秋田児童連続殺害判決

今日、秋田地裁は被告へ無期懲役の判決を言い渡した。裁判長はその判決で、被告の(心情に汲み取るものがあり)極刑と断じるには躊躇せざるを得ないと判決理由を述べたと報道し

ていた。「躊躇」という至って人間的な感覚が判決に作用したと述べたことにほうとし、共感した。世の中、どこか殺伐とし人間的な感覚が乏しくなってきている昨今の風潮からだろう。どれだけ法や理屈を並べ立てても、人のもって生まれた良心ほど優れた感覚は無いとかねがね考えてきた。良心を守り発揮するために法や制度そして学問や権威もあるはずなのに、現実は逆転していることが多い。判決全体の文脈がどうだったかは分らないが、補足的であっても転倒しない≪人間らしい判断≫が述べられていたことに、救われた気持ちになった。

(教育行政の中枢に、この心があったら、今日のようなことにはならなかったのにとつくずく思う。) 

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