に相当な時間を要している。なんか、、、、、、、文章が書けてない!!!!!これってもしかしたらタミフル効果!?!?!?

ではまた。

おさむ




誠に残念だけれど。。。

2012年02月25日 04時48分02秒 | 自分のこと
今回のインフルエンザの発症で一番つらいのは、、、、あの夜も眠れる節々の痛み・・・ではなく、2夜続いた39.2度の高熱・・・でもなかったんです。

昨年末から約束していたながちゃん先生との約束が果たせなくなってしまったことが、一番つらい。

ぼくとながちゃん先生のなれ初め!?を書いた『おさむのひとりごと』は下記URLの23年9月号をご覧ください↓↓
http://kitazawa.ciao.jp/new/osamu

フェイスブックで書いた記事
ながちゃん先生の鹿児島講演が開催されるんですね。『鹿児島』と​いえばぼくの大好きな『知覧』!ぼくの魂の聖地だと思っている。​毎年行っている知覧でしたが、今年は震災の関係で行くことができ​なかった。ながちゃん先生にその旨伝えたら『ぜひ一緒に行きたい​ね!』とのこと。実現したらすごい体験ができそう!!!

ながちゃん先生から
鹿児島講演会の詳細が決定しました。最新の科学が説く見えない​世界について紹介させていただくとともに、自然治癒力を活性化す​るにはどうしたらよいのか等について考えてみたいと思います。

「西洋医学と東洋哲学の統合」・・・今後の医療を考える・・
~病気にならない為に知ってもらいたい事~

*西洋医学の効用と限界 *最新の科学が解き明かす5次元の世界とは *ガンと人間の想念との関係 *ガン医療の現場における統合医療の役割 *人生をハッピーにするための東洋哲学が説く生き方

日程:  平成24年2月25日(土) 開場 13時半  開始 14時
     会場: 天文館ヴィジョンホール8F 鹿児島市東千石町13-10  (タカプラ真正面、メガネの光学堂左隣のビル8​階) 
     参加費:1000円

長堀 優先生のホームページ
http://www.e-oishasan.net/site/nagahori/

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現地では2度も会場の変更をしなければならないほど盛況の様子。ぼくも今ごろは始発の電車に乗って鹿児島に向かっているはずでした。ところが、このインフルエンザです。『5日間は人と接するのを控えるように!』というお医者さんのことば。でももう熱下がったし、ふつーに生活できそうだし、行っちゃってもいいかも!?!?と思ったりもしましたが、、、、、、ぼくの存在は『病原菌』そのものですからね、『社会悪的存在』なんだ。とにかく今回はあきらめるよりほかありません。

茨城の空の下より、講演会の大盛会を祈念します。そして明日の知覧行は、肉体を超えた意識の世界でながちゃん先生に同行される皆様と共に巡礼したいと思います。

ではまた。

おさむ






経過報告 ③

2012年02月24日 07時17分52秒 | 自分のこと
長い、長い、夜が明けました。

救薬・タミフルの想定する通りの経過をたどり、明け方には体温も37度まで下がりました。タミフルさん、ほんとうにありがとう。



熱よりも何よりも、今回一番苦しかったのは節々の痛み。背中からお腹にかけて、どことなく全体的に居ても立っても激しく痛む。これにはほんと、参りました。これはインフルエンザB型の特徴でもあるわけですので、みんな同じなんですけどね。

早朝、久しぶりに外に出ました。



冷たい空気がとっても気持ちがいい。

少し雲がかかった太陽さんを見ながらふっと尋ねてくる声が聞こえた。

『おさむ、おまえ、その渦中に在るとき、どんなだった。ジタバタせんかったか。』

『確かに、冷静な自分がいた。苦しい時こそ笑顔を出そうとする自分がいた。でもまだそれは「・・・ねばならない」という観念であって、自然じゃなかった。結局もっとも辛く苦しくなったとき、ジタバタする自分がいた。まだまだ未熟もんだ、おさむは!!!』

自分がこうして何日も職場を離れることにより、お客様や社員には多くの迷惑と負担をかけている。家族にはことのほか気遣いをいただいている。まだまだ感染源の私ですが、この体験の意味と価値をしっかりと自分のものにしたいと思います。

ではまた。

おさむ





経過報告 ②

2012年02月23日 14時47分41秒 | 自分のこと
いやいやいや、、、、参りました。おかげさまで熱は38度まで下がったのですが、とにかく節々の痛みときたら例えようがありません。居ても立っても何をしていても痛いんですから。。。。

明日にはきっとよくなっているはず!!!!

こんなブログでごめんなさーーい。

ではまた。

おさむ








経過報告

2012年02月22日 15時17分39秒 | 自分のこと
『インフルエンザ B型です。きょうから5日間は、人に接するのを控えてください。感染源になりますから。タミフルも5日間飲み続けてください。』

ということだそうです。

とにかく、とにかく、カラダが痛くて仕方ない。

がんばります!!!

ではまた。

おさむ





こんな日もあるさ。

2012年02月21日 17時42分54秒 | 世間ばなし
体調不良著しく、本日は3時でダウン。いまおふとんの中からブログ書いてます。

いま現在体温が39,1度。節々が痛い。久しぶりです。

でも、まだ解熱剤、飲まないんだ。

ぼくの体内60兆個の細胞さんたちが、普段は36度そこそこなのに、39度も熱を出して、それこそ真っ赤な顔してがんばってくれていることをもうと、この熱さに愛しささえわいてくるんですよ。

今夜が山だといいんですが。。。。

ではまた。

おさむ


『不謹慎!』と言うなかれ。

2012年02月20日 08時21分53秒 | 家づくり
今日のブログは長いですが、どうぞおつきあいくださいね。

昨日、阿見町で新築工事をさせていただいたE様宅におじゃまさせていただきました。まずはE様との思い出を綴った『おさむのひとりごと2009年12月号』から。

≪おさむのひとりごと≫
『しゃちょう、、、今日締め切りなんですけど・・・』
そうでした・・・すっかり抜けていました。今日(11月19日)は、カタロ通信12月号の原稿締め切りでした・・・。明日の朝までに書いておくから・・・、と言い訳をしてその場をしのいだわたし。

午前3時。目覚ましの必要もなくサクっと起きだし、いつものデニーズに駆け込んで書く気満々です。もうすでに内容は決まっているんです。今年最後のひとりごとはこれで締めくくりです。『笑顔のピースサイン』

≪E様との出会い≫
E様との出会いは、今から7年前に開催した『大正ロマンの家』の現場見学会でした。それまでにいろいろな現場を見て回ってきたE様。ピン!ときたのだそうです。『これだ!』と。

建替え新築工事の打ち合わせを進めてきたハウスメーカーさんとは、『もうこれでいいか・・・』ということになり、いよいよ契約、、いざハンコを押す・・・・その瞬間までいったのですが、、、、、、やっぱり納得がいかない。自分が本当にほしい家は、たぶん、違う。

そうしてその場面は契約成立とはならず、そしてたまたま通りがかった北澤工務店の現場見学会にお越しになったのです。『あの時ハンコを押していたら、北澤さんとの出会いはなかったんですよねぇ。。。』

≪家づくりの始まり≫
E様とわたしは生年月日も同じ、そして何よりも航空自衛隊のブルーインパルスが大好き!ということで意気投合し、打ち合わせは順調に進みました。お父さんお母さんとの二世帯同居住宅です。いつも帽子をかぶっているお父さんは植木が大好きで、玄関から広がる土間のご要望がありました。畳に座って食事をしたいとりたいとのことで、食堂は対面キッチンの台所から目線を合わせるために床面から30cmの段差を設けました。



土間、玄関、食堂を同一空間の勾配天井としてステンドグラスを配し、2階から見下ろすことができるようにしました。回遊性がある間取り、そして真壁つくりのお家は、しっくいと黒く塗られた柱や梁とのコントラストで『大正ロマン』を演出しようと計画されました。

永年お世話になったお家に解体祈願をし、いざ解体。お父さん、お母さんの複雑な心境の面持ちは、今でも忘れられません。

更地になった敷地に4本の竹を立て、しめ縄を張り巡らせ、地鎮祭。基礎工事が始まり、そしてめでたく上棟・・・。

がしかし、ここから先の工事は、けっして順調とはいえない家づくりでした。

≪波を乗り越え≫
E様とわたしの間に、深い溝のようなものができてしまったこともありました。作ったものを取り壊して作り直すような場面さえあった状況です。一度失った信頼の回復は大変なものです。規格化・標準化されていない家づくりの難しさをしみじみ感じました。



幾度の波をE様と共に乗り越えてくることができたのは、E様のお父さん、お母さんの影の存在があったからだと思います。特にお父さんは、いつもニコニコとぼくにほほ笑みかけてくださり、『まぁなぁ、きたざわさん。うちのあんちゃんとうまくやってくれよ。』そう言って仲を取り持ってくださったのです。

そしてやがてE様の『大正ロマンの家』はすばらしい『我が家』となって、無事に完成しました。



お世話になった職人が集まったお引渡し式のとき、職人がひとりひとり謝辞を述べると、お父さん、お母さんはこみ上げてくるものを抑えることができず、職人も社員も、そして私も、家づくりの喜びと感動を共に感じさせていただいたのでした。

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≪時を経て、先月のこと≫
『あの、Eですが、しゃちょうさんいますか。』
『あいにく留守なのですが・・・』
『あ、そうですかぁ。井戸のポンプの詰まりの直し方を教えてほしい
のですが。・・・・・それと父が先日亡くなりまして。。。』

社員からその旨の電話をもらいました。
『なっにッ~!!!!!』と絶叫する私。あのお父さんが亡くなっただなんて!!!年末アフターサービスの時もまったく変わらず元気だったじゃないか!!!!!!!

すぐにE様に電話をかけ、全ての予定をキャンセルしてE様宅に訪問しました。

いろいろな思い出のあるE様のお家。玄関に立ちインターホンも鳴らさずに玄関の引戸をあけました。
『こんにちはぁ・・・・きたざわです・・・・』

≪笑顔のピースサイン≫
お母さんとお嫁さんが出迎えてくださいました。お母さんとはほんの瞬間だったとは思うのですが、目が合って無言の会話をしたような気がします。

『まぁまぁ、とにかくお線香でもあげてやってください・・・』

お父さんたってのご要望だった土間からは、たてに二間続きの和室が見渡せます。そしてその一番奥に祭壇はありました。2日前にお葬式が終わったばかりとのことで、お花がいっぱい飾られています。そして遺影に目を向けると・・・・・・・・!
な、なんと!お父さんはニコニコと笑顔でピースサインをしているではないですかッ!!!

『そうきましたかっ!!!』ぼくは思わず、思わず、爆笑してしまいました。涙が怒涛のごとくあふれてきました。顔は笑っているのに、涙があふれて止まらない。こんな感覚、42年間生きてきて初めてです。お孫さんが撮ってくれたときの写真なのだそうです。トレードマークの帽子とジャンパー姿。右手が不自由だったために満面の笑顔と左手でピースサイン。本人もとってもお気に入りの写真だったのだそうです。

≪無言のメッセージ≫
まったくもってE様のお父さんらしい遺影です。最高の『生きた証』だと感じました。その存在の証を家族のみんながわかっていた。お父さんの全てを現わしている写真だと。

お葬式の日、親族の方々が40名近くこのお家に集まったのだそうです。ドンちゃん騒ぎだったのだそうです。近所の方が不思議がるほどのドンちゃん騒ぎ・・・涙をあふれさせながら・・・。

その時、みんなでこうして集まることもなかなかないから、集合写真を撮ろうということになった。大勢だから1部と2部に分かれて真を撮ろうということになった。遺影を中心にして、そしてみんなでピースサインをして、おいおい、右手じゃなくて、左手でだよ!とか言って笑いながら『ハイッ、ポーズ!』



そのときの様子をお話してくださるお母さんは、笑いながら、涙を浮かべながら、、、そしてぼくも笑いが止まらず・・・。

『なんで死んじゃったんだよぉ、とうちゃん。こんなに早く、もう!!』といじやける、そして悲しく、寂しくなる。そんな時には、『もぉぅ!!!!』っと言いながら遺影に向かって左手でピースサインするお母さん。

そこにはいつものお父さんがいる。無言のあたたかいメッセージを語りかけてくれる。
言葉にならない最高の時間を過ごし、『んじゃ、お父さん、また来るね!』とぼくも笑顔でピースサインを送り、E様のお家をあとにしました。

家づくりの仕事って、特別なものだとぼくは思っている。その仕事を通して、こうしてE様と深いつながりでいられることが本当にうれしい。これからも、いい仕事、していきます。

あなた様にとりましてよりよい新年をお迎えになられることを、こころよりお祈りいたします。

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『おさむのひとりごと』はここまでです。

で、昨日おじゃまして、いつものようにお仏壇に線香をあげさせてもらおうと前に座ると、不思議なんですよ、なんかわくわくしてきちゃう。なんか元気が出てくる。恐れずに言うならば、しめやかな雰囲気なんてみじんもない。わっはっは、ワッハッハ、と笑顔がこぼれそう。お仏壇の写真を撮るなんて不謹慎かもしれませんが、ブログに載せさせていただくことを快諾いただきましたのでパシャリ!!!

一見ふつーのお仏壇に見えますが。。。



この遺影、この笑顔、このピースサイン!!!!!!



お父さんもきっと『死んだ甲斐があるってもんだ!!』って空の上で言ってくださることだろう。残されたお母さんと思い出話をしながら、泣いたり笑ったり、すてきな時間を過ごさせていただきました。

帰り道、西の空に陽が落ちる頃、ヤシの木に夕焼けが美しかったのでパシャリ。



今日も一日、ありがとうございます。

ではまた。

おさむ









やっちまいました。

2012年02月19日 05時40分15秒 | 家づくり
楽しく守谷市で新築工事の打ち合わせをさせていただ後のこと、ぼくの頭はまた、『決めつけ』をしていました。

利根町で幾度もリフォーム工事をさせていただいているIW様から、『きたざわさん、小さい仕事なんだけど、紹介したい人が2人いらっしゃるのよ。相談にのってくださるかしら?』とお電話をいただいたのが3日前。昨日の13時30分にIW様宅に訪問!と確信していたあたくし。

でその13時30分、IW様宅におじゃますると『え???????????どうなさったの???????明日じゃなかったかしら・・・・・』

とっさに手帳を確認すると、、、、あちゃーーーー!!!やっちまいまいました。14時からつくば市で新築工事中のI様との打ち合わせとしっかり書いてある。まるっきりの勘違い!!!!!利根町からつくばの現場までは1時間はかかる。I様のご自宅に電話したけれど通じない。。。

現場の坪内棟梁に電話して、I様がお見えになったら連絡をくれることに。

14時ちょうどに坪内棟梁から電話が入りました。I様に代わっていただいて事情を説明し、結局どーしようもないですから15時にご自宅におじゃますることで合意。寒い中I様にはほんとご迷惑をおかけしてしまいました。たいへんなお叱りを頂戴しても仕方のないところ。

15時にI様宅におじゃますると、笑顔で快く迎えていただきました。その後の打ち合わせもとっても楽しく進めさせていただいて。。。。ぼくはお客様と打ち合わせをしているときが、ほんとに好きなんだなぁ。間もなくこの仕事を始めて20年になるけれど、わくわくどきどきしている自分がいる。帰り道、急きょ同行してくれた設計の松葉君ともそんなことを話しながら、この仕事の喜びをかみしめました。

I様、昨日は本当に申し訳ございませんでした。I様の笑顔に救われました。これからも引き続き、よろしくお願いいたします。

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先日は同じく新築工事中のK様との打ち合わせでも打ち合わせ場所を間違えてしまったあたくし。。。気を引き締めなければ!!!

ではまた。

おさむ




ふるやさんチーム母屋完成!!とおまけ写真。。。

2012年02月18日 09時01分53秒 | 家づくり
初めてその現場を見たとき、正直、、、、まいったなぁ、って感じた。



甍づくりのちょーごっつい屋根です。今ではこういう屋根、つくる方はほんとに少ないですよね。かわらぶき職人にとっても貴重な体験をさせていただきました。

で、こつこつこつこつと瓦に向き合い、昨日、母屋完成しました。



素晴らしい出来栄えです。見事に生まれ変わりました。

和瓦の仕事って、ぼくもこの震災があるまで知らなかったのですが、ほんと、かわらぶき職人のセンスとか、能力とかに大きく左右されるんです。たとえば鬼瓦の納め方。一般的にはこんな感じです。



エブリ台と呼ばれる台の上に鬼瓦の首がちょこんと乗っかっている感じ。これはこれで間違いじゃないんですが、ふるやさん、『あれじゃーカンタンだけど、どーにもなっとくいかねぇ。』と。言われてみると、んんん、なんだかへん。

そこでふるやさん、いつもえらいたいへんな選択をしています。あのとてつもなくでっかい鬼瓦の裏側を加工して(これが大変!!)、隅棟の瓦と絡んでいるように見せるんです。ちょこんと乗っかっているんじゃなくて、どっしりと屋根に納まっている感じ。それがこれ↓↓



うんうんなるほどーー。むっちゃかっこいい!!!!この『仕事』をあなたさまにもお見せしたい!!!

一服中のみなさん(笑)いつもバシバシ写真撮っちゃって、ごめんなさい。



ということで、母屋、完成しました。

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ここからはおまけです。

応援に来てくれているかわらぶき職人のみなさんには申し訳ないけれど、経費節減のため宿泊はモデルハウス『カタロ』で泊まってもらっている。いつも500円のお弁当なんです。。。で、みそ汁と一品くらい作ってさしあげたいなぁ、と思っておりまして、昨晩の調理風景を。。。実はあたくしお料理が好きでございます。工夫するといろんなことができるのがお料理。家づくりにも通じるものがあります。

ではでは、見ていきましょう。

今回は『豚肉とガリガリ大根』です。

たっぷりニンニクと一番安い豚肉を片栗粉でまぶします。しょう油も入れたなぁ。



しっかりまぶしたらこんな感じになりました。



それを炒めて・・・・



『鬼おろし』で大根をガリガリにおろし、水けをきって盛り付けます。



うまそーーーでしょう!!!ふるやさんチームにも大好評でした。

で、ちゃんとお片付け。



こういうことをやっていると、『キッチンはこうだといいなぁ』とか、『ここはこういう収納があるといいなぁ』とか、『お手入れはこんな風にするといいんだなぁ』などなど、家づくりのプランニングにも役に立ちます。

おまけでしたーー。

ではまた。

おさむ









焼杉

2012年02月17日 03時45分34秒 | 家づくり
昔からある、建築材料の『意匠』のひとつ、焼杉。現在建築中のつくば市Ⅰ様邸の玄関横にて使う予定です。漆喰のお家に焼杉、むっちゃくちゃかっこいいだろうなぁ!!でもこの焼杉、市販されているものを使おうとするとむちゃくちゃ高いんです。んならつくっちゃえ、ということで、、、、。

わざわざⅠ様にも事務所に来ていただいて、実演の始まり~。(笑)



まず、バーナーで焼きます。これがけっこう難しいんです。一様にやらないとムラができてしまう。



で、このままでは衣服がふれた際など炭で真っ黒に汚れちゃいますので、雑巾でゴシゴシふき取ります。



すると、杉材独特の柔らかな木目が美しい『焼杉』のできあがり。



薄い色に仕上げようと思うとムラができやすいです。濃くすると木目がはっきりしない。



ということで、右から二番目の濃さで仕上げましょう!!ということでご採用が決まりました。家づくりって、おもしろいですよ。

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さてさてこちらはふるやさんチームの現場。ぐんぐん出来上がってきました。仕上がったところだけ見たのではわからないですが、ほんとにいろんなところにオリジナルなアイディアを投入して、何十年も先のことを考えた屋根仕事をしてくれています。



この鬼瓦のデカさが伝わりますでしょうかぁ。



今朝は雪が降っている。外仕事は大変です。屋根仕事ときたらそりゃもう、『はよーたいよーさんでてきておくれ~!!!』です。傾斜が急なこの現場。安全第一でその屋根に立ち向かう姿に、自然と頭が下がります。

ではまた。

おさむ






ホームページリニューアル!!!

2012年02月16日 17時46分05秒 | 家づくり
ホームページ、リニューアルしました!!!

http://e-kitazawa.com/

基本的にはこれまでの内容を踏襲しているのですが、目玉はなんといってもお客様のブログや監督長澤・設計松葉のブログでしょう。長澤・松葉のブログはまだ始まっていないのにもかかわらず、既にたくさんのアクセスをいただいておりまして、本人たちもやる気まんまん!!というか、かなりプレッシャーなようです・・・・(汗)

このホームページを構成してくださったのは、Waid(ウェイド)さん。いつもお世話になっている居酒屋さん『酒菜家(さかなや)』さんの紹介でご縁をいただきました。日中は別のお仕事をされているのですが、プロ級!というよりも『プロ』ですね。一年越しではありましたが、大変お世話になりました。

まだまだお家の紹介も新しい現場が掲載されていなかったりしますので、少しずついいものに成長させていきます。改めましてよろしくお願いいたします。

ではまた。

おさむ




どうでもよろしいお話ですが、、、。

2012年02月15日 20時38分24秒 | どうでもいいお話し?
今日は水曜日ということでお休みを頂戴しました。

で、妻と娘と3人で、おデート???したんです。なんとわざわざ渋谷にまで出かけました。

初めてです。3人で行くなんて。

ぼくも少しばかりはりきっちゃいましてね。とっておきのレストランでランチしたりして。

お二人さんはその後お買い物。あたくしはぼーっと待ちぼうけ。。。

でも、なんていうんだろうなぁ。ちょっとほんわかとした気持ちになりました。うれしい感覚。渋谷まで出た甲斐があるというものです。娘はいつまでも一緒にはいられませんからね。

そんな一日でした。

工務店の社長のブログじゃないみたいですが、勘弁してください。

ではまた。

おさむ