始まりは大切、終わりはもっと大切。

『節目』を大切にする日本人、すばらしいなぁと思います。ガソリンスタンドの洗車コーナーは長蛇の列。しめ縄やお正月の飾りを購入する方もたくさんお見受けしました。いよいよ年末、そしてお正月です。

現場に式典に大活躍してくれた私の靴。いよいよ壊れてきてしまいました。



処分するにあたり、びがびがに磨いてあげました。『ありがとね』って言いながら。



なんか、悲しいけど喜んでくれているような錯覚！？！？『始まりは大切、終わりはもっと大切』ですね。



明後日は大晦日。西の空に沈みゆく夕日に手を合わせ、３６５日起こった全ての事象に、万感の思いを寄せたいと思います。

ではまた。

おさむ

線香あげてってよ。

年末アフターサービス巡回訪問の最終日。今日も素晴らしい出会いや出来事がたくさんありました。

新築させていただいた若夫婦が不在のため母屋を尋ねると、年老いたおばあちゃんが迎えてくださいました。いつになく元気がない様子。

『あらあ、きたざわさん。そのときはおせわになったねえ。』

・・・少しの世間話の後。

『とおちゃん、なくなっちったんだよ・・・いいとおちゃんだったんだけど、、、、。』

『ええええっ！！！』

『線香あげてってよ、いそがしいだろうけど、さあ、さあ。。。』

上がらせていただいてお仏壇を見ると、御位牌に８月２７日とある。最近のことだ。おばあちゃんの声の質が深い悲しみを現している。

『お経あげさせてもらっていいですか。』

『うん。とおちゃんもよろこぶよ。』

覚えた般若心経を唱えさせていただいた。斜め後ろで小さく丸くなって、おばあちゃんが合掌されているのがわかった。

『いいとおちゃんだった。やさしいとおちゃんだった。みんなにしんせつでたいせつにされたとうちゃんだった・・・。』

万感の思いを受け止めさせていただいた出来事でした。

ぼくは、家づくりという仕事を通して、家族の成長を見守ります。

ではまた。

おさむ

年末年始のお知らせ

北澤工務店・甘味cafe空～くう～は、下記のとおり年末年始のお休みをいただきます。

12月30日より１月6日まで

新年は7日より通常営業とさせていただきます。

期間中急な修理・故障等がありましたら遠慮なくお電話ください。留守番電話になることもございますが、必ず返信いたしますのでメッセージをお残しください。

北澤工務店　0297-60-1333

おさむ携帯　　090-3045-0587

よろしくお願い致します。

ではまた。

おさむ

利根町 Ｎ様邸

たいへん大きなリフォーム工事をさせていただいた利根町のＮ様邸。本日写真を撮らせていただきました。

水回り全ての位置替えをし、間取りも変えるという『リノベーション』です。

先ずは北側キッチン。北側なのにトップライトと漆喰と白木で、とっても明るいです！！





洗面脱衣室・浴室も全く新しくなりました。





タンスを置くスペースとクリアケースを重ねる棚のある納戸。



お客様に大変好評なリビング。





なぜそんなに好評かというと、正面の『なぐり』のついた無垢の壁。調光式の間接照明が、ほんと素晴らしいんです。LEDですので色調も変わります。



無垢のヒノキの床に漆喰。ほんものはやっぱり、いいです。



お客様には仕上がりで満足頂いている以上に、繰り返し繰り返しおっしゃっていただいたことがあります。それは、

『北澤工務店の職人さんは素晴らしかった。あんだけの職人はそうそういない。みんな素晴らしかった。監督もほんとうによくやってくれた。』

Ｎ様のお仕事柄やこれまでの経験からくるお言葉。ほんとうに有り難く、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

家づくりという仕事、すごい、すばらしい。

ではまた。

おさむ

網戸 戸車

年末アフターサービスの巡回訪問も終盤です。

『網戸が動かないんだよ～』とOB施主様。スプレーをやってもガタガタして、風の強い日には外れてしまうという。

こういう場合、ほぼほぼ『戸車』ですね。

網戸を外してみると、びったんこ。



速攻で治したいためホームセンターに行ったのですが、同型のものはなく問屋さんに発注することになりました。


もうひと方のOB施主様宅では『玄関の鍵が掛かりづらい。鍵が抜けないことがある』というご相談でした。毎日のことですからとても不便だったと思います。

確認すると、どうもサムターンが当たっているらしく、ちゃちゃっと調整して『カシャン・カシャン』と気持ちよく動くようになりました＼(^^＠)／。


ちょっとしたことで暮らしがグンと快適になるもの。なにか不具合があったらいつでもご連絡ください。

ではまた。

おさむ

クリスマスイブですね。

昨日の天皇誕生日よりも、今日のクリスマスイブは随分と世間が華やかで賑やかだ。

ちょっとだけ違和感。

ちょっとだけですけどね。

いやいや、、、、正直に言うと、かなり違和感。

・・・ただそう書きたくなる自分がいました。

ではまた。

おさむ

言葉のチカラ

ちょっと長いですが。

年末アフターサービスの巡回訪問で、３７．８年前に建てさせていただいたＫ様宅を訪問しました。今年９２歳になられたK様。一昨年最愛の奥様を亡くし、息子さんと二人暮らしです。

一年ぶりにお顔を拝見し縁側からご挨拶すると、テレビの音量が大きく、しばらく私を理解できなかった模様。やっとわかって座敷に上げていただき、お線香を手向けさせていただきました。

『さいきんはほんとうにだめだ。からだもいうこときかないし、このまえはびょういんにはこばれた。あしがだめになっちゃったから、いちにちじゅうコタツにはいってるんだ。』
『たべたいものもないし、なんだかにょうぼうによばれているようなきがする。。。』

まるで生きる気力を感じない言葉とエネルギー。喪失感が部屋中に満ちていました。
なぜかふとKさんの足に触れた私。そして意図もしない言葉が出てきました。

『Kさん、９２歳ですよね！すごい時代を生きてきたんですよね！！あの戦中戦後のどん底から高度経済成長から今の時代まで、ほんとうにすごい時代を生きて来られた！！』

そしたらですね、そしたらですね、浮いていたような目がギラリとして生気を取り戻したんです。そして『そうなんだよ。すごい時代だった。大変な時代だった。今じゃ考えられないような体験をした・・・』と生き生きとお話をされ始めたんです。まるで別人のように。

ぼくは工務店オヤジなんですけど、家づくりという仕事を通してこんな風に人様と関われるだなんて、昔の自分には想像だにできなかったなあ。

家づくりという仕事、まこと素晴らしい。

ではまた。

おさむ

解体工事 間もなく

大徳二十三夜尊薬師寺様の客殿工事が完了し、客殿を期間中仮住まいとするための引越しも終わり、これまでの庫裡（住まい）の解体工事も終盤となりました。４０数年の役割を経たとはいえ、カタチがなくなるというのは、言葉にできないものを感じます。



今回もそうでしたが、『解体』前に、多くの現場で異変が起こります。今回もそうでした。引越しが始まろうとした時、急に原因不明の水漏れがしだしたのです。やはり『モノ』には魂があるし、『お家』は生きているのだと思います。体験からくる実感です。

これから庫裡の新築、そして大本命の『御堂』の新築と続く、大徳二十三夜尊薬師寺様です。

ではまた。

おさむ

トウカエデ 剪定♬

甘味cafe空～くう～のシンボルツリー『トウカエデ』。今年もボウボウになってしまったので、綺麗にすっきりと剪定していただきました。

剪定する前の写真



剪定後の写真



これで気持ちよく新年を迎えることができます。

ではまた。

おさむ

工務店オヤジ 安全第一！！

『屋根の点検をして欲しい。』とのご依頼を頂き、２連梯子を積んでお客様宅におじゃましたました。庭が狭く梯子を掛けるスペースがとても狭い。なんとか設置して靴を履き替え、ゆっくり上って３ｍくらい上がったとき、、、足元が地面にめり込む感触。梯子がズルっと横ズレし始めた！！

ヤバイやばいヤバイやばい！！！とっさに降りようとしたものの、横ズレが進んでどうしようもなく飛び降りた・・・・・ガシャン！！！！どてん。。。あちゃーーーーーー。

やっちまいました。

これまで足場から落ちたり屋根から落ちたことはありましたが、２連梯子から落ちたのは初めてです。それもお客様の目の前で。

幸いご近所の壁を壊すこともなく、わたし自身も無事でしたが、本当に危ない思いをしました。お客様には大変ご心配をおかけしてしまいました。

慣れているからこそ油断大敵。現場には無限の危険が潜んでいます。自分のこの体験を、しっかり北澤工務店の仕事に生かしていきたいと思います。

ではまた。

おさむ

忍び込み泥棒！

リフォーム工事でお世話になったお客様宅に忍び込み泥棒が入ってしまいました。



２階に就寝されていたために全く気がつかなかったとのこと。この侵入方法では防犯ガラスも用を成さないです。

このアルミサッシはリクシルのサーモスⅡという新しい商品です。オペレーター式のため、私は一般的な引き違い窓よりもガラス破りされにくく、かなり強引にやらなければ開錠しないため、おすすめしてきた商品です。ところが、『強引にやれば開錠してしまう』ことが判明。警察の方も『最近このタイプの窓がやられているケースが多い』と言っていたそうです。





やはり正面の窓ではなく、近隣間でした。浴室の面格子のネジを外そうとした形跡もありました。

北澤工務店の事務所も空き巣に入られたことがあります。やはり年末でした。どちら様も用心に越したことはありません。対策はネット上にもたくさん出ておりますので、一度ご覧になってみることをおすすめします！！

ではまた。

おさむ

セルローズファイバー断熱材 充填工事

北澤工務店でセルローズファイバー断熱材を採用して、早２１年経ちます。セルローズファイバー断熱材よりも数値的に『性能』がいい断熱材は多々ありますが、無垢材のお家に最も適している断熱材と考えて採用しています。







北澤工務店が大切にしているものは、目新しい建材や新しい工法・構造、一過性の刺激的な住宅設備機器ではなく、何十年にもわたってお客様家族が住み続けたくなる、大切にしたくなる、安定感のお家づくりです。

現在のところ、北澤工務店の家づくりにはセルローズファイバー断熱材は欠かせません。（施工が大変なんですけどね(^_^;)）

ではまた。

おさむ

『見てみますか！？』

市内で新築工事中のＷ様邸。セルローズファイバー断熱材の充填工事も終わり、内部造作工事が始まりました。現場に行くと谷棟梁が『２階の天井やっと終わりましたよ。見てみますか！？』との言葉。

この言葉って、すごいと思うんですよ。仕事に対する姿勢、誇り、自信を感じました。でさっそく２階に上がると、『美しい！』と言っても過言で無いほどのシナ合板の目透かし張りが施されていました。写真が悪くて残念なのですが。



『久しぶりに監督に褒めてもらいました(笑)』と谷棟梁。

ちょっと専門的になりますが、一枚は910×1820。それを半分に切り、木目方向を互い違いにして市松張りにしています。６mmの目透かしにしますので、そのままでは中心が合わなくなる。さらに直角でないと少しずつずれていきます。ほとんどの場合、多少ずれています。しかしこの天井は違います。繊細で見事です。丹精込めたことが伝わってきます。

・・・・・外部も左官工事待ちの状態となりました。





家づくりという仕事、まこと素晴らしい。

ではまた。

おさむ

めいちゃんのお家 瓦葺きほぼ完了

めいちゃんのお家、銀鱗色の平板瓦がほぼ葺き終わりました。天気によって銀色に見えたり黒色に見えたりします。とてもかっくいいです！！





今日は珍しく妻と現場訪問。もう２０年以上のつきあいとなる秋葉棟梁とお茶飲みタイム(笑)



コツコツひとりで仕上げていく秋葉棟梁、すばらしい！！



家づくりという仕事、いいねいいねぇ～＼(^^＠)／

ではまた。

おさむ

『始まりは大切、終わりはもっと大切』

大徳二十三夜尊薬師寺様の庫裡（住まい）の解体御祈祷（家屋解体鈸遺作法）が執り行われました。お家の一生の中で最も重要な祭祀であると考えています。『始まりは大切、終わりはもっと大切』だからです。





一般的には神主を招いて神道式で執り行いますが、今回はご住職の先達様より御祈祷いただきました。古来日本人は、なんの違和感もなく神仏習合を生活に取り入れてきました。明治維新政府により神仏判然令が出され、過激な行動は廃仏毀釈運動となり、紆余曲折しながら現在の形があります。

現場はいよいよ解体工事です。



ではまた。

おさむ