あの偽メール事件の永田元代議士が自殺？

永田・元民主党議員が自殺 偽メール問題で０６年辞職(共同通信) - goo ニュース 
（記事引用）
偽メール問題で２００６年に議員辞職した永田寿康・元民主党衆院議員（３９）が３日、北九州市八幡西区里中のマンションから飛び降り、同日午後７時すぎ搬送先の病院で死亡が確認された。

　福岡県警八幡西署などによると、マンション１０階と１１階の間の踊り場に、遺書のようなものが残されており、自殺とみられる。同日午後６時半ごろ、マンション駐車場に倒れているのを住人が発見し１１０番した。

　　「永田寿康」とは （gooWikipedia記事検索） 　　　　


【熟年ドラキチ】　
新年の正月早々の自殺のニュースにちょっと驚いた。
国会で大いに話題と混乱をもたらした、あの「偽メール問題」で議員を辞職した
元民主党の永田衆議院議員が、今日自殺で死んだんだって？

なんで自殺なんかしちゃったの？
え？九州の北九州市で自殺？
あの元議員は北九州選出だったかな？

と、自殺のニュースを先程、私が知った時にまず私の頭に浮かんだ事だった。

いずれにせよ、一人の人間が死んでしまったので、まずは、
永田元衆議院議員の死に対し、謹んでご冥福をお祈りいたします。

永田元衆議院議員のgooWikipedia記事検索を見て見たところ、

なんと、私と同じ愛知県名古屋市出身、そして略歴は、
　慶應義塾志木高等学校卒業
　東京大学工学部物理工学科卒業
　大蔵省入省
　カリフォルニア大学ロサンゼルス校MBA課程留学
　大蔵省退官
　平成１２年　第42回衆議院議員総選挙（千葉2区・民主党公認）当選

という風になっていて、慶応の高校、東大、そして大蔵省に入省。
その後大蔵官僚でアメリカに留学しＭＢＡ取得。
大蔵省を退官後は、若くして千葉県から立候補し、衆議院議員に当選。

見事なまでの、エリートコースを歩んだ元永田代議士。
記事検索の記事によると、千葉県から衆議院議員に立候補して当選できたのも、
資産家の親の力に拠るところも大きいとの記事。

「偽メール問題」の時の元永田代議士や、その時の民主党の代表である
前原代表の「偽メール問題」への対処は、私は非常に稚拙で、脇も詰めも甘いと
感じたものだった。　
「こんな対処しか出来ないようでは、民主党もまだまだ政権担当をするには
　相当時間が必要だなぁ」
「政治の世界、魑魅魍魎の世界でもあるのに、こんな薄弱な根拠だけで
　よくもまぁ～　あんな大見得を切った勝負が出来たものだ」
「日本の国内の情報戦で、こんなお粗末な事しかできないようでは、
　海外の国との外交では、とてもまともな交渉なんか出来るはずも無いなぁ～」
と、私は率直に「偽メール問題」の時に感じた。

永田元代議士の人生を見て見ると、大学を卒業し大蔵省に入るまでは、
世の中の人の誰もが認める、超優秀な青年。
大蔵省で仕事も数年してから、若くして衆議院議員にも当選。
ここまでは人生のステップだけ見ると順風満帆。

しかし、政治家になる時に、千葉の選挙区には資産家の親が相当の「肩入れ」を
している。（永田元衆議院議員のgooWikipedia記事検索　　参照）

自殺をして死んでしまった人の事に批判に当たるような事を言ったり書いたり
する事は憚られる日本の風習であるが、ひとたび政治家としての公人の立場に
立った人であるので、その人の生き方に対しての率直な感想を私が今書いても、
これは許されても良いであろうと私は考える。

だから、この政治家・永田寿康という人物に対しての感想として、
学力も非常に優秀であったが、政治家としては政治家として優秀であるための
プロセスを経験していない。
もっと平たく、そして解かり易く言えば、苦労知らずで、それに伴い経験も不足。
資産家の親の力が、もし無かったら千葉で当選は出来ていなかったであろう。
逆に言うと、苦労して衆議院議員の選挙に悩み・苦しみ勝ち抜いて得られる
経験から得られるものを、恵まれた環境により得る事ができなかった。

今日の自殺のニュースで私は初めて知ったのだが、議員を辞職後に親の会社に
入り九州へ。　そしてその親の会社でも長くは勤まらず、精神的にも不安定に。

学業も優秀で、環境にも恵まれた青年が、もし、政治家になるために
苦労もしたり、有権者と同じような目線を持つ事を覚えていたら
もっと違った形で、政治の世界でも活躍できた青年ではなかったかなぁ～と。

一人の有為な人材が、人間としての成長が人生のある時点で止まったような気が
しないでもない。　何か残念でもったいないような気がしてならない。


　 世の中にはイロイロな　”　オヤジ　”さんが、ブログを書いてますね～＾＾