熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

現場を知らない政治家の時代は終わりを!

2009-01-02 | 亀君の”怒っているぞぉ~”
厚労省講堂を宿泊用に開放=派遣村に300人超-元小学校も・東京(時事通信) - goo ニュース 
(記事引用)
派遣契約の打ち切りで寮を追われ、食事の支援などを求めて日比谷公園(東京都千代田区)に開設された「年越し派遣村」に集まった元派遣社員らについて、厚生労働省は2日、庁舎内の講堂を宿泊用に開放することを決めた。訪れた人々は同日、300人を超え、テント不足など収容能力を超えたため、主催者側が同省に宿泊場所の確保を要請していた。

 厚労省が開放するのは、日比谷公園前にある同省2階の講堂とトイレで、同日から5日午前9時までの予定。

 出入り口を常時開放し、暖房も用意する。隣接する中央区も元小学校の講堂の多目的施設2カ所の開放を決めた。

 派遣村は1日夜、公園内に約50張りのテントを用意し宿泊場所を提供したが、2日午後6時までに304人が集まり、宿泊希望者は274人に上った。

 宿泊能力を上回ったことから、派遣村の実行委員会は同省ロビーなどの提供を大村秀章厚労副大臣に文書で要請。大村副大臣は同日夕、舛添要一厚労相が了承したことを明らかにした上で、「緊急避難的に講堂を使ってもらうことにした」と述べた。


【熟年ドラキチ】
年末から新年にかけての政治経済の討論番組、そして「今年はどうなるか?」という
予測番組を私も数番組は見たのだが。
いずれも、今の日本の、世界の状況の酷さを再認識させるものばかり。
これは現実に起こっている事だから、そういう内容になるのも止む終えないのもあるが。

昨年11月からあたりから、世間で大きな話題になっている派遣社員の解雇問題。
契約解除とともに派遣先の寮で住んでいた人も、派遣解除で寮からも追い出されて
しまう。 それも、本人には急に1ヵ月後に派遣解除・退寮という、年越しもままならない状況が大企業への派遣労働者を中心に起こったこの社会問題。

上の時事通信の記事だけを見ると、厚生労働省も「英断」をして元派遣労働者に
暖かい手を差し伸べたように見えるが。
もちろん、この厚生労働省の講堂解放はしないより、今回みたいに5日の9時までと言う僅かな時間でもするほうが、やはり良いのに決まっている。

ただ、大晦日の深夜、厳密には年も変わった1時半からテレビ朝日でやっていた
「朝まで生テレビ」の討論を見ていた私からすれば、今、世の中で起こっている
派遣労働者の首切り、そして住居も直ぐに奪ってしまう問題は、今だけでも
3万8000人。 これはソニー、トヨタ、キャノンというような大企業だけで起こって
ニュースの報道で解かっている数字。
番組内では、今年の4月にはこの派遣労働者の首切りは 30万人になるのではとの予想も話されていた。

「朝まで生テレビ」には政治家、経済評論家といういつものメンバーに加え、
今回は実際に今の問題の渦中にいる元派遣労働者も会場に来てて、
今の状況も実際に語られていたので、番組の内容も地に足をつけた討論に
ならざるを得ない点もあった。

現場の生の声を前にしたら、政治家たちの行動や言動、普段の討論がいかに
現場から離れたところで行われている空理空論かを、思い知らされる場にも
なった。
自民党の大村副大臣は、年金問題の時もそうだったが、この派遣労働の問題でも
同じで、まったく現場の事や労働者の事を考えているようには思えない。
いつも、厚生労働省の官僚役人の代弁者。
今までは、それでよかったかもしれないが今回は実際に番組に、職を失った
派遣労働者が来ており、いかに現場の事を知らない大村副大臣という印象を
深くする番組だった。

1998年と2004年の派遣労働者に関する法律の改正が、今回の不況で
いとも簡単に大企業が派遣労働者の契約を解除している。
番組内では2004年の法改正・製造業にも派遣労働者を認める改正は、
間違いであったと出演政治家の殆どが認めていた。

政治家の間違いは、今回のように社会に深く大きな問題をもたらす。
人間だから完全無欠は有り得ないにしても、間違いだとわかったら、
自分の党の党利党略ばかりにとらわれずに、国民のために過去の過ちを認め、
正しいと思われる方向に直ぐに動いてもらいたいものだ。

番組内でも紹介されていたが、大分のキャノンで派遣労働者の打ち切りをする
一方で、 同時に期間労働者の募集をキャノンは行っている。
そんな馬鹿な事が何故?

実はこれにはカラクリがあり、派遣労働者が同じ会社に3年間以上派遣されていると
派遣会社は労働者に「正規社員になりませんか?」という打診をしなくちゃいけない
現在の制度。
だから派遣先の企業は、派遣された派遣労働者を3年になる前に派遣労働解除を
するということであるらしい。

だから大分のキャノン今回のように2年から3年未満の人の派遣労働者を解除して
同時に新たに「期間労働者」の採用を行っていると言う馬鹿げたことが
起こっている。

年末に麻生総理はハローワークに行って、トンチンカンな事を職を求めている人に
言って話題になっていたが、そんなパフォーマンスばかりで事足れりという国民無視
の政治がいまだ脈々と行われている日本の政治。

世の中はこの100年の一度という経済危機で、全国各地で失業者や住むところも
失って寒い冬の年越しに悩んでいる人が3万8千人も出現しても、
暮れの総理公邸では麻生総理と閣僚が、恒例の忘年会に興じていたとの事。

本当に政治家という仕事の内容と、責任を自覚しているのだろうか?

党利党略や、政局ばかり気にしている政治家達の行動は、本当に2008年までで
終わりにしてもらいたい。 
国民のために本当に政治の仕事をする政治家が、勇気を持って現れてきたら
その人がたとえ「永田町の論理」から見たら経験不足でも、
国民は支持する時代がもう来ているのではないかなぁ。

ここ2年の世論調査を見ていると、明らかに過去の政治手法では、
もう国民を騙す事はできないという事を証明しつつあるように私には見えるのだが。



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