謎の日常

 「観光」に”感動”などといった余計な”感情”は必要ない・・・
 ただ”事を終わらす”とだけ考えれば良い・・・

第3段階突入(アースターラー・イラン)

2007-10-02 23:33:24 | 2ndミッション+1 カフカス:中東
200.10.02


 テヘランから国境街のアースターラーへ・・・夜行バスにて到着。



 これからが・・・「セカンドミッション+1」のサードステージへと突入する。
 
 カフカス諸国、首都狙撃の始まりだ・・・

 ちなみに前回第2ステージで「コードネーム」を付けたものの・・・全くと言っていいほど使わなかったので今回は特にコードネームは命名しない・・・





 この町を・・・超えたらもうアゼルバイジャンだ・・・

 これが国境のイラン側・・・この向こうは・・・












 アゼルバイジャン・・・


 犯罪率の高く治安の悪いグルジアの陰に隠れがちだが・・・

 この国の治安も・・・決して良いとは言えるものではない・・・


 今は「南斗酔超拳の達人、レイ」をストーカー中なので・・・

 彼が何かあったら私を守ってくれそうなのだが・・・


 イランでの禁酒(イスラム国なのでお酒は基本的にご法度)とラマダン(これもイスラムの断食月、日の出から日の入りまで飲食不可)のダブルパンチで・・・彼の酔超拳は大分さび付いてしまっていて・・・なんとも頼りがなくなっているのも問題だ・・・

 それに昨年末にイスタンブールで出会った旅行者は「アゼルバイジャンのバクー駅付近で強盗に襲われ山に捨てられた」等という話までしてくれていた・・・


 この様な色々な条件を考え合わせて見ると・・・




 これから”アゼルバイジャン”に向かうには・・・


 かなり危険な感じがしてくる事は否めない・・・





 私の中に恐怖と戦慄が走って思わずこう口ずさむ・・・














 「アゼル”やばい”ジャン・・・」



イランの本気・・・(テヘラン・イラン)

2007-09-30 23:10:23 | 2ndミッション+1 カフカス:中東
2007.09.30

 

 イラン・・・昨今何かと騒がれる国家である・・・



 現在のアメリカとの国交の悪化を受け・・・今年の2月に訪れた時には見かけなかったがテレビやポスター等が軍事関係の勇ましいものが増え、どこにでも見かけるぐらいだ・・・


 過去の歴史を紐解いてみると・・・

 イランとアメリカの遺恨は深い・・・


 1970年代のイスラム革命以降に閉鎖された旧アメリカ大使館には「アメリカを打ち落とせ!!」とゲート前に描かれ・・・

 これが旧アメリカ大使館の正門


 この通りにきれいにペイントが・・・今でも消されずに・・・


 
 そして「自由の女神」ならぬ「髑髏の死神」が・・・

 壁画はこんな感じに・・・


 そしてアップは・・・






 また市のアルメニア教会付近の巨大なビルにはホメイニ師をの肖像とスローガンが

 ちなみにコレ!意味は「ホメイニ師よ!あなたの掲げた旗(イスラム革命)を我々は決して下げることはない」といった感じ




 そしてその裏には・・・「アメリカを打ち落とせ」と・・・

 これが全体


 上のアメリカ国旗の星の部分は髑髏・・・


 そして赤い帯から爆弾が・・・シュールです・・・





 この様になものが30年近く経過した今でも残されているなど・・・両国の間には消えない溝があるといっても良いだろう・・・



 そして先ほどにも書いたが・・・




 アメリカとの関係悪化の果てに・・・





 今、イランはアメリカと事を構えようとしているのだ!!



 証拠はある!!


 私がテヘラン到着してすぐに見かけたものは・・・


 戦意高揚を狙った「軍事の大展示会」だったのだ・・・!!!


 これが入口





 街のど真ん中で・・・こんな展示をするなど・・・



 それほどまでに彼らは追い詰められ、その危機感は高まっているのだ!!



 陸海空・・・微妙にしょぼいといえる・・・アメリカの中古品といえる展示品の中には・・・・



 こんなものまで・・・

 海軍の展示品・・・これは・・・人間魚雷では・・・???







 そして・・・アメリカを・・・決して許さないという強固な姿勢は・・・








 このポスターに凝縮されるだろう・・・・










 ・・・・・・・・




 期限切れって・・・あれっ?イスラエル・・・???





 「・・・」





 「・・・・・・・・」






 私は断言しよう・・・


 イランは・・・



 イスラエルを決して許すことはないだろう・・・・!!!


 あれっ?話が変わった・・・???

さらばエース!!(エスファハーン・イラン)

2007-09-28 23:27:31 | 2ndミッション+1 カフカス:中東
2007.09.28


 それは09.26の夕方頃だった・・・


 私のストーカー先の「エース」がこう切り出してきた・・・


 「あの~・・・これからカーシャーンに寄ってからテヘランに行こうと思うんですけど・・・」


 『・・・・』


 彼の計画はこうだ、エスファハーンからカーシャーン、そしてテヘランに行ってからラシュトそれからアースターラー国境を経てアゼルバイジャンの首都「バクー」を目指しそしてグルジア、アルメニアというルートだ。

 翻ってこちらはエスファハーンからテヘランそしてアースターラーからバクーとなるので・・・


 タイムラグが出来てしまう。


 私はこのままストーカーを続けるかどうか・・・


 少し思い悩んだが・・・



 結局当初の計画通りにすることにした・・・


 理由ははっきりしている



 「面倒」



 だからだ・・・




 しかし・・・


 ビシュケク(キルギス)で知り合いタシュケン(ウズベキスタン)で再会して以来・・・


 38日間行動をともにした・・・


 単純にストーカーし続けたエースと別れるのは・・・

 
 我ながら勇気の居る決断だった


 エースとは・・・カフカスのどこかでの再会を誓いながら・・・


 ここで分かれることとなった。


 エースは結局28日の早朝に出発・・・


 後に残された私は・・・


 寂寥の感を拭い去ることは出来なかった。




 冷静で落ち着いた雰囲気の中に熱さを秘めたエースは私に取ってはまさに「切り札」的存在の男だった・・・



 今私は・・・独りぼっちにまたなった・・・






 そして・・・・







 「レイ」のストーカーへと変更する・・・







 んっ??







 という事で・・・







 引続きストーカー継続中・・・

世界の半分で・・・(エスファハーン・イラン)

2007-09-26 18:11:40 | 2ndミッション+1 カフカス:中東
2007.09.26




 
 エスファハーン・・・


 ここに来るのは今年2度目となるが・・・


 ここはまたイランに来ることがあれば訪れたいと思っていた場所だった・・・


 エスファハーンはかつて「エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン(ペルシャ語でエスファハーンは世界の半分)」と讃えられた場所であり


 前回記事「世界の総てを・・・」にも書いたがそれまで100カ国以上周遊していた私がここに来ることによって残りの半分を簡単にゲットして「世界の総てを見た男」になれたからだ・・・



 ちなみにその後「世界を二つに分けるならインドとその他」と言われるインドを訪問し、そしてまた今回エスファハーンに来たことによってお手軽に世界を「延べ2回」見た勘定になっている事も伝えておこう・・・





 これが世界の半分と讃えられたエマーム広場







 私が今回エスファハーンでやりたかった事は”唯一つ”、かつても訪れたこのエマーム広場を見渡せる「展望チャイハネ(お茶屋さん)」で存分にくつろぎ・・・夕日から夜景に至るまで堪能しつくすことだけだった・・・



 夕方日没にあわせてホテルを出てエマーム広場に向かう・・・


 展望チャイハネは目の前だ・・・

 これが展望チャイハネ



 ここでゆっくりと・・・







 「・・・・」










 「・・・・・・・・」










 「ハレッ??入れない・・・・」








 展望チャイハネの入口・・・











 「・・・」















 「・・・・・・・」











 「なっ何故に・・・・???」












 地元の人に確認した所・・・








 『クローズ・フォーエバー(永遠に閉店)・・・・・・』










 「・・・・」














 「・・・・・・・・」













 「・・・・・・・・!!!!」













 こっこれだけが楽しみで・・・・またここにやってきたのに・・・・












 「くぅぅぅぅぅぅぅぅ~・・・・!!!」












 こんな時に・・・









 砂漠地帯の都市でいつも私を慰めるのは・・・












 「噴水だけだ!!」









 水の少ない砂漠地帯でいつも満面に水を貯め、そしてその水の流れ出る涼やかな音だけが・・・










 私のこの傷ついた心を・・・













 癒してくれるに違いない・・・・












 
 そしてエマーム広場の噴水・・・





 「・・・・・・・・・・・・・・・」






 僅かに水を出しているのは・・・蛇口1個だけ??
















 「・・・・・・」

















 「・・・・・・・・・・・」















 エマーム広場・・・




 かつて「エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン(ペルシャ語でエスファハーンは世界の半分)」と讃えられた場所・・・




 現在当社比で「イランの1/4(4分の1)まで大幅ディスカウント中・・・」





注:その後聞いたところによると「展望チャイハネ」は「ラマダン中のみクローズ」という説もあり・・・
 本当に閉店したのか、それとも一時的な閉店なのかは現時点では不明である。

沈黙のヤズド(ヤズド・イラン)

2007-09-23 22:42:53 | 2ndミッション+1 カフカス:中東
2007.09.23




 マシュハドからヤズドへ・・・




 ここも今年2度目になる・・・



 ちなみに今回もここに来る予定ではなかったが・・・



 現在ストーカー中の「エース」と「レイ」との歩調を併せるという事もあり・・・



 そして2度目のイランで・・・考えるのも大分面倒になってきたので・・・



 迷わず2人についていった結果、こうして今年2度目のヤズドとなった・・・




 しかし悪いことばかりではない、



 マシュハドで壊した体調もかって知ったるヤズドに来て快調に向かい・・・





 それに前回ヤズドに来たときは・・・



 ヤズドに関する記事も書いていなかったので・・・




 今回はゾロアスター教最高の寺院があり・・・



 そしてかつて鳥葬場所として利用されていた「沈黙の塔」のあるこの街の魅力を・・・・





 豊富な写真を持って存分に伝える良い機会かも知れない・・・




















 先ずは沈黙の塔の上で・・・夕陽を待つ”プロフェッショナル”の姿から・・・


 沈黙の塔上で・・・夕陽を迎え撃とうとする「デューク東城」の雄姿!!






 「・・・」







 「・・・・・・」





















 そして・・・



 
 沈黙の塔の上で・・・
 夕陽をバックに・・・オーラを身に纏ったとさえ言える「プロフェッショナル・デューク東城」








 「・・・」












 「・・・・・・」











 この2枚の写真で・・・








 「このプロフェッショナルの男の魅力」は存分に伝わったことかと思う・・・











 伝えるものを間違えたような気がする・・・・

聖地マシュハド(マシュハド・イラン)

2007-09-20 22:23:40 | 2ndミッション+1 カフカス:中東
2007.09.20




 不思議の国、おとぎ世界のトルクメニスタンを抜けてマシュハドに・・・


 実を言うとイランは2回目だ。


 今回来るつもりは無かったが・・・


 トルクメニスタンのトランジットビザの条件で抜け先の国が必要になり、アゼルバイジャンに抜けることが出来なくなっているので、やむを得ないというのが現状だ・・・・


 しかし、マイナスばかりではない。


 前回訪れたときには・・・ブログにマシュハドにまつわる記事をアップしていなかったのだ。


 せっかくだから今回は・・・


 この「シーア派最大の聖地・マシュハド・・・」



 イランで最も聖なるこの地を・・・



 豊富な写真をもって存分に紹介するいい機会かも知れない・・・




 まずはハラム(広場の意味、この中にシーア派の聖人エマーム・レザーを祀る廟がある)の入口を・・・




 ちょっと分かりづらいかもしれないが、中心右の金色のドームの下にエマーム・レザーが祀られている・・・






 そしてご期待の中身はというと・・・



 










 「・・・」














 「・・・・・・・」














 写真撮影禁止・・・!!!














 ちなみに・・・




 18日にマシュハドに到着して以降・・・





 トルクメニスタンを通過した疲労からか・・・






 体調も壊して・・・






 殆どホテルで寝ていたので・・・・







 まあ今回紹介できるマシュハドは・・・







 この程度といってもいいだろう・・・






 







 面目ない・・・