熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

どこまでも「統制」で乗り切ろうとする中国。 真の民主化には程遠いなぁ

2009-06-10 | 亀君の”怒っているぞぉ~”
今やインターネットの世界的普及もあり、情報の国際化、それも即時に
世界中で同じ情報を見たり聴いたりする事が出来る時代。

科学技術が進歩して、その恩恵を当然受けている中国であるのに、
どうも国民の健全な民主化だけは、彼らにとって相当に困るものみたいだ。
若者の有害サイトへのアクセスを遮断する為に?
だから、これから販売される全てのPCに専用の検閲ソフトの組み込みの制度化?

こんな「子供騙し」みたいな大義名分で、平気で事を進めてしまう事が出来るのが
中国の「凄さ」(注: 素晴らしいという意味の凄さではなく、 物凄く危険という
意味を含んだ凄さ)だなぁ~。


有害サイト、検閲ソフトで対策強化=体制批判押さえ込みも狙いか-中国(時事通信) - goo ニュース
(記事引用)
【北京9日時事】中国工業・情報化省は9日までに、インターネット上の有害サイトへのアクセスを遮断するため、7月以降に国内で販売されるパソコン(PC)を対象に、専用の検閲ソフトウエアを組み込むよう、国内外のPCメーカーに指示した。ただ、日系メーカーにはまだ、正式な通知は来ていないもようだ。

 同省の通達などによると、導入を指示されたのは、中国のシステム会社が青少年の健全な育成を目的に開発した検閲ソフト「グリーン・ダム」。中国政府の検閲システムと連動して最新の有害サイト情報を取り込み、アクセスを遮断する仕組みで、「不健全な言葉や画像・映像」の閲覧を効率的に制限できるという。

 通達は同ソフトの搭載指示について「青少年の健全な成長を保護するのが狙い」としている。一方で、当局は市民の不満が体制批判に結び付かないよう、特にネット世論を重視し、情報統制を強めている。中国では今後、PCの爆発的な普及が見込まれることから、体制批判の広がりを効率的に押さえ込む新たな手段として打ち出した可能性がある。



【熟年ドラキチ】
このような措置が、北京オリンピック開催時の時や、先週の6月4日の天安門事件
が20年前に起こった日の辺りに、海外メディアやマスコミに対し自由な報道を
何も規制する事が無かったら、まだ額面どおりに受取れるが。

今でも、報道の規制や言論の自由が完全に保障されているとは言い難い中国。
その中国が今度は、これから販売される全てのPCに「検閲ソフト」の義務化。

中国国内には、中国共産党の1党独裁による国内政治の「ほころび」が
海外メディアには規制を掛けているから報道されていないだけで、
農村部を中心に、それこそ至る所で毎日のように「頻発」しているのは周知の事実。

党幹部や官僚・役人の不正や賄賂、農村部での農民の抗議活動。
経済発展が目覚しく、GDPも世界第2位までの地位を確保しつつある中国としては
自国内のこのような「ドタバタ」は外の国に向かって、どうしても隠しておきたいというのも、解らないでもない。

まぁ~ 私達の卑近な例で言えば、自分の家庭内の「揉め事」や「事情」を
広く世間一般には知られたくないというのと、本質的には似ているであろうが。(苦笑)

しかし、言論の自由や健全な民主的社会というのは、科学技術が時代と共に
進歩発展すると同じように、 私たち人間社会の進歩発展の状態でもあると思う。
中国も早く民主的な人権の尊重、そして言論の自由というものを国全体で
認めないと、 今のままでは経済発展はして行くものの、いずれ中国共産党の
1党独裁体制というのは維持できなくなるのではと、私はそんな予感がする。

生きているのは人間、 やはり人間の良心や良識、そして本能・本性に
素直でないと長続きはしないと思う。
日本でも第二次大戦の戦時下での言論統制で、いかに理不尽な国民生活を
強いられたかという経験がある。
私はもちろん戦争を知らない世代であるが、言論統制が引き起こす「非民主的
社会の形成」は権力者達に都合の良い社会であるだけである、という事は
常識のように知っている。

私が読んでいるメルマガに、こんな記事が。 (宮崎正弘のメルマガ)

【引用記事】
中国ネットに女義賊が登場
 共産党員の腐敗と荒淫に抵抗したヒロイン
****************************************
 
 いささか旧聞だが、その事件は5月10日夜におきた。

 中国湖北省巴東県政府の幹部3人が、地元の「雄風賓館」でカラオケを楽しみ、飲んだ勢いか女性従業員の!)玉嬌に「性的サービスをするよう」要求した。
 ところが拒否されたため三人は集団で強姦し、!)玉嬌が強く抵抗、所持していたナイフで、主犯格を殺害し、もう一人の幹部に怪我を負わせた。

殺害後、自ら警察に通報し自首。警察は彼女を逮捕して精神病院に収監した。ここまではよくある話、中国では日常茶飯、たいがいは泣き寝入りである。
 ネット時代、共産党末端の横暴は民衆から意外な手段での報復を受ける。

 地元警察は精神病院に収監されていた!)玉嬌に暴行を加え、虐待したほか、!)玉嬌の母親を脅して、「死者(!)貴大)の精液が付着した彼女の下着を処分せよ」と命じた。さらに、無料弁護を申し出た弁護士の解任を強要した。

 あまりの横暴を見かねた匿名氏がネットに書き込みを始める。
 するとあっという間に中国いたるところに伝わった。共産党の情報操作の網の目をくぐることがあるのだ。

 およそ二億人の署名が二週間であつまり、なんと殺人犯の!)玉嬌を支援した。彼女は一躍、ネット上のヒロインになった。彼女をモデルの「巴東烈女伝」がネット網に流れると熱狂的に読まれ、若い男性を中心としたファン・クラブも登場した。
 それらの多くは!)玉嬌を早く釈放するよう当局に要請した。


 ▲民衆の抗議がネット空間でなされ、それが成功した異様なケース

 北京言語大学日学文研究所の高旭東所長が代理弁護を要求したおりの手紙も公開された。
 高は次のように言った。
 「孟子曰く「富貴も淫する能わず、貧賎も移す能わず、威武も屈するあたわず、これ大丈夫という(富貴でも不正をせず、貧しくても卑屈になることなく、威勢な武力に屈することはない。これは立派な行いである。!)玉嬌さんの行為は中華民族の精神である。事件を歪曲報道する新華社は真実を語れ)」。

 結果、当局は!)玉嬌さんを殺人罪で起訴しようと準備したが、世論の高まりの前に、書類送検だけにとどめた。
 こうしてインターネット世論が独裁政権の脅威となった。

 これまでの暴動やデモは農地を収奪された農民が政府ビルに詰めかけ、投石し、建物を破壊し、パトカーを燃やすなど群衆行動が多かったが、近年は共産党幹部の不正や腐敗を批判する行動が目立つようになりつつある。
インターネット普及以後の新現象である。          【記事引用 終わり】


こんな酷い事件を起こしておいて、それを闇の中で処理しようとした官僚役人さん
たち。 今までもこのようにやって来たのだろうが、今回は彼らにとって
「とんでもない事」になった。
まさか自分達(官僚役人)のやった事が、バレてそして罪に罰せられるように
なるとは。 

時代が変わっていることに気が付いていない官僚役人さんたち。


まぁ~ こんなに酷い事までは日本では起こっていないと私と信じたいが、
日本でも同じような事が今でも有ると思う。
最近の例では、菅家さんの冤罪事件。
更には、インターネットの普及発展のこの社会への認識の足りなさは今の
政治家・官僚役人にも見受けられる。
未だに政府や官僚役人がやっていることは、
国民には余り知らせずに、色んな事をやってしまう!という彼らの運営姿勢。

しかし、ここ10年くらいのインターネットの普及発達という事を未だに認識指定
していないのか、 色んなことが「次々と世間の耳目を集めている」という事を
認識していない。
だから「百年に一度の経済危機」というキャッチフレーズだけを、殊更に大げさに
言って、そのドサクサで14兆円もの「補正予算」に旧態依然の省庁や役所の
無駄使い予算を、ここぞとばかりに平気で入れ込んでしまうやり方。
もうテレビやネットで、国立マンが博物館を117億円も平気で予算化してしまう
無駄使いも白日の下になっているのにね。

自民党の若手議員も衆議院選挙が近いから、毎度おなじみの「パフォーマンス」
で、この国立マンが喫茶はおかしいと、昨日もテレビでやっていたが、
本当にそう思うなら、この予算を国会で可決するのに反対するなり、
修正するのが、彼らの仕事なのにね。

未だにこんな茶番的なパフォーマンスをしている自民党議員も、
国民を舐めていると思う。

インターネットという時代の優れた通信機器・環境も、言ってみれば「両刃の剣」。
最高時速を出せる車も、運転者次第で優れた車にも、走る凶器にもなる。

インターネットの出現は、旧来の政治家や官僚役人にも脅威になるが、
使う私達も、今まで以上に良識を持って、使っていかないといけない時代
になってきたと私は考える。
これからは多くの情報の中で、冷静に、そして良識をもって自分で考える事が
要求される時代でもあると思う。


中国、性的サービス迫る役人殺害 女性従業員に同情論高まる(共同通信) - goo ニュース



にほんブログ村 オヤジ日記ブログ ちょい悪オヤジへ  世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^ 


最新の画像もっと見る

post a comment