パスネット・バス連絡協議会は、関東の私鉄・地下鉄で利用できる磁気型乗車券「パスネット」の非接触ICカード版「PASMO」が2007年3月より開始されると発表した。あわせてJR東日本のSuica、およびモバイルSuicaとの相互乗り入れも同時期にスタートする。
「PASMO」は、関東の私鉄やバス、地下鉄に非接触ICカードで乗車できるサービス。非接触ICチップとしてFeliCaが採用されている。これまで提供されてきたサービスでは、磁気カードのパスネットで鉄道に、バス共通カードで各社のバスに乗車できたが、PASMOでは使い分けることなく、1枚でどちらでも利用できるようになる。なお、その名称は「パスネット」のPASと、“もっと”という意味の「MORE」のMOを組み合わせたものという。
2007年3月にサービスが開始される予定。運営元は、これまでパスネットの発行などを行なってきたパスネット・バスICカード株式会社が行なうこととなり、同社は12月21日付けで社名を「株式会社パスモ」に変更している。
ラインナップは、大きく分けて大人用カード、子供用カードの2種類が用意され、定期券としても利用できる。大人用カードでは無記名式と記名式が用意され、記名式では氏名や住所などを登録することで、紛失時に再発行できる。子供用カードは記名式のみ用意される。
ICカードとなったことで、1枚のカードに最大2万円までチャージできる。チャージは自動券売機やバスの車載器などで行なえる。チャージしたバリューは、電子マネーとしても利用できる。また、クレジットカード決済による機能「オートチャージ」も提供される。関西の鉄道事業者で採用されている「PiTaPa」に似た仕様で、残額があらかじめ設定した金額を下回ると、改札にタッチした際、自動的にチャージされる。また、PASMOでは、バス向けサービスとしてユーザーの利用に応じた還元システムを提供していく予定。
これらのサービスは、JR東日本のSuica、およびモバイルSuicaと相互利用できる。パスネット・バス連絡協議会の広報幹事を務める東京都交通局によれば「(PASMOは)基本的にSuicaと同じ。モバイルSuicaと同じ、携帯電話向けサービスの提供は検討中」としている。また、オートチャージ機能によって、クレジットカード決済も利用できる形になるが、どのカード会社が利用できるか、現在検討中とのこと。
このほか、JR東日本からもSuicaとPASMOの相互利用が2007年3月より開始されることが明らかにされた。これにより、Suicaでも私鉄や地下鉄、バスに乗り降りできるようになるが、私鉄の定期券としては利用できず、現行のパスネットと同様に乗車券・電子マネーとして使うことになる。
JR東日本では、相互利用の開始とあわせて、Suicaでも子供用SF(Stored Fare)カードの発行、記名式SFカード、オートチャージ、バス利用者向け還元サービスを提供することも発表。このうち、オートチャージについてはビュー・スイカカード向けに2006年中にも登場することになるという。
パスネットの非接触IC版「PASMO」、2007年3月スタート
ついに再来年春に私鉄の非接触ICカード版PASMOがスタートする。Suicaとの相互利用も可能となり、やっと便利になりそうだ。
クレジット機能によるオートチャージも可能になるなど、便利な一方で、セキュリティ面の不安も残る。
「PASMO」は、関東の私鉄やバス、地下鉄に非接触ICカードで乗車できるサービス。非接触ICチップとしてFeliCaが採用されている。これまで提供されてきたサービスでは、磁気カードのパスネットで鉄道に、バス共通カードで各社のバスに乗車できたが、PASMOでは使い分けることなく、1枚でどちらでも利用できるようになる。なお、その名称は「パスネット」のPASと、“もっと”という意味の「MORE」のMOを組み合わせたものという。
2007年3月にサービスが開始される予定。運営元は、これまでパスネットの発行などを行なってきたパスネット・バスICカード株式会社が行なうこととなり、同社は12月21日付けで社名を「株式会社パスモ」に変更している。
ラインナップは、大きく分けて大人用カード、子供用カードの2種類が用意され、定期券としても利用できる。大人用カードでは無記名式と記名式が用意され、記名式では氏名や住所などを登録することで、紛失時に再発行できる。子供用カードは記名式のみ用意される。
ICカードとなったことで、1枚のカードに最大2万円までチャージできる。チャージは自動券売機やバスの車載器などで行なえる。チャージしたバリューは、電子マネーとしても利用できる。また、クレジットカード決済による機能「オートチャージ」も提供される。関西の鉄道事業者で採用されている「PiTaPa」に似た仕様で、残額があらかじめ設定した金額を下回ると、改札にタッチした際、自動的にチャージされる。また、PASMOでは、バス向けサービスとしてユーザーの利用に応じた還元システムを提供していく予定。
これらのサービスは、JR東日本のSuica、およびモバイルSuicaと相互利用できる。パスネット・バス連絡協議会の広報幹事を務める東京都交通局によれば「(PASMOは)基本的にSuicaと同じ。モバイルSuicaと同じ、携帯電話向けサービスの提供は検討中」としている。また、オートチャージ機能によって、クレジットカード決済も利用できる形になるが、どのカード会社が利用できるか、現在検討中とのこと。
このほか、JR東日本からもSuicaとPASMOの相互利用が2007年3月より開始されることが明らかにされた。これにより、Suicaでも私鉄や地下鉄、バスに乗り降りできるようになるが、私鉄の定期券としては利用できず、現行のパスネットと同様に乗車券・電子マネーとして使うことになる。
JR東日本では、相互利用の開始とあわせて、Suicaでも子供用SF(Stored Fare)カードの発行、記名式SFカード、オートチャージ、バス利用者向け還元サービスを提供することも発表。このうち、オートチャージについてはビュー・スイカカード向けに2006年中にも登場することになるという。
パスネットの非接触IC版「PASMO」、2007年3月スタート
ついに再来年春に私鉄の非接触ICカード版PASMOがスタートする。Suicaとの相互利用も可能となり、やっと便利になりそうだ。
クレジット機能によるオートチャージも可能になるなど、便利な一方で、セキュリティ面の不安も残る。