40年も前の話になるが、経済大国日本の食糧自給率は40パーセントをきっていた。世界に冠たる経済大国がなぜ自分の国で食料が賄えないのか?不思議だが実際そうだった。その当時、車や電子製品などの工業製品を高く売ってお金をもうけ食料はよそから買ってきていた。北海道の食料自給率は200パーセントだが過疎化は進み、畑は休耕地、街はシャッターの下ろしたお店があちこちにあって、人ヒトは食料自給率ほぼ0パーセントの東京などの都会へ都会へと移動していた。明らかにヒトは食べ物をよりお金を求めて移動していた。他の動物とは明らかに異なった動きだった。お金があれば食料は外国から買うからいい、その頃は皆が考えていたようだ。 外国から買ってきた食料も60パーセントは捨てていたと言うからよっぽど金持ちだった事が分る。さらに50年前、今から90年前と言う事になるが、世界に冠たる日本は戦争に敗れ国は焼け野原状態になった。都会では、道端や学校の校庭にもお芋を植え、茎まで食べたそうだ。東京等の都会からたくさんのヒトが田舎の北海道へ転居してきた。北海道の中でも、闇米(違法)を求めてお金や、反物を持って農家へ足を向けた。40年前とはヒトの動きが逆だった。時と場合によって違うかもしれないが、40年前、テレビ等ではではどこも、食文化とかシャレた言い方でグルメ番組(お笑い番組)が一杯だった。テーブルにお花のように料理が並んだ。ところで野菜や魚を外国から買ってきたり冷凍にして、美味し買ったのだろうか?今も昔も、畑を作っている人は、食べる前に畑へ言って取ってくる。魚も生きのよさが味の決め手。40年前食べたトマトやきゅうりは、姿は似て言いたが、風味はほとんど0だった。あれで、食文化?グルメ? 等と言ってたのだから昔のヒトはシャレていたね。「今は昔」の話だけど。