中日から６人選考－北京オリンピック

北京オリンピック代表の最終選考の３９名が発表された。
ドラゴンズからは、川上、岩瀬、吉見、荒木、井端、和田ベンちゃん
の６選手。　怪我の森野は選考から外れた。

７月中旬にはベンチ入り２４名のメンバーが発表との事。
じゃぁ、今回のは最終選考じゃないかぁ～　と　突っ込みたいところ。

この３９名から１５名を削るのだから、今のメンバーの４０％近くは
選考から漏れるのだ。
いくら日の丸を背負って、プロ野球界も全面協力すると約束したとは言え、
私は今回の前の一次選考の時から、どうもこのやり方に何か引っかかる
ものを感じている。

選ぶほうは、より調子のいい選手を選びたいし、ペナントレースも
選ばれる為に選手個々人が頑張ってくれる事が非常に好都合だ。
だから途中に選考を設けて、なんとか選考に生き残りたいという
選手の気持ちを最大限刺激するやり方。

しかし、春の一次選考、今回の３９名の選考、そして７月中旬の
２４名の選考では、その都度選考から漏れた選手が名前も
白日の下にさらされて作り出されている。
特に７月中旬で２４名から漏れた選手は、顔では無表情を装っても
内心は納得いかないものを相当感じるであろう。

野球選手はチームに所属して団体で仕事をしているが、
一人ひとり個人業主の集まり。　自分の稼ぎは自分の努力と結果の賜物。
基本的には長期雇用が保証されているようなサラリーマンとは訳が違う。
彼ら自身は体育会系の人間社会で生きてきてるし、今までの競争勝ち抜く中で
相当プライドも高い人であろう。
でなければ、プロ野球のレギュラークラスまでにはなれていなかったと思う。

そんなタイプの人たちに、わざわざオリンピック直前の７月中旬に

”おまえは今回の選考から外すよ”というのは、いくらなんでも酷では。

選考に漏れた後、日本に残ってそのままペナントレースを戦うのだが、
メンタル面の調整は難しいと思う。
ましてオリンピック期間はテレビでも星野ＪＡＰＡＮの戦っている姿や
ニュースが野球界を間違いなく覆い尽くすから。

私の意見には反対する人のほうが多いのは覚悟だが、
やっぱり７月中旬に一発選考のほうが良いと私は思う。

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