おやじの言葉

とっくに天国へ行ったおふくろの言葉を思い出していると、今度は先に天国へ行ったおやじのことが思い出された。おやじの言葉を思い出そうとしたがおふくろほどすぐは浮かばない。それでも浮かんできた言葉は、人を評するときに、≪カタイ≫≪義理堅い≫否定的な意味で≪偉そうに≫≪ハデ≫《ゼイタク》だった。お袋も親父もいまだに残る言葉は人格を表すものが多い。思い出す言葉は当時の風景のように透きとおったものを感じる。あの風景と一緒にあの言葉も地上から消えたような感じがする。単に自分が年をとって思い出すものが美しく、目の前の現実がくすみ、壊れかけてるだけなら良いのだけど、と思う。

御蔭で、3度の飯は銀シャリ以上のものを喰って、何不自由無い暮らしに、極楽トンボになったのか、それは棚に上げ,バチアタリを覚悟して、この現実を

天まで届け!と大きな声で告げ口すると、

「焦るな!ゼイタク言えば切が無い、天国から見ていると、地球は、なるようになっているよ。大丈夫!」の声が地から沸くように聞こえなくもない。     そりゃーそうなんだけど‥‥

 

 

 

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