ソフトバンクモバイルは4月3日、同社の料金プラン「ホワイトプラン」の契約数が3月31日に300万件を突破したと発表した。1月16日のサービス開始から約3週間で100万件を突破、その後3月5日に200万契約を達成し月末には300万件まで契約数を伸ばした。
(中略)
さらに3月1日から提供開始したオプションプラン「Wホワイト」に加入すれば、月額980円の追加料金で10.5円/30秒で通話できるようになる。Wホワイトの加入数は3月31日段階で約42万件。
ソフトバンクではホワイトプランを主力商品と位置づけており、TVコマーシャルなどの販売促進も活発。「新規加入者の多くがホワイトプランを選んでおり、既存ユーザーのプラン乗り換えも進んでいる。加入数増加のピッチが上がっており、販促の効果が出始めた結果では」(同社広報部)としている。
ITmedia D モバイル:「ホワイトプラン」が300万契約を突破――ソフトバンクモバイル
「ホワイトプラン」は最初の約3週間で100万件、約4週間で200万件、約4週間で300万件となっている。これを順調と見るのか?伸び悩みと見るのか?
開始当初の勢いは失いながらも、まずまずのペースを維持していることになるが、新規が増えなければ意味が無い。
しかし、「加入数増加のピッチが上がっており」と言っている割には、新規とプラン変更の内訳を発表しないなど不明瞭な点が多い。
100件突破の時だけは新規21万、プラン変更84万と具体的な内訳を発表していたが、200万件の時も、そして今回も新規とプラン変更の内訳は未発表だ。
これは何を意味するか?新規が今までよりも増えていれば、当然それをアピールはずだが、それをしていないところから想像すると、新規のペースが落ちて、既存ユーザーのプラン変更が増えているのではないかと推測される。
にもかかわらず、新規の具体的な数値を出さずに「加入数増加のピッチが上がっており」などと言っても誰も信用しない。
最近は新規(MNP含む)の場合はほぼ強制的に2年契約の「新スーパーボーナス」に加入させられるので、それを嫌がった人は結局「ホワイトプラン」の契約を断念する傾向があるために、そもそも新規加入は伸び悩み傾向にあると思われる。
それに対して、既存ユーザーなら従来のプランから「ホワイトプラン」に変更するだけなので、「ホワイトプラン」に入りやすいのが理由で、既存ユーザーの「ホワイトプラン」へのプラン変更が増加傾向にあるのは容易に想像できる。既存ユーザーの「ホワイトプラン」へのプラン変更はARPU(加入者一人あたりの月間売上高)の減少を招く傾向にあり、一概には喜べない。
新規加入が伸び悩み、既存ユーザーが「ホワイトプラン」に大量にプラン変更したらARPUが減少して、ソフトバンクからすればどんどん悪い方向に向かっている事になる。
すでに3月末日には秋葉原の一部などで「新スーパーボーナス」販売にほころびが見え始めた傾向もある。
今後、ソフトバンクがさらなる新規獲得したいのならば、「新スーパーボーナス」にほぼ強制的に契約させるという方法の見直しが必要になっている時期にさしかかっていると思われる。
(中略)
さらに3月1日から提供開始したオプションプラン「Wホワイト」に加入すれば、月額980円の追加料金で10.5円/30秒で通話できるようになる。Wホワイトの加入数は3月31日段階で約42万件。
ソフトバンクではホワイトプランを主力商品と位置づけており、TVコマーシャルなどの販売促進も活発。「新規加入者の多くがホワイトプランを選んでおり、既存ユーザーのプラン乗り換えも進んでいる。加入数増加のピッチが上がっており、販促の効果が出始めた結果では」(同社広報部)としている。
ITmedia D モバイル:「ホワイトプラン」が300万契約を突破――ソフトバンクモバイル
「ホワイトプラン」は最初の約3週間で100万件、約4週間で200万件、約4週間で300万件となっている。これを順調と見るのか?伸び悩みと見るのか?
開始当初の勢いは失いながらも、まずまずのペースを維持していることになるが、新規が増えなければ意味が無い。
しかし、「加入数増加のピッチが上がっており」と言っている割には、新規とプラン変更の内訳を発表しないなど不明瞭な点が多い。
100件突破の時だけは新規21万、プラン変更84万と具体的な内訳を発表していたが、200万件の時も、そして今回も新規とプラン変更の内訳は未発表だ。
これは何を意味するか?新規が今までよりも増えていれば、当然それをアピールはずだが、それをしていないところから想像すると、新規のペースが落ちて、既存ユーザーのプラン変更が増えているのではないかと推測される。
にもかかわらず、新規の具体的な数値を出さずに「加入数増加のピッチが上がっており」などと言っても誰も信用しない。
最近は新規(MNP含む)の場合はほぼ強制的に2年契約の「新スーパーボーナス」に加入させられるので、それを嫌がった人は結局「ホワイトプラン」の契約を断念する傾向があるために、そもそも新規加入は伸び悩み傾向にあると思われる。
それに対して、既存ユーザーなら従来のプランから「ホワイトプラン」に変更するだけなので、「ホワイトプラン」に入りやすいのが理由で、既存ユーザーの「ホワイトプラン」へのプラン変更が増加傾向にあるのは容易に想像できる。既存ユーザーの「ホワイトプラン」へのプラン変更はARPU(加入者一人あたりの月間売上高)の減少を招く傾向にあり、一概には喜べない。
新規加入が伸び悩み、既存ユーザーが「ホワイトプラン」に大量にプラン変更したらARPUが減少して、ソフトバンクからすればどんどん悪い方向に向かっている事になる。
すでに3月末日には秋葉原の一部などで「新スーパーボーナス」販売にほころびが見え始めた傾向もある。
今後、ソフトバンクがさらなる新規獲得したいのならば、「新スーパーボーナス」にほぼ強制的に契約させるという方法の見直しが必要になっている時期にさしかかっていると思われる。